概要
【完結】祖国を失った王子は、仲間と共に旅に出る。──武器は、信頼に宿る
アデリシア王国の第一王子・弦義(つるぎ)は、ある日初めて処刑戦を観戦する。
処刑戦とは、大罪を犯した罪人を裁くための公式の殺し合いだ。
その処刑戦で罪人の相手を務めるのは、弦義と同年代の青年・那由他(なゆた)。
弦義は那由他と友人になりたいと考え、たった一人で彼に会いに行く。
これは二人の出逢いから始まる、絶望から希望へと繋ぐ物語。
処刑戦とは、大罪を犯した罪人を裁くための公式の殺し合いだ。
その処刑戦で罪人の相手を務めるのは、弦義と同年代の青年・那由他(なゆた)。
弦義は那由他と友人になりたいと考え、たった一人で彼に会いに行く。
これは二人の出逢いから始まる、絶望から希望へと繋ぐ物語。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!人としての優しさ、絆の大切さを教えてくれる物語
緑あふれる豊かな国、アデリシア王国。華やかなその裏で行われる重罪人を裁き死へと誘う『処刑戦』。コロシアムに観客を入れ、まるでショーのように行われるこの処刑を執行する青年とそれを見る王子。
絶対に出会うことがないはずの二人が出会ったとき、過酷で優しい物語が始まる。
この物語の魅力は何だと聞かれれば、かつて王子であった主人公の弦義が、家族も国も全てを失った絶望的状況においても尚、失わない人としての優しさと、素直さを持っていること。そして、その人柄に多くの人が惹かれていく過程だと答えます。
その魅力によって、序盤は辛く苦しい状況から必死に掴んだ微かに灯る希望の光が徐々に大きく、そして増えていく…続きを読む