2人で下校
本日二話目です。
後書きにお知らせがあります。
―――――――――
部活や放課後の暇潰しについて考えながら教室へと戻る。
教室に着いて中を入るが誰も居なかった。
時計を見るとちょうど6時を指している。
「わっ」
突然後ろから肩を掴まれる。
「うおっ……夏奈さんか。びっくりしたよ」
「お待たせしてすみません。帰る用意が出来次第帰りましょうか」
俺たちは教室の中へ入り帰る用意を済ませる。
窓から外を見ると部活終わりの人達なのだろうか。
集団で下校している人がとても多い。
何人かは校門前で車に乗って居るが。やっぱりお嬢様学校んだなぁって感じる……
そんなことを考えているうちに2人とも用意を済ませたので下校する。
「夏奈さん。委員会って何してるの?」
委員会としか聞いていなくて何をしているのか気になっていたのだ。
「今日は校内での問題や、今学期の目標なんかを決めていました。ほかの学校だと生徒会って呼ばれる事が多いと聞きます」
委員会って言ってたけど生徒会なのか。
……めっちゃ権力ある人なのでは。
「特にある転校生に関しての話題が多かったですね」
俺の顔を見ながら言ってくる。
まぁ、そりゃ議題にもなるよな……
だって唯一の男子だし初めてらしいし。
「まぁ、会長は先生に何か言われてたのか何も問題を起こさなければ不干渉でいいって言ってました。なので何も気にせず普通の学園生活送って大丈夫だと思いますよ」
先生というか理事長が言ってくれたのかな。
「ありがとう。わざわざ伝えてくれて」
「い、いえ。当然です。私がこの学校に連れてきたんですし」
「でも、ありがとう。今のところ楽しくやれそうで安心した」
生徒会とか先生達から行動を制限されてもおかしくないなんて思ってたから。
「ところで放課後何してたんですか?1時間半もの時間暇だったと思うんですが……」
「園芸部の雑草抜き手伝ってたんだ。たまたま喋ったことあった人が居て」
お昼休みのことを忘れてくれてるみたいだからこのままこの話題で……
「そうなんですか……やっぱり雪奈さんは女の子と仲良くなるの早いですね!」
ふん!と言ってそっぽを向く。
え?なんで……不機嫌に……
というかこんな感じ最近めっちゃ感じるんだが?!
俺って知らない内に誰かを不機嫌にさせることしちゃってるのかなぁ。
「もう。分かってなさそうです……」
「え……何が?夏奈さん教えて?」
「自分で気付いてください!!」
そう言って夏奈さんは少し早歩きになる。
「あっ。ちょっと待って!」
一応護衛ってことだし離れちゃダメだから!
自分でも忘れかけていた設定を思い出し急いで追いかける。
ほんと、何でなのかなぁ。先輩と違ってからかってるとかじゃないだろうし……
―――――――――――――
この度、ある企画に参加させて頂き、イラストを頂きました!!
あの温泉で水着姿の夏奈さんです!!
近況ノートに載せてありますので皆様良ければ見に行ってください!!
→https://kakuyomu.jp/users/huukaki_/news/16816700428848437762
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