どこかレトロなダンジョンで、取り込まれた家族が現実の常識に振り回される 黒羽カラス
木崎慶太(13)は小学五年生の時の交通事故で植物状態に陥った。
三年が経過しても回復の兆しは見えない。が、家族は諦めていない。
ほんわかした木崎冨子(41)は母親として身の回りの世話をする。
家の事情をそれとなく語り、帰っていく日々を送っていた。
長女の木崎茜(16)は気が向いた時に訪れ、弟の目覚めを促した。
父親の木崎直道(43)は頑迷な自身を振り返って反省の弁を述べる。
三人の心配を他所に慶太は眠り続けた。
やがて三人の家族は何の前触れもなく、ダンジョンに取り込まれる。
ぎくしゃくする関係ながらも協力してダンジョン突破を目指す。
少し緩いダンジョンの意味とは。最奥に待ち受けるものとは。
ちょっぴり懐かしさを伴う冒険が、騒々しくも始まるのだった。
目次
完結済 全39話
更新
- 家族の想い
- ダンジョンへの誘い
- 第二階層 無限の道程
- 第三階層 全員、踊り子
- 第四階層 デストラップ
- 第五階層 チュトリア
- 第六階層 ピンクの悪魔
- 第七階層 白く煙る先に
- 第八階層 勇気が試される
- 第九階層 知恵の間
- 第十階層 兆し
- 第十一階層 逃げ回る
- 第十二階層 名もなき歓楽街
- 第十三階層 十字路の恐怖
- 第十四階層 肉体強化
- 第十五階層 暗黒に呑まれる
- 第十六階層 激走
- 第十七階層 浮き沈み
- 第十八階層 大海原
- 第十九階層 宝物庫
- 第二十階層 銀閃フォックス
- 第二十一階層 魔人の岩窟
- 第二十二階層 初めての装備品
- 第二十三階層 地上へ
- 第二十四階層 精神攻撃
- 第二十五階層 微妙な試練
- 第???階層 小部屋
- 第二十六階層 宝箱が導く
- 第二十七階層 揺れる
- 第二十八階層 交錯する迷路
- 第二十九階層 見えないダンジョン
- 第三十階層 真実の間
- 第三十一階層 十字路と銀のコイン
- 第三十二階層 ありがち
- 第三十三階層 竹林の中の記憶
- 第三十四階層 魔王
- 第三十五階層 小柄な支配者(1)
- 第三十五階層 小柄な支配者(2)
- これからも
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