Vincit qui se vincit

人工雪が降り注ぐ神国・ジュヴァン。『女神』が住まう白亜の都で謀に耽る男が一人。「ちょっと人殺したいの。手伝って」──大犯罪の下準備。断頭台へ続く遍歴が始まった。決して交わらない悪（ぼく）と正義（きみ）。その手を取れない孤独な旅。

他人を信じない、助けない、恋をしない。
とても英雄体質ではない少年が、ゆくゆくは世界を救うことになる長編ファンタジーです。話のしかけ上、純文学風の語りを多めにしていますが、ラノベ的なノリもちらほら……各話最大2000字前後を心がけているので気軽に読めます！多分。よろしくお願い致します！