概要
かくて魔術師は謎を紐解く。嘘が嘘であるために、他ならぬ真実のために。
魔術師。その肩書きを持つ者は現代にも存在していた――。
人知れずひそむ、異常現象を振り撒く書物・魔導書から人々を守る魔導書管理局。そこに勤務する魔術師――花菱エリはある日、差出人不明の手紙を手にする。
内容は、とある魔術師の【遺産】相続へと誘うもの。
時を同じくして広がる、女魔術師“レイラ・コルテンティア”の訃報。
目的不明の謎の手紙、突如催される相続人選考会、コルテンティアを名乗る娘。
様々な権謀術数渦巻く中、花菱エリは絡み合う謎を解くことが出来るのか?
サバサバ系女主人公を軸に展開する、主成分謎解き・下味恋愛要素・戦闘シーン入りなローファンタジーミステリ。
※残酷描写は念のために設定しております。
※暴力描写は戦闘シーンがあるため設定しております。
©︎ 2020 蟬時雨あさぎ
人知れずひそむ、異常現象を振り撒く書物・魔導書から人々を守る魔導書管理局。そこに勤務する魔術師――花菱エリはある日、差出人不明の手紙を手にする。
内容は、とある魔術師の【遺産】相続へと誘うもの。
時を同じくして広がる、女魔術師“レイラ・コルテンティア”の訃報。
目的不明の謎の手紙、突如催される相続人選考会、コルテンティアを名乗る娘。
様々な権謀術数渦巻く中、花菱エリは絡み合う謎を解くことが出来るのか?
サバサバ系女主人公を軸に展開する、主成分謎解き・下味恋愛要素・戦闘シーン入りなローファンタジーミステリ。
※残酷描写は念のために設定しております。
※暴力描写は戦闘シーンがあるため設定しております。
©︎ 2020 蟬時雨あさぎ
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!綿密に練り上げられた魔術の世界へ、ようこそ
細部まで練りに練られた世界観に、ただただ圧倒されます。
ファンタジーなんだけれど、遺産相続の話も絡み合っていてミステリーな部分もある。キャラの魅力や醸し出す雰囲気を出すのがとても上手で、4-2のエピソードなんかは読みながら私まで息詰まるほどでした。
呪文詠唱や魔法などファンタジー要素もきちんとありますが、どちらかというとスタイリッシュな頭脳戦……のような印象。バトルがとにかく格好いい。
魔術界における三大派閥「自然主義」、「精霊主義」、「視象主義」など、この世界の独特な設定も多々出て来ますが、その都度きちんと説明がされているので混乱することはないでしょう。この世界観の練り上げも素晴らしい…続きを読む - ★★★ Excellent!!!謎多き手紙に隠された、深謀遠慮の策を解け。遺産を巡る魔術ミステリー。
現代に息づく魔術と、魔力の宿った書物・魔導書を扱う「魔導書管理局」の魔術師たちが、遺産をめぐる謎へと挑む現代ファンタジー。
主人公の花菱エリは、魔導書管理局に勤務する魔術師の一人。彼女の元にある日、差出人不明の手紙が届きます。それは、とある魔術師の遺した【コルテンティアの遺産】の相続人候補として、あなたが選ばれました――という内容でした。
魔導書管理局の局員として看過できない事情に動かされ、彼女は同じく「相続人候補」として選ばれた「魔術司書イズミ・カーティス」と一緒に、候補者の一人である「故人の娘セレーナ・コルテンティア」を護衛することになります。
予想に違わず、三人が選定会の行わ…続きを読む