第25話 ナチュナルにイチャついてます
「花蓮さん!言われた通りに2人用の浮き輪を借りてきたよ!でも、1人用のじゃなくていいの?」
「ありがとう!幸也君と一緒に浮かびたいなと思ったんだけどダメかな?」
ー上目遣いで聞いてくるとか可愛すぎて反則だよー
「いいよ!じゃあ流れるプールにでも行って2人でプカプカ浮きながら話してよっか」
「うん!」
「幸也君は私が食生活を管理してからいい感じの筋肉がついてきたね!」
「食生活に関しては助かるけど筋肉はついてきてるのかな?」
「絶対についてきてるよ!だってこんなに綺麗なシックスパックを見たことないし、ねぇねぇ腕にムッ!って力入れてよ!」
ームッ!とか可愛すぎかよー
「ムッ!とか可愛すぎかよ」
「えっ?」
「おっと何でもないよ。力を入れればいいんだね?フッ」
「やっぱり力コブができてるよ!絶対に筋肉ついてきてるよ!」
「そうかな?そうだといいね」
ざわざわざわざわざわ
「なんかさっきから妙に周りがザワザワしてるけど花蓮さんはこのままでいいの?」
「私達には関係ないことだと思うからいいよ!それよりもさ、あのっ……」
「どうしたの?」
「今度の夏祭り一緒に行きませんか?」
「えっ?俺なんかでいいの?女子の友達と行かなくてもいいの?」
「もうっ!俺なんかとか言わないでよ!私は幸也君と一緒に夏祭りに行きたいんです!」
「じゃあ一緒に行こうか」
「今から楽しみです♪」
「その代わりと言っちゃあなんだけどさ……」
「どうしたの?」
「8月の最初の週から4日間ぐらい帰省するつもりなんだけどさ以前に親と連絡をとっていた時に食生活を聞かれて平気だと言ったら『ありえない』なんて言われちゃってさ彼女でもできたのかなんていうカマに引っかかって親切にしてくれる隣に住んでる同級生の女子と食べてるってゲロっちゃったんだ。そしたら、今度の帰省の時にもし来れたらでいいけど一緒に来て欲しいって言われちゃったんだ。なんかお礼がどうのこうのって。だから来てくれないかな?」
「えっ!?」
ボフッ
「やっぱり迷惑だよね?ごめん気にしないで」
「私が幸也君の家族に招待されているの?迷惑じゃなければついて行ってもいいかな?」
「ほんとに?ありがとう!また近くなったら言うね!」
「うん!でもなんか緊張しちゃうな」
「うちの親がすみません。でも周りの人も子供の俺から見ても、親は面白いし優しいって感じだからそんなに緊張しないで平気だよ。そんなことより今はプール楽しもっ!」
「そ、そうだね。楽しまなきゃ損だもね!」
「なぁ莉緒、周りが騒いでた理由はやっぱりこの2人が原因っぽいぞ」
「徹もそう思ったんだね。あたしも思った!」
「あれ?徹に莉緒さんどうしたの?しかも騒がれてる理由が俺達2人だなんて、花蓮さんが可愛いから騒がれてるものだと思うよ?」
「ちょっ、いきなり可愛いなんて言わないでよ幸也君(//∇//)」
「なぁ、ナチュナルにイチャついてるように見えるのは俺の気のせいか?」
「いや、あたしの目に見えてるから徹の目はおかしくないよ」
「2人とも呼び捨てになったんだ」
「言われてみるとそうだね」
「「あやしい」」
「声を揃えて言うな!!ただ友達だからってことで呼び捨てに変わっただけだろ。それに俺達が来た理由は流れるプールでイチャつくカップルの浮き輪の乗り方がいいって騒がれてたから見に来ただけだ!」
「「誤魔化した」」
「誤魔化してねぇぇぇぇぇぇ!!」
「それで徹、流れるプールでイチャつくカップルを見つけたの?俺達はそんなカップル見なかったよね?」
「見てないよ〜」
「あ〜現在進行形で今見てるわ!俺の目の前にいる男女2人のことだよ!!」
「「えっ?俺(私)達のことだったの??」」
「そうだよ!!2人の座り方がカップルにはいいそうで周りを見てみろ!次々とカップルが真似していくから浮き輪の貸し出し所では2人用の浮き輪がなくなり、プールでは独り身の奴らが悔しそうに流れるプールから上がってるんだよ!」
「あ〜だから周りが浮き輪でイチャついてるカップルが増えたのか」
「少し早いけど、みんなで集まったことだし浮き輪の貸し出し所でビーチボール借りてきたからこれで閉園時間間際まで遊ぼうぜ!そのあと、ファミレスとかで夕飯でどうだ?」
「「「賛成!!!」」」
ビーチバレーはすごく楽しかった。みんなでボールを繋げたり、2vs2をしたりとすごく盛り上がった。でもそれよりも花蓮さんの胸がボールを上げるたんびにぶるんぶるん揺れて今にもこぼれ落ちそうでエロかったことは内緒にして目に焼き付けておこう。
俺達と遊んでいるにもかかわらず花蓮さんにナンパしようとしてきた奴らは思いっきりにらめつけてたら徹にチョップされた。解せぬ。
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皆さん、お久しぶりです。
約1ヶ月も更新が遅くなってしまい申し訳ございません。
学業や部活動、もう一作品の更新等で忙しかったということプラス、学生にとって大嫌いな試験がありななかなか更新が出来なかったです。ってこれは言い訳に過ぎませんねw
これからは空き時間をうまく使いながら作品を更新できるように頑張りたいと思いますのでよろしくお願いします。
面白かったり早く続きが読みたいと思ってくださったら作品のフォロー、いいね!や☆、レビューをしてくださったら嬉しいです。
誤字訂正等もありましたら教えていただけるとありがたいです。
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