閑幕 花蓮の日記帳①
時は少し遡る。
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私は、ナンパから助けてくれた幸也君と友達になることに成功した。ここからの進展を期待したいなぁ。
「ねぇ花蓮って幸也君のこと気になってるよね?」
「えっ!?莉緒?なんでそれを!?」
「そんなの見ててわかるよ。ねぇ幸也君ともっと仲良くなりたいとか思わない?」
「なれるならなりたいけど…」
「ならさ、強引にでもいいから助けてくれたお礼をするって言えばいいんだよ。そうすれば花蓮は美少女なんだから男は誰でも断りづらくなるから」
「そういうものかな?でも頑張ってみる」
その後、私達は計画を練っていると少しめんどくさそうな男子生徒二人に絡まれた。連絡先を聞かれたが下心丸出しな人とは交換したくはありません。
丁重にお断りをし、私は幸也君に話を持ちかけた。
結果は大成功!しかもこの後から一緒にファミレスに行けることにもなった!
私は嬉しすぎて教室内なのにも関わらず連絡先を教えた。するとさっき断った二人から幸也君は色々と言われバスケの勝負を持ちかけられていた。そして気がついたときにはすでにコートに到着していた。
ーすごく申し訳ないなぁー
最初は幸也君チームは点数を取らず、佐川君チームの一方的な試合になっていた。
ーあ〜あ、あの二人と遊ぶことになっちゃうのかな?ー
「二人とも諦めるなー」
ーそうだ。まだ試合は終わってない。諦めたらそこで試合終了っていうじゃん。応援してあげないと!ー
すると幸也君のプレーがみるみる変わっていく。しかもビックリ。神奈川県2位のチームのキャプテンでありU15に選ばれていたことが発覚したのだ。
ーこれは後で詳しく聞きたいなー
隣を見ると莉緒も同じことを考えていたらしい。二人で目配せをした。
そして幸也君のカッコいいプレーで逆転勝利を収めた。
二人は戻ってきたが幸也君が倒れてしまう。
ーえっ!?どうしたんだろう。どうすればー
私は少しパニックになってしまった。
少ししたら幸也君がなんとか目覚めたので安心し、私達はファミレスへ向かう。
その時に詳しいことは聞こう。
私は恥ずかしながら泣いてしまった。それは幸也君が思っていたことがとても悲しいことだったからです。
ーまさかトラウマがあったのにも関わらず私と莉緒のために頑張ってくれてたなんて嬉しい以上のことを思いつきませんー
そんなことを考えながら私達はいろいろな話をしながら盛り上がっていた。
時間も遅いことで解散することになった。ここでもビックリ。私と幸也君は部屋が隣同士だったのだ。そして私は嬉しさのあまりに暴走してしまった。明日、お礼として手料理を振る舞うと言ってしまったのだ。その日の夜は緊張しすぎてなかなか眠れませんでした。
次の日となり、手料理を振る舞う為の買い出しをしようと思っていたら知らない男子生徒に声をかけられ校舎裏で告白された。正直、この後の予定があったからいい迷惑だと少し思ってしまった。そして恥ずかしいことに幸也君に見られてしまった。
付き合うのかと聞かれたが私は幸也君以外とは付き合うつもりはありません。
その後は、二人で買い物をし、幸也君のお家にお邪魔した。
幸也君はすごく美味しそうに食べてくれたからホッとした。
そして私はまたまた暴走してしまった。幸也君が『明日からも食べたい』発言に一人では寂しいのでというようなことを言い、これからも一緒に食べることになった。
すごく恥ずかしかったが幸也君とこれからも関わりを持てることに私、ナイス!と思った。
これからも幸也君と楽しく過ごせたら嬉しいなぁ。
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ここで花蓮さんは幸也に好意を持っていることが発覚いたしました。無事にこの恋が実るといいですね。
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