第24話 市民プールに女神が降り立っている

「みんなは最初に何したい?」


「ん〜。俺は花蓮さんに合わせるわ」

「あたしも!」

「えっ!?私が決めてもいいのかな渡辺君?」

「みんながいいって言ってるからいいと思うぞ!俺も橋本さんに任せる」

「じゃあ、ウォータースライダーを最初に乗りたいかな」

「じゃあ並ぼっか」



ウォータースライダーの順番待ち中にふと思い出す。


「アクシデントがあったからその時に言えなかったけど花蓮さんの水着姿すごく似合ってるよ!莉緒さんもね」

「クソッ、幸也に先を言われたか〜」


「「ありがとう(//∇//)」」


ここで読者の皆様に二人の水着姿を教えて差し上げましょう。


まず、莉緒さんからだ。少し小柄だがスラッとした体型がよくわかるビキニを着ており、柄は莉緒さんにピッタリな明るいオレンジ色の花柄である。

あっ、顔を赤くした徹がさりげなく自分のラッシュガードを渡している。同じく顔を赤くした莉緒さんが受け取る。これは脈アリか?


次に花蓮さんだ。これはヤバイ。市民プールに女神が降り立っている。

上下白であり、莉緒さんと同じく花柄のビキニである。だが、莉緒さんとは違う点が二つある。一つ目は、腰に赤色のパレオを身につけていることだ。これにより、花蓮さんがさらに可愛く見える。そして二つ目。これは圧倒的に違う。そう、すごいのだ。えっ?何がすごいのかって?女子高生とは思えぬ適度な大きさに実った物が二つあるのだ。これにより、花蓮さんは可愛いにプラスされ、エロいと言うことだ。

今は全ての人に『変態っ!』って罵られてもいい。だから一つ言わせてくれ。


ー花蓮さん、エロ可愛いっすー


「花蓮さん!俺ので良ければこのラッシュガード来てくれない?」

「えっ?幸也君どうして?」


まさかの自分の姿がすごく可愛いと思っていないのだろうか。

俺はあっちでお互いの顔を赤くしている二人に恥ずかしいから聞かれたくないため、花蓮さんを手招きした。そして耳元で


「花蓮さんが可愛すぎる。この姿を知らない人には見て欲しくないから」


ボッッッ(//∇//)


花蓮さんの顔が急激に赤くなる。


「きゅ、急に恥ずかしくなるようなことを言わないでよ!でも、貸してくれてありがとう!」


「「やっぱり怪しい」」


おいっ、こらソコ!さっきまで一緒になって顔を赤くしてたうえに、発言まで重なるとかもうくっつけよ!!




「あっ!みんな見て!あそこに『』って書かれてるよ。どうする?」



ここで二つの組が考える。


♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢

「ねぇ莉緒さん。俺から見たら幸也と橋本さんって仲が良すぎない?ひょっとして二人ともお互いのことが好きなのかな?」

「あたしもそう思った。じゃあやることはただ一つだね」


「「幸也(君)と橋本さん(花蓮)に一緒に滑ってもらおう!!」」

♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢

♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎

「ねぇ花蓮さん。俺から見たら徹と莉緒さんって仲が良すぎない?さっきも顔を赤くしてたし。ひょっとして二人ともお互いのことが好きなのかな?」

「私もそう思う。じゃあやることは一つしかないよね」


「「徹(渡辺君)と莉緒さん(莉緒)に一緒に滑ってもらおう!!」

♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎


「「「「俺達(私達)〈あたし達〉が一緒に滑るよ!!!!」」」」



『それでは、そちらの男性の方が前に座りますか?それとも後ろに座りますか?』


順番が回ってきて徹と莉緒さんが先に滑ることになったが座る位置のことを考えてなかったみたいだ。

なぜなら二人揃ってどうしようってあたふたしてるからだ。


「じゃあ俺が後ろに座りますか」


『それではしっかりと浮き輪を掴みながら楽しんでくださいね〜』



「花蓮さん。座る位置どうする?」

「私は前に乗りたいかな」

「了解」



『それでは、そちらの男性の方が前に座りますか?それとも後ろに座りますか?』


「後ろに乗ります」


『それではしっかりと浮き輪を掴みながら楽しんでくださいね〜』



「幸也君!私のことを捕まえておいてね!」


ズッキュゥゥゥゥン




あの発言により正直ウォータースライダーを楽しく滑った記憶がない。めちゃくちゃ恥ずかしかったからだ。

俺達は昼食を先に食べることにした。


「食った後はウォータースライダーを滑ったペアで少し遊ばないか?ここが17時までで、今が11時30分。15時になったらここ集合とかでどうだ?」


「徹君、ナイスアイデア!」

「それいいですね」

「俺も徹の提案でいいぞ」


「じゃあ食ったらひとまず解散だな」







「花蓮さん。二人になったけど何する?」

「バスの中でも話してた流れるプールに浮き輪で二人仲良く浮くのはどうかな?」

「それだっ!じゃあ浮き輪を借りに行くか!」

「うん」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

こんにちは。春幸 夜空です!

最近は急激に気温が低下したりと体調を崩しやすい時期ですが大丈夫でしょうか?

自分は恥ずかしながら風邪をひいてしまいました泣



今回はウォータースライダー編を書いてみました。いやぁ〜自分も女子とプールに行ってウォータースライダーを一緒に滑りたかったw


そして今回から徹と莉緒さんの関係が…

ん?幸也と花蓮さんは?って?

作者から思うことは早くコイツらくっつけよ!リア充が!って感じですね。


※プール編の後は夏祭りや帰省編があるかも。そして帰省中にトラウマ克服の鍵がある予感が…



面白かったり早く続きが読みたいって思ってくださったら作品のフォローやいいね!レビューなどしていただけると嬉しいです。

誤字訂正等もありましたら教えてくださるとありがたいです。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る