コンと狐と花咲く幻想人形（コンと狐とSeason2）

鳥取県の小さな田舎町に『和食処　若櫻』はあった。
この食堂のかまどでつくった料理を食べた者は死者の国へと送られるのだ。
キツネのサナと、幽霊のコンはこの食堂を営み、お客としてやって来る幽霊の現世に残した想いを果たしながら、死者の国へと送り出していた。

シリーズ第二弾。
ある事件から長期にわたって学校を休んでいたサナは、思い切って登校する。
しかし、過去を思い起こさせる出来事により、サナは体調を崩してしまう。
そこに現れたのはサナそっくりの少女だった。少女はサナが辛いと感じることを全て肩代わりし、サナを救うのだという。

※本作は「ノベルアッププラス」「小説家になろう」の各サイトでも「コンと狐と」の題名で公開しています。
※作中での神話、伝承等に対する解釈は筆者の創作であり、学術的根拠に基づくものではありません。