ブラック企業に就職した俺がチートスキル(精神疾患)を手に入れて、現実社会で俺YOEEEE!!する実話。
D・Ghost works
僕のブラック企業体験記。過労死ラインなんて知るか!
プロローグ
今から十数年前。
新卒として入社した会社がブラック企業でした。
一週間の労働時間は100時間を超え、残業代は一切支払われず、日常的に行われるパワハラ……にもかかわらず新社会人の僕はこう思ってました。
(これが社会かぁ。働くって、お金を稼ぐって、大変なんだなぁ)
ええ、ええ、アホの子ですね。
本作は僕が実際に経験したブラック企業での体験をつらつら書いていってみようと思います。
ただ、愚痴を並べるのではなく、ブラック企業に遭遇した時の対処法や、過労で精神疾患の総合商社になった僕が今もどうにか生きて来れた経緯? などをユーモアを忘れずに書いていこう思います。
書くことで心理的リハビリを行う、という目的にもなりますね!
当時患っていた統合失調症などの精神疾患と、精神安定剤の影響か記憶が曖昧だったり、完全に記憶から抜け落ちていたりする場面もあります。そういった場面ではちゃんと『詳しい事は忘れた!』宣言をしていきますのでお許しください。
また企業名や登場人物など特定を防ぐためイニシャルや仮名を使わせていただきます。
〇企業説明
それでは、まずは企業説明をば。
某県で初めてベンチャー企業として登録? された技術系ベンチャー企業。
社員数おおよそ50人。けれど人間の循環が早く、特に辞めていく人が多かったので、僕が辞める頃には30人ちょっとになってました。
過去に技術者の大半が集団退職した事や、労働基準監督署の監査が入ったこともありますが、社長は
「誰がリークした!」
と犯人捜しをするだけで業務は一切改善されません。
毎年、毎年、新卒学生に「うちの会社は今年の夏前に一部上場する」と嘘をついて新入社員を集めてます。
今思うと、これってグレーゾーンじゃない?
さらに言えば県の補助金を貰いながら開発していたオリジナルの電子制御システムはすでに会社として開発を諦めていて、補助金だけをこっそりもらっていた。
これは完全にレッドゾーンじゃね?
〇製品紹介
・医療機器
・ファンクションテスター(電子基板の不良を検知する機械)
・オリジナルの電子制御システムの開発
など電子機器系の開発がメイン。
〇主な登場人物
僕:
専門卒。当時二十歳。電子工学部。入社半年で休職。
約一年半で退職。精神科の先生に「なんでもっと早く来なかった?」と怒られた。
人は仕事を通して数多くのスキルを得ることができます。
ちなみに僕がこの会社で得たものは統合失調症、躁うつ病、強迫性障害,
パニック障害等々。
どれも転職に生かせねぇよ、バカヤロウ!
【同期】
Aさん:
男性。大卒。電子工学部。気さくなムードメーカー。
Bさん:
男性。大卒。電子工学部。休学して仕事をしていた経験あり。
Cさん:
男性。三十代。一度就職後、専門学校で勉強した新卒。ソフト開発部。
僕が休職したのちにチーム内でのイジメでうつ病になり、休職する。
彼のお陰で大人の方がイジメが大好き、という現実を知りました。
Dさん:
女性。専門卒。二十歳。事務。五月くらいに退職。
正しい。圧倒的に正しい。
【なんか偉い人達】
社長:
五十歳代。カンニング竹山さんに顔が似てる。
営業がメイン。異常なパワハラ体質。外面の良い内弁慶。
バーも経営している。
自分が店に行くと試飲と称してお客さんにタダでワインを飲ませたりしてる。そんなことばっかしてるから結果的赤字が出て店をつぶした。
あと、変な宗教やってる。
専務:
技術部を総括している。悪い人ではない。
社長と同い年で共に起業したらしいが、あまり社長と仲が良くないらしい。
秘書:
正確にはただの事務員。一応隠してはいるつもりらしいけど社長の愛人。
社長と一緒に外回りに出かけるが(なんで事務員が営業に着いていくんだよ)、取引先なんて無いラブホ街で車を事故らせたり(もちろん修理代は会社経費)、事務所で「別れる、別れない」の痴話げんかを始めたりで、愛人関係であることはみんな知ってる。
最終的には寿退社したらしい。性格ブス。
おっと間違えた、顔もブスだ。ヒラメ顔。
【電子工学部】
電子工学部部長:
四十歳代。
元大手メーカーで働いていた。悪い人ではないけど、今思えば長い物に巻かれてた印象の人。
Q技師:
五十歳代。
関西弁のめちゃくちゃいい人。もともと役職は主任。
仕事はできるが協調性のない人(社長の言うこと聞かない人)が技師って役職を押し付けられてた。
本人は「ぎゃはは。ギシギシや」ってわろてはりました。
I技師:
五十歳代。
技術系のオッサン。全方位バトルシステムを搭載していて、社長、部長、営業、事務誰とでも喧嘩を始める人。
皆に敬遠されていたけど、僕は意外と仲が良かった。
僕が辞めた後、この人も辞めたらしい。
禿:
禿げてる五十歳代。
ほぼ僕らと同じ時期に入った人。途中から僕の上司になった。
不平不満をばかり並べて面倒ごとから逃げるから、僕一人で残業してた。
臭い。加齢臭の吹き溜まり。
【ソフト開発部】
ソフト部部長:
悪い人ではない。いつも働きづめ。酒が入ると相当荒れる人。
Gさん:
面倒見のいい元ヤンプログラマー。
「女の子紹介して」と言われ友達を紹介したのだけれど、最終的に振られたみたい。僕のせいじゃないと思う。
【機械設計部】
機械部の人たち:
まともな人が多い。
機械部は社外の工場にあるためか、空気が違っていた。
社長が滅多に来ないから余計なストレスが少ない空間。
機械部部長:
五十歳代。
気さくなオッサン。
僕が工場に籠っていた時、Q技師と共にとてもよくしてくれた。
酒と援助交際が大好きな、しょうもない人。
Kさん:
年一で事故る人。多分、過労で寝不足なんだと思う。
悪い人じゃないけれど、この人の言葉を勘違いして僕は奴隷みたいは働き方を選んでしまった節はある。
Lさん:
合気道の達人ジジイ。定年近いのに腹筋バキバキ。
【技術開発部】
部長と主任:
二人ともいい人だったが、二人とも結婚するからと言って会社を辞めた。
普通、逆じゃね?
【生産管理部】
生産管理部部長:
優しくて、カリスマ性のある人。僕らの入社の翌年に定年退職。
社長を追い払って、この人を社長に新しい会社を作る噂があったくらい。
二代目生産管理部部長:
全体会議で社長との責任のなすりつけ合い合戦をする人。
Hさん:
僕らの入社一年後くらいに入社。もと右翼団体関係の方だったらしい。
めちゃくちゃコミュニケーション能力が高く、他の部署の不満を持っている人からよく相談を受けていた。
なので会社の裏情報に詳しかった。強面だけど、めっちゃ、いい人。
僕と同時に退職。
退職後は風俗店経営すると言っていた。なんかチートな人。
といった感じで舞台は整いました。
愚痴を並べるのではなく、偶然読んでくれた方にとって時間の浪費にならないよう気を付けていこうと思います。
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