番外編・前編 僕流の《アタマ》の治し方 ~『死ぬ気でやれよ、死なねーから』って言ってる人は嘘つきだと思うんですよね。だって、そいつ生きてんじゃん! 死んでから言えよ!~

 いきなり私事で恐縮ですが、先週まで仕事の方が繁忙期。早出、残業、休日出勤が続いていました。

 ようやく仕事の山を越えた先週の日曜日、脳裏に何故か一節の文章が思い浮かびました。


「チンチン電車ウンチン値上げ」


 思い出した言葉がツボに入って一日中爆笑していました。

 ……多分、疲れすぎていたんだと思います。

(まぁ、精神疾患でボロボロだった二十代の頃より、アラサーの今の方が圧倒的にタフになっているんですけどね(笑))




 今回は、こんな不審者のようにならないようにする為の番外編。

 前のエピソードで語った通り、社会人一年目で精神疾患の総合商社になり果てた僕ですが、それでも今現在、フルタイムで働き、働きながら仕事で使う資格を取ったり、空いた時間に小説書いたりするくらいには回復ができています。精神安定剤の類も七、八年くらい飲んでいません。

 もちろん完治していない症状や、おそらくは一生付き合わないといけない症状も沢山あります。季節や天気でも不調に陥りますし、ストレス耐性も落ちていますので、日々の体調管理やストレスに気を付けなければなりません。


 そこで今回、僕が試してみて精神疾患に効果があったような気がする方法をご紹介していこうと思います! 精神疾患に関係なく、普通に疲れやストレスを取る事にも有効なはず!

 ちなみに本日の番外編の内容は僕が、今働いている会社のメンタルヘルスガイドとほぼ同じ内容です。社外秘ではありませんし、僕が作成したガイドなのでカクヨムに公開しても問題ないのです(`・∀・´)エッヘン!!

 けど我が社の人間はみんな著しく脳筋なため、活用されたことがありません(´・ω・`)ショボーン


【注意!】

 効果には個人差があります。また医療行為ではないので必ず効果が出るわけでもありません。また、ここに書いてある通りに行うのではなく、自分の体調に合わせて決して無理をしないように気を付けてください。

 もちろん主治医がいる場合は、ここに書かれている内容を行う前に相談してみてくださいね。






〇まえがき

 ここに記載する内容は、メンタルヘルス界隈で頻繁に言われる『気持ちを整える』や『ストレス発散』のような【心へのアプローチ】ではありません。『体の調子を整え』、『栄養バランスを整え』る【体へのアプローチ】で調子を上げていく方法です。

 主にステップは3つ。【栄養】【循環】【休息】です。


【栄養】

 まずは栄養。いくら休んでも栄養が不足しては十分な回復は出来ません。出来るだけ食物からの栄養摂取が良いとされていますが、そもそも食欲なんてない場合はサプリメントでも何でもいいから体に入れておいたほうが良いです。


《水》

 栄養を循環させるためにも、老廃物を排出するためにも十分な水分が必要です。少しずつで良いので一日二リットル以上飲むように心がけてください。ジュースなどの清涼飲料水ではなく、水道水やミネラルウォーターを飲んでください。


《サプリメント類》

 精神状態が悪化してしまうと、そもそも食欲がなくなります(過食に走る人も居るので絶対とは言えませんが)。食欲が出ない場合サプリメントで補うのも手段の一つです。そりゃあ、食事で摂取が一番ですが、絶食するくらいなら確実にマシです。

 個人的に特に効果のあったように感じたサプリに○。特に効果があった物には◎を付けています。

 ただし、もう一度言いますが、食事として摂取するのがベストです!


◎亜鉛

 睡眠の改善。疲労回復。メンタル系の病にかかる人の大半が足りなくなっているミネラル。吸収率が低く、さらにストレスを受けると体内の亜鉛は減ってしまうので不足しがち。用法、用量をよく読み、過剰摂取に注意してください。

 食材で摂取する場合は牡蠣、シジミがお勧めです。


◎ビタミンB群、C

 亜鉛は吸収率が低い栄養素ですが、ビタミンCと同時接種すると吸収率が跳ね上がります。また、ビタミンB群、Cはストレスを緩和してくれます。食事でとるのが難しければ、ビタミン類がバランスよく入っているマルチビタミンでも良し。


〇鉄

 立ちくらみの改善。貧血の症状を治します。これもメンタル系の病にかかる人に足りなくなっているミネラルの一つです。


○DHA

 普段、魚をあまり食べないなら摂取した方が良いです。集中力アップ。ぼんやりした意識がハッキリしてくる。


◎大豆プロテイン(大豆食品)

 鬱や自律神経失調症、統合失調症等の場合、脳にダメージを受けている場合があります。この場合、脳の修復を促すたんぱく質を摂取すると良いでしょう(脳はタンパク質で出来ているので)。

 ただし脳は簡単には回復しません。実際、僕の記憶力は自覚できる位には低下していますし、昔の記憶も思い出しずらい、もしくは未視感メジャブ既視感デジャブの逆。知っているはずの事が一瞬認識できなくなる)がかなり増えています。なのでタンパク質は気長に摂取していきましょう。

 また、大豆はゆっくり吸収されるので動物性たんぱく質よりもお勧め。あんまり太ると言う話も聞きません。

 ちなみに大豆プロテインは不味いです(笑)。大豆食品(豆腐、豆乳、納豆、枝豆など)を意識して食べるだけでも良いと思われます。イソフラボンの過剰摂取には注意。


○エビオス

 ビール酵母からできた胃腸薬です。消化、吸収力を上げる事で摂取した栄養を効率よく吸収できるようになります。また、ビタミンやミネラルも多く含まれていますのでバランスが良いです。

 ただし、一回に十錠ほど飲まなくてはいけないので、苦痛になるようでしたらお勧めはしません。


◎砂糖の入った物を食べすぎない

 砂糖(特に精白された砂糖)の過剰摂取は自律神経や血糖値を乱し、立ち眩みやダルさの原因になります。また副腎というホルモンバランスを整える臓器に負担が掛かるので砂糖の取りすぎには注意してください。


 砂糖(ブドウ糖)は脳を動かすで栄養素。疲れた時は甘いものが食べたくなる……僕も甘党な方なのでそう思うのですが、少し待っていただきたい。

と脳を動かす】の関係はエンジンに例えることができます。つまり【を駆動させるためのは】が必要です。けれど、そのエンジンがオーバーヒートしかかっているなら……そこにガソリンを投入したらどうなってしまうでしょう。

 とはいえ、過剰に砂糖を禁忌にしてしまうのもストレスの原因です。個人的には控えるように心がければ十分だと思います。


◎酒、タバコ、コーヒー等の脳に刺激を与える物は控える

 砂糖を控える理由と同じ。弱っている脳に刺激を与えれば悪化することはあっても、良くなることはまれでしょう。ただし、過度な我慢はストレスに繋がりますので、控えるようにするだけで十分と思います。


 余談ですが、過度な自然療法(ホメオパシー等)的な思想や、逆に過度な化学療法(安定剤等)的な思想に偏らない方が無難だと思います。

 症状は人それぞれですし、対処法も千差万別。自分に合う方法を地道に探すのが案外近道かもしれません。




それでは続きは後編で( `ー´)ノ

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