2021年6月20日
およそ一年ぶりの日記を認める。とは言えなにか更新が止まってた言い分や特別なサプライズがあるわけでもなくて、単に日記を再開した、というだけの話である。一言言えばメンタル面が壊れていたのを言い訳に怠惰を貪っていただけなのだ。すみません。
最近は医者にも言われて朝にウォーキングをするようになったのだが、今朝はこのようなものに出会った。
例えばよく吠えるけど決して人に近づかないリードのつけていない犬がいて、私も吠えられたけれど、近寄ると後ずさりするような感じで非常に臆病なやつだった。私の昔飼っていた犬がそういう人好きするくせに臆病な犬だったので何やら郷愁感に囚われてしまった。
他には知り合いの家の前を通ったときに女児が庭を箒で掃いている。ここは昔から同級生の家だが、姉妹が三人、どれかが結婚して娘が生まれたのだろう。ここでも時の流れを感じる。私が歩いている道は今も昔も変わらないが、その背景にあるものは確実に時が経っているのを物語っている。私は自分だけ時間の経過からなんの変化も成長もしていないことを感じて、どうにも取り残されたような気分になった。
あとはポールウォーキングをしている人を見かけた。ここの辺りは坂道も少なくないので不思議なことではない。しかしよく見るとそれはスキーストックで、歩き方もポールウォーキングのそれとは何かが違う、何が違うのかとよくよく注視してみると、足を大きく上げて歩いている、まるで雪を踏みしめて歩くときのような大きな足の動き。雪山登山の練習だろうか、このような夏の目前の時期にするくらいだから、海外の雪山にチャレンジするか、冬まで練習を続けるのであればそれはそれで険しい雪山に挑むのだろうと考えられる。日頃からこうやって鍛えているのであればきっと踏破できるだろう、頑張って欲しい。その人も犬に吠えられていた。
家に帰り着くと除霊専門のチラシがポストに入っていた。被除霊者の感想としては、肩の重みが取れた、というお決まりのものから、視界が明るくなって手足が暖かくなったというものや、途切れていた想い人からの連絡が来るようになったなど多岐に渡っていた。面白いのでチラシはピザや寿司のデリバリーと一緒にファイリングしておいた。
さて今日も始まったばかりだ。何か不可思議なことが起きて楽しい一日になるのを祈ってやっていこうと思う。
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