2020年7月17日

 日々に何の変化もなく、あるのは情緒不安定だけで、この情緒の不安定な様を書いても繰り返しになる可能性が高いのでそれはよしておくことにする。余りにも何もおきないし、何もしていないので、書くことがなくて困っていて、何度か日記の更新を試みたけれど、その度に消していたりする。


 今日は天気だか気圧だかのせいか、全身がだるく、酷いこりになやまされていて、眼精疲労も酷く頭痛や吐き気に苛まれていた。だからストレッチをしたり鳳仙に体をもんでもらったりしていたが、一向に良くなる気配はなかった。


 ちょうど昨日は『我儘の彼岸』の一編、『鼓動』という短編を書いていたのだけれど、ワンセンテンスを書く度に集中力を削がれて画面から目を離し、肩を揉み、腰を揉みとして遅々として進まなかった。


 『我儘の彼岸』は私の友人、ビートメイカーのcanooooopyがお題を出してくれて、それに従って書くのだけれど、たまにその言葉だけでブワっと、色々なものが想像されることがあるが、多くの場合は何も思いつかず、部屋の中をウロウロと歩き回ることになる。


 そう言った多くの場合の事例だと、私は何かキーワードとなるものや発想の断片をとにかく箇条書きにしていって組み立てていくのだが、ここ二回の『白いコギト』や『鼓動』は本当に何も思い付かず、殆ど即興で書き上げたものであった。


 特に今回はひどいこりが即興に重要な勢いやライブ感を大きく阻害し、筆の進みは非常に遅く辛いものだった。それだけに書き終えたときはやっと終わったと安堵した。私は自分の作品をどうも正当に(悪い意味で)評価することができない性質のようなので、出来がどうだったかは言及せず、読んでくれた人の評価に任せるのみであるが、とにかく書き終えることができて良かったと思った。


 『我儘の彼岸』は恐らく十万字程度に到達したら閉じると思う。なのであと多くて五~六作程度だろうか。多くの人に読まれたいと思っているが、今読んでくれるコアな人達には多大な感謝をしている。読んでくれて、あまつさえコメントまで残してくれる人などは本当に心から助かっている。


 まだ、お題は残っているので、肩を軽く揉み終えたら、また部屋の中をぐるぐると歩き回ろうと思う。

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