第8話 明後日へ向けて走れ

「新世界党を倒すためには人知を超えた武力が必要であり、そのためには人知を超えた筋力が必要なのです。わかりますね」

「わかりましたハァハァ」


 ここは八幡宮神社。秋保巫女が今、西紀さんたち結集した集団へ信託を授けている。


 見よ、剣士たちの体がみるみる強化され、その道着ははちきれんばかり。


「来るべき未来のため、汝らに最強の萌え筋肉を授けました。これでなんでもかんでも倒せます。筋肉バンザイ」

「行って参りますハァハァ」


「すごい光景ですね。いろんな欲望がみなぎっているというか。ねえ紫藤さん」


 白里さんがメモを取りながらつぶやく。


「あの、すいません。本当すいません。ぼく、なんでここにいるんでしょうか」


 愛猫をしっかりと抱きしめひび割れたメガネをかけた青年が、か細い声で自問自答気味に問いかけた。その背中には巨大なマレーグマの旗。異次元すぎて変な笑いが漏れてきている。


【登場人物紹介】


■あきうさん:創作クラスタ(歴史風ファンタジーほか)

八幡宮神職の令嬢。復活した教祖に対抗するため集団を結集、神通力をもって全員の体格を強化する。

--

たしかに赤いと証を立てよ

https://kakuyomu.jp/works/1177354054890117431



■西紀さん:創作・武術クラスタ(異世界ファンタジーほか)

教団を討伐する神剣「春雨」の伝承者。変態。組織化された対抗勢力の先陣を切って大戦果をあげるが、変態なのでなかなか信用されない。

--

http://agj-studio.jp/

ドラゴンノベルストーリー 竜述物語 文士が取り戻す竜の夢

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889805879



■しどーくん:創作クラスタ(猫エッセイ・恋愛もの)ほか

猫と戯れてスローライフに生きるメガネのナイスガイ。勤め先から帰ろうとした時、住んでいたマンションが怪光線で破壊され、おっこちてきた飼い猫を慌てて救う。

窓が割れたマイカーでネコと一緒に逃げるが行き先がなぜか被災地で踏んだり蹴ったりである。にゃーん。

--

https://kakuyomu.jp/users/saki030610

https://estar.jp/users/34091058



■白里さん:創作クラスタ(ファンタジー)ほか

ルポライター。編集とケンカになり憤慨していたところで謎の怪光線で出版社が倒壊。スクープを手に入れるが売る先がないことに気がつく。

のちに抵抗勢力の広報となる。

--

複数の短編・長編

https://kakuyomu.jp/users/Tomaten/works



■キャプコンさん:武術クラスタ(マレーグマということ以外謎)

東京が壊滅した折に動物園から逃げ出したマレーグマ。教団の追跡を受けて抵抗勢力に合流。なぜかマスコットとして旗印のデザインに使われる。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る