第22話 東京の地下道掘ろうぜ
俺の名はタスク。ダンジョンディガーだ。よろしくな。地下回廊を縦横無尽に掘りまくっていたところ、巴会さんらと合流した。三戦からの貫手ってすげえな。スコップ並みに岩盤が壊れてくぞ。
新世界党を生み出し魔族は今、東京へ向かっているらしい。佐藤さんによると、来るべき魔族との対決に備えて都庁はロボに変形させられるそうだ。
俺はつるはしに力をこめて掘って掘って掘りまくった。力自慢がたくさんいるおかげで、ついに俺は都庁の目の前に到着した。久しぶりの陽の下に到着した俺たちの前には巨大なビル。そこに登って東京湾の彼方を見るとホウキに乗っている魔女が一人。その背後に無数の竜と魔物が控えている。あいつがどうも、かつてクトゥルフ使役する魔法少女の紅哉さんと一騎打ちになった、赤坂パトリシアらしいぞ。
「もう、なんで私が黒幕なんですか、梧桐さんったら! ぷんすかぷん!」
……なんかずいぶん軽いノリだな。
まあいいや。とにかくここまでたどり着いたんだ。あとはチャンバラとケンカが得意な皆さんにによろしく頼んで、俺は帰るとするか。
えっ、なんでここまで地上を歩いてこなかったかって? こりゃあ一本取られたぜ! ハッハッハー!
【登場人物紹介】
タスクさん:創作クラスタ(異世界ファンタジー・ロボットSFほか)
帝都地下都市の建設者。黒幕が潜伏してからは発破とマッピングを駆使して地下への潜入者たちを助け、都庁をロボット化させるための鍵を見つけるよう指示する。
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ダン・ディ!~その男、ダンジョンディガー~
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887436257
巴会さん:武術クラスタ(空手道上地流)
相棒の養徳さんが廃墟となった帝都の地下都市に消えたため追う。入り口がわからなかったので三戦で大地を踏み削り、閃光の如き貫手で大地をたたき割り実力で地下へ侵入。古月さんらと合流し黒幕の招待に迫る。なお、この話には最後まで養徳さんが出てこない(なんでいいねしてくれなかったんだろう)
赤坂さん:創作・歴史クラスタ(現代ドラマ・歴史)
千年を超える不死者。本編の黒幕にしてビガンゴをそそのかしタカテンの壺から魔力を与え帝都を混乱に陥れた。武芸者と呪術師たちの必死の攻撃により絶命したかと見えたが、それは仮の姿である「ネコばあさんの魔女(男性)」であり、本体は英国にいることが明らかになった。
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ネコばあさんの家に魔女が来た
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885424812
紅哉さん:創作クラスタ(現代ファンタジー)
かつて赤坂パトリシアと対決した唯一の英雄。クトゥルフと魔法少女を駆使して追い詰めたが、その代償として腰に大きな痛手を負う。主人公ら一行を支え、貴重な助言と百合のすばらしさを伝授する。
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