第13話 誰の顔が一番不細工か
子どもが生まれたので入院した産院から両家の両親に電話で知らせました。
生まれた子の顔にかなり期待していました。産まれたばかりではよくわかりませんでしたが美形と言う感じではなかったです。
よく太っていてぱっと見は、潰れたカエル?という感じでした。
看護師さんが
「この子可愛い〜、ほっぺが『おむすび』みたい〜。」と言ってほっぺをプニプニしてくれました。
少し黄疸があり肌が黒っぽく、生まれたばかりで二重アゴなくらい太ってて、他の赤ちゃんとは少し違う感じがありましたので、
看護師さんもわざわざ可愛いと言って同情するくらいに不細工な赤ちゃんだったのだろうと思います。
親族すべてが望んでいた女の子が生まれました。義両親は喜び勇んで産院へやって来ました。
そして、いらぬ一言。
「よかったね、女の子で。でも息子はこんな顔じゃなかったね〜、そりゃあ可愛い顔でね。」
夫の両親が帰った後、私の両親がやって来ました。
「まぁ、無事に生まれてよかったよかった。
それにしても可愛いらしいじゃない。あんたは、そりゃあ不細工でね。」
あれ?話をまとめると私が1番不細工?
長女は、成長するにつれて可愛いくなっていきました。少し両親より目が小さいけど、 幼い頃は「美形のお子さんね。」と言われたこともありました。
やはり、夫に似ている顔の輪郭と鼻筋とまつ毛はいい感じです。鼻先と眉毛と目の形と顎と唇と‥要する他は私に似ています。
娘は「せめて髪質はパパに似たかったな。」と顔のこと言わないでくれる良い人に育ちました。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます