第24話 対等な夫婦 2
さて、お昼ご飯は我が家では暇な人が作ることになりました。
しかし夫は納得していなかったようです。
自分は24時間勤務なのだから損だと言いました。
8時から17時までの勤務なら毎日仕事でお昼ご飯の準備をしなくていいとかなんとか。
それじゃあと、言わせてもらいました。
子どもが生まれてから大きくなるまでずっと寝る時も子どもと一緒で育児は毎日24時間勤務と同じで育児は年中無休であなたの週2、3回の夜勤より多いのに給料もない上に日中にダブルワークまでして稼いでいるのに私だけ朝昼晩家族のご飯を作るのは当たり前なんですか?と。
お盆もお正月もゴールデンウィークも夫の実家で自宅と同じくらい家事と育児をしながら男たちのお酒の世話をさせられたよね?と。
私はずっと働き続けていればいいいんですかね?と。
もう、義両親はいないのだからその行事は中止でいいよね?と言うと黙って何も言いませんでした。
義両親たちの男尊女卑の時代がそうさせたのでしょうが、現在の世の中はもう女性だけが我慢をする時代じゃないですよね。
まぁそれも夫の収入が普通にあって貧乏じゃなければ、妻を労い子育てに協力的なら、もしかしたら何とも思わなかったかもしれません。
夫が損だと文句を言うなら私はそれ以上に損だと文句を言いました。
もちろん夫は黙っているだけでした。
週に2、3回私のお昼ご飯を作って洗濯機を回して干すだけで家事をしている気になってもらっては困ります。
夫の教育はまだまだ続きますよ。
銀行に毎月マンションの管理費を振り込みに行って欲しいとお願いしました。
夫「どうやるの?」というので教えてあげました。振り込み方がわからないのも驚きましたよ。
洗濯物を畳んで欲しいと頼むと
夫は「前に畳んだら畳み方がおかしいと文句を言ったから畳まない。」と言います。
機嫌を損ねたら面倒なのでこれは機会をみることにしてタオルだけ畳んで欲しいとお願いしました。
買い物に行って欲しいと頼むと行ってくれますが値段を見て買いません。
これは、勿体無いので軽ーくやさし〜く値段を見るようにお願いしました。
中学生になった次女はお勉強が苦手でした。夫が得意な社会だけ教えてやって欲しいと頼むと夫は「教え方がわからないから無理。」
と言います。
一緒に座って教科書を読んでやるだけでもいいからとお願いしました。
やって当然のことをすべて私の「お願い」ということにして機嫌を損ねないように夫を育てていきました。
このストレスわかっていただけますかね?
妻のお願いを聞いてやる優しい夫というスタンスで徐々に家事を覚えてもらいました。
私は大概のことは楽しめるタイプなのですが、夫の教育は楽しめませんね‥。
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