「糞みたいな夫」と暮らしながらその夫を育てる人生の愚痴

バーバラ・C

第1話 出会い

 私は超面食いです。おかしいくらい面食いです。

 そんなに面食いの私が夫に出会ったのは24才の秋だったような気がします。もう記憶も曖昧なほど昔です。


 あるピアノ教室の講師と個人ピアノ出張レッスンと知り合いのスナックのアルバイトで生計を立てていた時期でした。


 ある夜、スナックで楽しく接客をしていると夫はフッと店に入って来ました。ドアを開けて入って来た瞬間に思いました。

「これに決定!」と。


 一昔前のジャニーズ系でした。


 目が大きくて、まつげが長く、鼻が高く形良く、柔らかい髪の毛がクルクルとして、正に私の理想の顔立ち。


お店のママの同級生でした。




                  


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る