第37話 家事を半分こにする 1

 さて、夫は晩ご飯のメニューを一緒に考えるようになりました。


 家では夫は家事以外にすることが無いのでいつも寝転んでYouTubeを見ています。 

 それ以外は食事、家事、煙草、トイレ、風呂、の繰り返しをしています。晩ご飯の後は毎日飲酒です。


 昔は、何もせずに晩ご飯はおかずだけ食べてお酒を飲んでいました。

 今はおかずとご飯をちゃんと食べてから飲んでいます。

 高血圧がわかってから変えたようです。


 買い物は運動になるからと歩いて行きますが煙草はやめません。


 私がお菓子を食べてると

「よく、食うなぁ〜、甘い物なんて太るだけだろう!」

 と言います。

「煙草吸う人に言われたくないね。」

 と返すと黙ります。


 私がピアノの生徒のレッスンをしている間もずっとYouTubeを見ています。


 私は朝起きてすぐに洗濯機を回します。

 それから次女のお弁当を作って自分の朝ごはんを食べて化粧をします。

 そして掃除機をかけた頃に洗濯機がピーっというので洗濯物を干し始めます。


 夫は仕事がない日は洗濯物を干す前に起きてきたら手伝いますが、大抵は洗濯物を干し終わった頃に起きてきます。

 そしてご飯を食べて茶碗を洗って煙草を吸って新聞を読んでYouTubeを昼までみます。


 私はちょっと前までは隙間でYouTubeを見たりゲームしたりしていました。


 最近は隙間時間でカクヨムです。


 そして朝10時から12時までピアノの練習をします。

 うちは子どもがいない日はお昼ご飯はバラバラに食べます。

 起きる時間が違うのでお昼ご飯を食べたい時間が違うのです。

 2人が家にいる時は私が作るというのが当たり前になっていましたが最近になってやめました。


 止めるまで私は常に2人分、4人分を作っていました。

 以前は夫は基本的に自分だけの物を作ることが多かったです。

 自分のお弁当用にブロッコリーを茹でたり豚肉を塩胡椒で焼いたりはしていました。

 家族に食べたいだけ食べてもいいよ、と言うようになったので文句は言いません。(ずっと前は自分だけ食べてすべて自分用のお弁当のために冷凍していましたのでだいぶ成長はしていました)


 大抵午後から運動も兼ねて歩いて買い物に行くと言いいます。 


 うちは静かな街中にあります。

 街の中心部近くの古いマンションに住んでいます。

 10分も歩けば繁華街です。

 5分圏内にスーパーは2店舗、安売りの商店も2店舗、肉屋に魚屋もあります。美容院5店舗くらい、昔ながらの散髪屋、銭湯、100円ショップ、ピザ屋、うどん屋、中華料理店だけで3店舗、花屋3店舗、コンビニ4店舗、居酒屋も軽く思い出して10店舗くらいはあるでしょうか。


 車は持っていないお宅の方が多いです。主婦は自転車すら要らないです。仕事に行くのに自転車で通う人は多いですが。それでも自転車で10分くらいの距離に行っている人ばかりです。


 家賃も駐車場代も地方都市ですが高い場所に住んでいます。駐車場はマンションに付いているので安く借りられています。


 話が逸れました。

 買い物が楽だと言いたかったのですよ。

 各店舗の安売りを見て大抵2店舗に買いに行きます。


 夫がメニューを考えるようになったついでに、「少し相談あるんだけど。」

 と言うと夫の顔が曇りました。


 また説教かと思うのでしょうよ。

 その通りです。


「家事を半分ずつにしてくれないかな?」

 と言うと

「半分してるつもりなんだけど?」

 と言われました。


 さあ、話し合いです。(説教です)


 ところでその説教の数日前に少し前振りをしておこうと思って

「ここ数年、私はピアノの練習にかなりの時間を割いているんだけど、前に私のピアノの練習はパチンコと同じって言ってたよね?」

 と言うと

「いや、違うよ。」と言いました。


(あれれ?)


 という会話をしておきました。


 説教ついでに

「ピアノの練習はパチンコと同じ」

 という発言について謝っていただこうと思ったのです。


 今はどうも考えを変えたようですが、以前のケンカで

「ピアノの練習はパチンコと同じ、好きなことをしているだけで儲からない。」

 と言われた事は忘れられません。

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