第31話 次女の飲酒喫煙事件 3
夫が夜、堂々と換気扇のところで煙草を吸ってしまった翌日、仕事に行った夫にメールをしました。(夫はスマホを持っていないです)
私: 台所で煙草を吸わないでください。
次女が我慢しているのに考えられません。
すると
夫: 吸っていません。
と返信がきました。
これにはブチ切れそうになりました。酔っていて覚えてない可能性もあるので放置していると半日経ってから
夫: 間違えました。吸っていました。
今後は気をつけます。
と更に追加で来ました。
酔っていたので記憶が曖昧だったのでしょう。
本当に子どもの手本になる気も育てる気も成長をさせる気もないのでしょうよ。
その後、次女は外出禁止期間を縮めるために家事を手伝いまくりました。
ベランダの掃き掃除をする時に部屋の窓を全開にして砂埃を家の中に入れてしまったのを除けば、ほぼ良い感じで手伝ってくれました。
無事に外出禁止期間が済んで誕生日を迎え19才になりました。
看護高等学校の2年生になる時に、二科目落として受け直しをしたので痛い出費がありましたが無事に2年生になれたので良しとしました。
看護高等学校の二年生はとても忙しいとは聞いていましたが、それはそれは次女も忙しくしていました。
次女は遊びに行く習慣が無くなり、課題レポートをするか暇な時は家で寝て過ごすかで疲れないように看護実習に備えていました。
学校には社会人がクラスの半分くらいを占めているので次女は可愛がられているようでした。悔しいですが夫の血だと思います。
どこに行っても人気者になり皆んなに可愛がられるのです。
所詮、うわべの付き合いですけどね。(負け惜しみ)
私は五月に手術入院の予定がありました。
次女は私が開催するピアノ発表会の舞台係を手伝ってくれたり(報酬あり)
私の腹部にある傷の手当てをしてくれたり私の傷を気遣って家事を手伝ってくれたりと優しくて良い子です。
ところが、残念なことが起きてしまいます。
退院してから探し物をしていると次女の机の真向かいにある棚に煙草3箱とライターが無造作に置いてあるのを発見しました。
胸がドキドキしましたよ。ガッカリです。
次女に「どういうこと?」と聞くと
「あー、前の奴が残ってたから、そこに置いてたんだよ。埃被ってたでしょ?てか、勝手に人の机とか棚とか触らないでよ!!」
と怒鳴られました。
「本当でしょうね?また、ママを裏切るような真似をしてないでしょうね?」
と残念そうに言うと
「はあ?!!子どもを信用しないとか親としてどうなわけ?」
ものすごく勢いで言い返して来るので確信しました。
これは吸ってしまったなと。吸ってないなら「あー、捨てといて‥」と興味なさそうに言うだけですから。
2度目です。親としてどうするのが良いかわかりません。信じたフリをして後9ヶ月やり過ごすのか、(もちろん、この方が楽)
面倒でも、もう一度確認してきちんと話し合いをするのか、(気が重い)
そこへ、8歳年上の長女がやってきて私に言いました。
「次女ちゃんね、ママが入院してる時にベランダで吸ってたよ。一回だけだったけど見てしまった。私、煙草臭いの嫌いだからおかしいなと思ってベランダ覗いたら吸ってたから窓開けて声かけたの。そしたら何でもないよって慌てて煙を手で散らしてた。
あれでも見られてないと思ってるみたい。」
「だよね。聞かなくても吸ってるのがバレたくない切れ方だったからわかるよ。」
本当にうんざりでした。後もう少しで20歳になるのです。そしたら自由です。お酒でも煙草でも自己責任でどうぞですよ。
でも、19歳、少しの間ママがいないだけで誘惑に負けるお子さまです。
多分、勉強もサボって追試科目も増やしているでしょう。
どう対処するのが最善なのか?
さあ、バーバラどうする?
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