よもやま話

第17話 自転車

　大人になって、あまり自転車に乗らなくなりました。

　学生時代は雨の日も風の日も、雪の日でさえ乗っていました。もちろん、通学の為です。

　滋賀の田舎だったので、バスは一時間に一本あるかないか。雪の日はチェーン装備のバスが来るのは遅延状態だったので、ほとんど期待できない。

　となると、歩きか自転車。歩くと駅まで40分です。

　雨の日はカッパ着て乗ります。

　坂道が多いので、手に傘持って乗ることができないのです（立ちこぎするから）。

　丈の長いカッパでないと、ほとんど下半身はずぶ濡れ。

　なので、替えの靴と靴下をカバンと一緒にゴミ袋に入れてからカゴに乗せて出発。帰りのことは、もう気にしません。行きさえ乗り切れば、帰りは濡れても気持ち悪いだけで家に戻るだけですから。

　今気づきましたが、カッパって言わないんでしたっけ。

　レインコート、ですね？

　私も学生時代はレインコートって言ってたのに、なんでカッパって言うようになったんやろう。はて？

　自転車の話に戻しましょう。

　この前ヨドバシカメラで電動アシスト付き自転車を見ました。

　高いけど楽そうやなあって思いながら見ていましたが、主に後ろに子供を乗せる方が多いのかな、と気が付きました。そりゃ、そうですよね。

　子どもの体重、あなどれない。

　自転車に乗らなくなって久しいですが、今は乗れるんやろか、と心配になってきました。そこで、家族の自転車を拝借。

　乗れました。

　安心したのもつかの間、ある現象に悩まされることに。

　筋肉痛です。

　まさかの筋肉痛。そういえば、自転車通学していた頃は足も立派でふくらはぎなど競輪選手もかくや、という太さでした。細身のズボンなんてはけないくらい。今はほっそり（？）した足です。スリムパンツ、余裕ではけますよ。

　こんな細足（個人的見解）じゃ、そりゃ、筋肉痛にもなるわな、と納得。

　実家付近は競輪選手が練習に使っているコースで、坂が物凄いのです。毎日往復していたら筋肉も発達するってことですね。

　筋肉の話でなくて、自転車の話でした。

　せっかく京都に住んでいるんやし、自転車で観光名所を回ろうかと思って、自転車購入を考えています。今更なんですけどね。十数年住んでいて、近所も知らないくらいです。

　そこで自転車を色々見に行ってますが、ピンキリですね。

　海外物は格好いいけど、高いし。

　東寺の弘法さんで安いの買ったらサポート付いてるんやろか、とか考えると、なんかもう買えなくなってきました。

　昔、自転車盗まれたことがありますが、見つかった時、引き取りに行くのにお金を取られました。しかも、改造されている元私の愛車。

　自転車取られた上に、違法駐輪で見つかった自転車を引き取るのにお金かかるの？って言う、不条理。やるせない。

　はい、もう自転車諦めて、歩きか地下鉄で行けるとこにしか行きません。何せ、引きこもり体質やし。

　結論そこ？っていう結果になりました。なのに、自転車保険には入っているという素晴らしい環境なのですよ（最後に自慢？）。