第10話 ウクレレとリコーダーと、そして音痴の私

 何年か前にウクレレを誕生日にもらいました。

 何気なく、ウクレレやってみたい!って言ってたら、サプライズで下さったのですけど、独学(主にYouTube)で練習している今、はっきり言って、ド下手。

 プレゼントの贈り主に申し訳ない……。


 そもそも、小さい頃にイッセー尾形さんがテレビでチェロを弾いていて、とっても素敵やったのでチェロを習うのが夢だったけど、田舎やったので、教えてくれる人も、楽器を売っている店もなかったから夢は夢に終わったんやで~って言う話をしていて、最近はウクレレに興味があるねん、って偉そうに付け加えて言っていただけの私。棚からぼたもち?

 もらったからには頑張って練習するぞ、とチマチマやってます。

 


 何年かかかって、やっと指遣いなるものが存在することを発見。指を変えて弦を押さえるだけで、楽や~(ホントに今更やな)と思ってます。

 おまけにやっとこさ楽譜の意味がわかってきた(まさに今更)。

 でも、それだけに、弾けるのって楽しい!って思います。

 いや、まだ弾けてないけど。


 それで気を良くした私、早速初心者のポップミュージックっていう楽譜を買って、あら?と気付きましたよ。

 弾き語り??

 つまり、その楽譜は自分がメロディを歌って伴奏をウクレレでつま弾く(って言っていいのかな?)やつでして。まあ、だいたいウクレレのイメージは歌に合わせてウクレレが鳴るって感じやけれども。

 ここに重大な問題が。

 私、かなりの音痴なんやけど。


 歌ってへたっぴなウクレレ伴奏つけたら、もうその曲、まるっきり違う曲やんかって突っ込み入っちゃうくらいの出来になります。

 そもそも、コード変更がスムーズにいくわけないので、途切れ途切れになる曲進行。もはや、原曲は誰にもわからないという始末。

 まあ、楽しければいいのかな。

 趣味ですから。


 趣味と言えば、最近、リコーダーをまたやってます。

 また、って言うけど、小学校で習ったくらいの腕前。ただ、結構笛吹きを自認するくらい、リコーダーは上手やったんですよ。

 驚くことに、ちゃんと指運びを覚えているもんで、適当にシャープとかフラットとかは指を当てて探して覚えたんですけど、あの曲吹こう、と思うとちゃんと指が動きました。

 リコーダーで何をしたいのかと言うと、合奏をしたくて。

 ソプラノ(小学校で習った)とアルト(中学校で習った)はあるので、形にはなるかな、なーんて思ってます。あとは仲間。強制的にやらせる人は決まってます。

 四人いるからカルテット?

 本来ならテナーとか、バスとかもいるかも、ですけど、学校で習ってないものはわからんので。

 にわかカルテット、知り合いの誕生日に向けて合奏練習中です。

 腕前は、まあ、聞かない方がいいかもしれません。

 無残、とだけ言っておきましょうか。

 まあ、私に歌を歌わせるよりかはマシって話で、一件落着。


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