よもやま話

第56話 打たれ弱い

　こんばんは。

　今日は悲しいことがありました。

　仕事ではないのですが、私の家族の所属する野球チームで、お手伝いをしなきゃいけないのですが、なにせ、ブラック企業なみの勤務（言っちゃった……）をしているので、自由な時間は体を休める時間にあてないと体を壊すといっても過言ではないので、できる範囲のお手伝いしかしてこなかったのですが、代表の方からメールがあり、少しの時間でいいのでもっと手伝いに参加して下さい、とのこと。

　はい、分かるんです。みなさん、お仕事されているのは一緒やし、なんで手伝い来ないん！？的な想いを持たれるのも、しんどい中、野球チームのお世話をしないといけない苦労も。それに、私も上の立場なので、嫌なことでも言わなあかん代表の立場も分かります。

　でもね、手伝いに行けない分、事務処理をやって下さい、と言われて振られている仕事があって、それって結構大変な作業なんやけど、それもやらせて手伝いにも来てってどういうこと？と喉まで言葉が出かかってしまう。

　事務作業って一言で済ませるのは簡単やけど、実際仕事の合間にとりかかる時間と手間は半端ないんやけど。

　しかも、手伝いまで参加してたら、私、確実過労死しちゃうよ。

　早朝出勤して、昼だけ休憩して、夜も遅くまで仕事、その合間合間にうまく休憩して。きっと、この業界の人でないと分からない拘束時間。

　普通の時間帯の仕事ではないから、理解は得られにくいって同業者は皆言います。

　でも、実際手伝いにはあまり行ってないし、家族がお世話になっているので文句の言える立場じゃない。

　だから、どうにか時間を作ってお手伝いに行くしかありません。

　この、もやもやとする気持ちは何だろうと考えました。

　悲しい。

　今の気分はそれ。

　怒りでもなく、焦りでもなく、嫌悪は少し入っているかもしれないけれど、悲しい。

　家族のためだけど、でも、彼もそこまでやってくれなくてもいいよって思ってくれています。野球部、辞めようか、と。

　どうするのが正解なのか、ちょっと分からなくなってきました。

　辞めたら、それはこちら側には解決です。もう悩むこともないし、仕事だけがんばったらいいだけ。

　野球部の皆さんには？

　あまり気の良い話ではないですよね。

　でも、野球部のシステムを変えてくれないと、きっとこれから私のような立ち場の人は困ってしまうと思う。

　でも、お手伝いもしない者が何かを訴えても、お手伝いから逃れるために反逆しているとしか思ってもらえないやろうなあ。実際、そうなわけやし。

　身近な人に相談したところ、悩むことなく辞めていいよ、と言ってくれました。

　私も、そうしようかと思っていました。

　彼に野球部を辞めてもらう。

　辞めるのは簡単。続けるのは難しいからって、頑張って続けようよ、と励ましてきた野球を、こんなことで辞めてもらうのは本当に悲しい。

　私さえ頑張ったら、続けられるのに。

　どうするのが正解なのか、本当に分かりません。

　頑張れない自分が悲しいし、他の人は頑張れるのかと思うと、自分が情けない。

　今夜は悲しい気分のまま、引きこもり開始です。