第55話 すだちとカボスとゆずと、いろいろ
こんばんは。もうすっかり秋ですね。いや、冬?
この間、大量のすだちを頂き、柑橘系大好きな私は夢見心地に浮足立っています。
すだち、酸っぱくて、爽やかで、小ぶりの愛らしい奴です。湯豆腐に絞るのもいいし、焼き魚はもちろん、お肉の焼いたのにもかけると美味しい。すだちうどんもいいし、お清ましに入れてもイイっ。小さいくせに気の利いた奴なんです。
しかしながら、大量にあっても消費者が少ないので困ったものです。カボスならジュースにしちゃうけれど、すだちはどうだろう。
そうそう、カボス。すだちより少し大きい、味もまろやかな感じの奴です。カボス。大好き。すだちと一緒のようで全然違うのです。和製グレープフルーツ的な存在ではないでしょうか。
そういうと、ゆずのあの香りには負けちゃいます。ゆずの香、たまらんっ。用もないのに、くんくん匂いをかいでしまうクセになるやつ。皮をあれこれ料理やお菓子に使うのはもちろん、実を絞っても何にでもかけられるし、マルチな才能でみんなを虜にする可愛い奴です。
という訳で、庭に一本植えるとするなら、どれだろう、と考えたのですが、選べない。みんな個々の魅力がありすぎて、私には選べない……。
そんなわけで、夏ミカンかレモンを植えようかな。でも、うち日影だし、きっと育たないかも。つくづくガーデニングに向かない我が家の庭に、かろうじて育っている実のなる植物と言えば桑。最初の頃は収穫してジャム作ったりしてたけど、今や実もならない。日影効果は着実に収穫に影を落とすのです。日影だけに。
青々した小ぶりのすだちは友人におすそ分けし、近所でもらったかぼすをしぼって蜂蜜を加えてジュースにして、まったりお茶している今日この頃でした。
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