第22話 飴
こんばんは。
昨日、飴ちゃんをもらいました。同じ柄が切っても切っても出てくるアレです。
近頃の金太郎飴(と呼んでいいのかどうか)はオシャレですよね。
カラフルで可愛い柄が、切っても切っても同じ柄で出てくるなんて、ちょっと心躍る光景です。
可愛いものは心が和みますもんね。見ているだけで平和が広がるなあ。
でも、飴はのど飴くらいしかなめないので、貰った飴がカン缶にいっぱいあります。
ハッカ飴あり、黄金糖あり、チェルシーあり。
甘い、甘い小さな応援団です。
小腹が減ったら食べようと思って、ずっと置いてあるのですけど、若い時と違って、そう食べる事がないので、たまっていく一方。
でも、気が付くと、いつ貰ったか分からないものがあって、原形をとどめていないことも。
恐る恐る開けて見ると、溶けて芸術的な形に変形してしまい、これは食べてもいいものなのかという初歩的な疑問に行きつくものもあったり。そういうものは、またしまい込んで、熟されていくのです。
ちゃんと賞味期限とか外袋に書いてあるの、知ってますけど、捨てるに捨てられない。
十年くらい経ったら、もう捨てるしかないかな、と思うでしょうし。
さすがに十年は長いか。
まあ、のど飴を切らしている時は普通の飴をなめるので、減らない事もない。
喉が弱いので、気を付けていても、結構のど飴の出番が多いのです。
飴をなめる、とは言うものの、私はついついガリガリに噛んでなめません。
口に入れた途端、ガリ。ガリ。ガリ。
もう無意識です。
のど飴なんて、なめてないと意味がないくらいなのに、噛み砕いてしまう己が情けない。でも無意識だから仕方ないか。
でも、小さい頃からそうなので、もう止められない。
噛まないと飴じゃない。
そう言えば、昔大好きだった飴があったなあ、と思い返して、子供の頃はかなりの飴好きだったと気が付きました。
砂糖の付いた昔ながらの飴、指輪型の飴、ペロペロキャンディー、花束の飴、人形型の飴、小さな毬の形の飴、しゅわしゅわの飴、パイン飴、いろいろ食べたなあ。
でも、塩飴はちょっといただけない……。
今や夏の定番になりつつありますけど、塩味の飴は頭で分かっていても、飴は甘いという頑固な認識があるせいか、口に入れたら即毒物扱いです。
砂糖を溶かしただけかと思いきや、飴は奥深いですよね。
職人さんの飴を食べてみたいな、と思いつつ、貰った飴はやっぱりカン缶の中へ入れてしまうのでした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます