第4話 好きなもの
好きなものって色々ありますが、私、割と変なものが好きらしいです。
今日スーパーで買い物をしていて、ふと見た光景がありまして。それが、なんとなく、「ええなあ」って思いながら見ている自分に気が付きました。
たぶん、同意を得るのが難しいかも。
それは、立ち話しているおばちゃん達。
普段着で、飾り気がないマダム達が、あーでもない、こーでもないと話している、どこでも見かける光景です。
子どもの頃なら、母親の立ち話、「また始まった」とげんなりするもんですけど、なんか今見ると微笑ましいっていうか、「ああ、平和やなあ」って思える。
おばちゃん(私もおばちゃんですけど)が生き生き話しているのを見るのは楽しい。井戸端会議って呼ぶのかな?
これって個性が出るんですよね。
わりと慎重な人は声があまり大きくない。
こそこそ話している時の真剣な顔ったら、可愛いじゃありませんか。会話の内容にもよるんでしょうけど、笑顔で話しているから小声でも変な話じゃないのは分かります。
逆に、大きな声の人は、ある意味素直ですよね。あっけらかんと大声の関西弁で話しているのを見ると、屈託なくて、策略もなくて、嫌なもんは嫌だって駄々こねてても微笑ましい。こういう人って身振り手振りも大きいですよね。
このタイプの人の好き嫌いは大きく分かれるところ。
ただの騒音になる人と「微笑ましい」光景になる人との差は大きい。
何が違うのか?
思いやりがあるか、ないか?でしょうか。人柄が出るんですよ、立ち話にも。
これがおばちゃん以上の年齢になると病院の話や健康の話がメインでちょっと夢がなくなるっていうか。なんだか天国に向かって行っている、という話にドキドキしてきちゃうので、見て見ぬふりです。
でも、たまに呼び止められて、若い人(もう若くはないけど)はええなあって言われるねん。それが困る。
とにかく、おばちゃんの立ち話姿、好きです。
あと、寝ているのかな?と思った犬や猫の尻尾がパタパタしているところとか。
プリンのカラメルがじわーっと出てくる瞬間とか。
赤ちゃんの足の裏とか。
好きなものを思い浮かべているとテンション上がります。
兄弟でも好きなものが全く違うし、面白い。
好きって思う感覚って、どこで作られるのかなあ。不思議。
逆に嫌いなものですぐ思い浮かぶのはホラー系。
ホラー映画見たらトイレに行けない上にお風呂も入れない。
かなりのヘタレなんです。
想像したらアカンようになるので、また好きなもの思い浮かべて、ここらで終わります。
ばいなら。
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