第3話 ケイト=クシャク
ギルシェの隣に転移魔法で転移して来た人物は、白衣を来た女性。ギルシェの隣にいると正に子供に見えてしまう。身長が150しかないのでしかたないか。
「このブレスレットは女神候補生とシンクロした時にその効力、能力を発揮する事ができるのよ!通常は通信機だけどね。また、この中には魔法力がない世界でも一日は魔法が使えるだけの魔法力が入っているのよ!」
なんだかぴょこぴょこして話している。そんな行動をしている人物を初めてみたメイリは、
「あのう、この人は?」
「おや? 見かけない顔だね。そうか、君が新人君なんだね」
「えっ? あ、ハイ! メイリ=バアウアです」
メイリは胸に手をやる敬礼をした。その際メイリの大きな胸が少し揺れたのが見えた白衣を来た少女?は、少し不貞腐れた顔つきになると、
「メイリ君、それは私に対しての嫌味かい?」
「えっ?」
いきなり嫌味発言されたメイリは驚くと、ギルシェが
「あははは! 気にするなメイリ。こいつ胸が大きい奴を見ると直ぐに嫌味を言うんだよ。で、嫌味を言うコイツは、ケイト=クシャクだ」
「ギルシェ!あんたねえー(怒)」
「おっ!なんなら私の胸でも、揉むかい?」
「あんたのは胸じゃなく、筋肉でしょう!」
「あははは!違いない!おっと、そんな暇はないか。お前達!ブレスレットを装着しブレスレットの赤いボタンを押してくれ」
各々の隊員はブレスレットを左手首に装着。
そして、ブレスレットの赤いボタンを押すと、ブレスレットから光の輪が広がり隊員を包み込んでいく。そして‥‥‥
「これが‥‥‥新しいユニホーム!」
上が襟の付いたセーラー服、下が袴か?一見するとスカートの様にも見える。そしてチーフ、いわば隊長は襟に太い黄色の線が入り、隊員は細い黄色の線が襟に入っていた。
「それが貴方達のユニホームよ! ブルードラゴンチームだから皆、青で統一させたわよ!」
因みに各チームはレッドなら赤、グリーンなら緑、イエローなら黄色にしてある。あと、襟の黄色の線はブルーチームのみ。他は黒い線だとか。
「これが私達のユニホーム‥」
メイリは初めて着るチームのユニフォームをまじまじと見て感激していた。
「そのユニホームは通常の攻撃や魔法は跳ね除けるわよ!いわばあなた達の鎧みたいなものね!」
ケイトは自慢げに手を腰当てると、鼻息を荒くして言った。
「みんな準備はいいか!」
「「「ハイ!!!」」」
「ウインク、コクピットに転移を!」
「了解!」
そして、ケイトだけを残してブルードラゴンチームは、ブルードラゴンのコクピットへと転移した。
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