破戒巫女に至る瑕疵

金を積みさえすれば、神であろうがなんであろうが殺す事も厭わない巫女がいるという。
しかも、約定に縛られ、依頼によって斬れるのは一人のみだという。

元々は清廉潔白な宮司であったはずの彼女であったが、
とある事件以降、大金を積みさえすれば神殺しであろうが怪異であろうが
斬り殺す事に躊躇いさえ抱かないようになったと言われている。

そんな彼女が現れたのは、ほうらい塚がある八戒村であった。
そのほうらい塚には『ほうらい様』と呼ばれる怪異がいるという噂であった。

そんな八戒村に大学の調査団が来た事によって物語が動き出す。