1−10 裏切りと血の結末への応援コメント
主人公に秘密で熊をおびき寄せて、協力させたって事でいいのかな?
裏切り行為というのは主人公に熊狩りの内容を話さなかったって事か
3−7 冒険しない冒険者への応援コメント
うーん、突然意見を求めておいて、語ったら延々と笑われる。
こんな不快なこと無いですよ。
そしてそれを止めたり諌めたりしないパーティメンバー。
リーダーがどういう思いで笑ってるのかはこの場合どうでも良いですよね。
部外者である主人公に、以心伝心なんて無いわけで、
ただ純粋に、失礼極まりない。
1−3 特注武器と懐事情への応援コメント
アサシンは主武器を自分で作るの?
鍛冶技術必須ってことか。
ナイフ特注程度で受付の見習い職人程度がゲラゲラ笑う、
凄い世界だ。
8−3 地盤への応援コメント
↓確か売り払うのは完成後だったはずなので、完成させるまでは主人公が計画を進めていく必要があります。
その為、旗はまだこちら側にあるのだと思います。
1−11 魔法使いと希少性への応援コメント
更新感覚は年1回
間隔ですかね
1−10 裏切りと血の結末への応援コメント
いきなり悪戯が、という描写が入りますが、
縄張り熊が縄張りを示す印が無かったとかそういう経緯?が無いとちょっと分かりづらく感じます
4−3 召喚への応援コメント
辺境白の私兵を半年間町に・・・
誤変換報告です。
3−3 それぞれの事情への応援コメント
「今回は前衛メンバーでの持ち回りですから。斥候や魔法使いの体力は貴重なりそー(す)ですし」
(す)が余分です
1−3 特注武器と懐事情への応援コメント
一般的なナイフの値段や自分の生活費と比べない所にズレた性格を感じる
6−8 押す波、引く波への応援コメント
もはやただの冒険者に戻れそうもないな
1−10 裏切りと血の結末への応援コメント
この世界だとどうなれば復活できないんだろう
蘇生ではなくリスポーンみたいだしよくわからんな
5−2 詐欺師と哀れな羊への応援コメント
そこに、付け込む隙があった。
「通りです。趣味に金を使う余裕のある貴族と
→その通りです(?)
5−1 商会幹部との交渉への応援コメント
子育ては愚か→おろか
3−7 冒険しない冒険者への応援コメント
誤字です
誤:過半数が冒険を指示する中でも
正:過半数が冒険を支持する中でも
8−1 求められるものへの応援コメント
魔法鎧は露出が多く――と何を理屈っぽく書いているのかと思ったら女性が身に付けている所謂ビキニアーマーや肌が露出した鎧の事ですか。
鎧下を着ると効果が落ちるとか、貴族が補助金出しているから安価で普通の鎧より高性能とか、一応筋は通っていますが、態々一話の半分も使って悩むことかな?
どうせ着せるのだから。長々と言い訳を並べているように見えます。
魔法鎧の材質は不明ですが、前線に出ない人物の護身用なら重い金属鎧でなくても色々有りますよ?
8−3 地盤への応援コメント
更新お疲れ様です。
今更だけど、売っぱらっちゃったけどカレンさん良いんだろうか?
そして主人公から取り上げようって相手に売り渡したはずなのに、まだ主人公が旗持ってんの?
7−6 奇妙な距離感への応援コメント
そしてモンスターは基本的に濃い魔力を求めて、[モンスターは]森や洞窟、沼地なんかに住み着く。
この2個目の"モンスターは"は無くても通じそうかな?
5−10 協力と牽制への応援コメント
現状維持に忙しく兵も資金も[舞わせない]というのであれば、それに超した事はない。
資金を回せない、じゃないかな?資金を投じるという意味なら
とても面白いです、応援してます!
3−3 それぞれの事情への応援コメント
「……心配しなくても、俺は[返ってくる]さ。こういうのもなんだが、かわいい女の子4人に囲まれた生活を簡単に捨てれるもんか」
帰ってくる、かな?
1−11 魔法使いと希少性への応援コメント
冒険者はまだ現実味のある回復魔法使いをパーティに[求めのだが、]これもまた希少な存在だ。
求めるのだが、かな?
8−1 求められるものへの応援コメント
ビキニアーマーに理屈をつけてみたという、その努力は買いたいな。
2−13 談笑と勉強会への応援コメント
源氏物語というものがありましてな…
転移の絡み全然出ないけれど、やはり現代人か
1−10 裏切りと血の結末への応援コメント
つまり5人はクマに食べられてしまったわけか。
誘き寄せなくてもしつこく追われそう
1−3 特注武器と懐事情への応援コメント
アサシンは鍛冶もできるのか。
4−5 招かれるままにへの応援コメント
辺境伯領の首都は~
大阪府の首都は~と書かれているようなもの
領都とすべきかと
1−1 冒険者への応援コメント
私も魔法が登場する小説を書いていますが、魔法に対する考察が興味深くて参考になります。私も水を生成するエネルギーはかなりのものになると考えています。「ファンタジーだから細かいことは考えない」では物語に厚みが出ませんよね。
テンプレ系の異世界ものではない物語を書くと、なかなか理解されない部分もあると思いますが、応援しています。
7−9 毒獅子と不死鳥への応援コメント
メルが雄の脇腹目掛けて突貫した。
メルは拠点防衛に残っていたのでは?
改めてアデルの魔法は芸術性高いですよね。当初は属性魔法に苦手意識がある、なんて言ってたのに今では不死鳥(見た目重視)まで作れるようになって。
作者からの返信
メルが分身してしまっていますね。
メルの活躍を書いておきたかったので、ルリに防衛を変わって貰いました。
彼が今回使った火炎の魔法がただの炎弾や息吹のような形態を取っていないのは様々な要因が重なっての事ですが、そんな彼だからこそ、この短期間でここまで魔法を使える様になっているのかもしれません。
7−8 毒刺之獅子討伐作戦への応援コメント
お疲れ様です!紅月さま。
7−8 毒刺之獅子討伐作戦
拝読しました。さて――
アフリカのマサイ賊は、サバンナでライオンを狩るとき、一頭に二十人で当たると言われています。
強靭な肉体と豊かな経験をもつ彼等ですら、百獣の王を倒すのは難しいということです。
もっとも、その時彼等が狩ったのは成獣の雄で、遮蔽物のないサバンナでの狩りであったことを留意すべきではありますが。
本作戦は視界の悪い森林地帯でマンティコアを狩るのが目的ですね。
隠蔽したロープを張って誘き寄せ、引っ掻けて足をくじかせて機動力を奪い、遠距離から集団でボコる。
あっさり結果だけ書いているので簡単に見えますが(実際冒険者の野次馬が押し掛けそうになりましたね)、相手が猫科の肉食獣であることを考えればかなり危ない橋を渡っていますよね?
しかも、マンティコアの毒針は飛んでくるんです。連射で。遠距離だって安心できないし、ロープでこけたら必ず足をやるとは限らない……きっと、成功より失敗の方が多かった筈。
しかし、10頭狩ればギルドも二階級特進くらいさせてくれそうですね!
なかなか面白かったです。
7−4 後方支援への応援コメント
お疲れ様です!紅月さま。いつも楽しく拝読しています。
公衆浴場――私達の世界のヨーロッパでは入浴の習慣は古代ローマで盛んに行われていたのが有名ですね。
漫画テルマエ・ロマエ(ローマの風呂)でもテーマでした。
入浴は体を清潔にする、健康にいいなど、公衆衛生上とても大事なことです(ローマのそれは、遊技場や食堂を含めた今でいうスーパー銭湯ですが)が、不純異性交遊、売春の温床にもなります。ローマ皇帝は風紀の乱れを理由に男女の混浴を禁止したりしてますしね。
日本の銭湯も同じで、湯女は幕府非公認で性のサービスも提供していました。
よく言えばおおらかだったんですね~
ローマの風呂文化がゲルマンに引き継がれず廃れたのは、やはりキリスト教の影響です。まあ、全く入浴しなかった訳じゃなかったようですし、湯に浸かる風呂ではなく蒸気で汗と汚れを落とすサウナ文化が元からあったようなので、一般に言われるほど不潔ではなかったようです。――それでも、香水で体臭を誤魔化さなければならないほど臭かったようですが……
駄文が過ぎました。
この世界の貴族にも入浴の習慣は普通にあるようですね。庶民の入浴習慣は中近世ヨーロッパの庶民に準じているのでしょうか。
それはよしとして、口頭での説明だけで庶民の入浴に理解を示す令嬢はいい意味で貴族の型にはまらない、非凡な人物なんでしょう。
面白かったです。
6−8 押す波、引く波への応援コメント
自重気味→自嘲気味では無いでしょうか?
作者からの返信
誤字指摘、ありがとうございます。
自重でもある程度意味が通ってしまうので、難しい指摘だったかと思います。助かります。
7−1 影響力への応援コメント
お疲れ様です紅月さま。
7−1 影響力
拝読しました。
アデル君、いい意味でも悪い意味でも影響力を持ってしまったようですね。
しかし、冒険者の在り方がそう簡単に変わるとは思いません。
アデル君の活躍を目の当たりにして地に足を付けた活動に転じることができたものは、そもそもその素地と言うか素養があった者であって――
冒険者がなぜ冒険者をやっているかというと、やはり『それしか能がない』からで、そんな連中がアデル君のようにやろうとしても、うまく行く筈がない。
やはり付け焼き刃は剥げやすいものなんです。
まあ、ギルドとしては冒険者に『レベルが低くてもうまくやればいけんじゃね?』なんて気持ちでいてもらうのは甚だ迷惑なので、アデル君にレベルアップしてもらおうと言う訳なんでしょうね。
やはり冒険者の本分は狩りとダンジョン攻略と採取にある、ということでしょうか。
面白かったです。
続きを楽しみにしています。
5−1 商会幹部との交渉への応援コメント
いつも更新を楽しみにしております
誤字(と思われるもの)の報告となります
その辺脅伯の娘の耳に
↓
その辺境伯の娘の耳に
作者からの返信
誤変換のご指摘、ありがとうございます。
辺りを脅かす伯っていろんな意味で恐ろし過ぎますね……。失礼致しました。
6−12 人への応援コメント
お疲れ様です紅月さま。
6−12 人
拝読しました。
領主代行殿はただ単に『気に入らない』という私情で妨害やら増税を吹っ掛けてきていたのですかね。
計画の詳細も知らなかったようですし……
何か深謀があるのかと期待したのですが、ただの俗物だったようで。
しかし、きっちり最後まで作って買い取らせるなんて、アデル君は人が良すぎますね。まあ、町の支配者になるのが目的ではないようなので良いのですが、結局領主代行殿が一番得をするのでは?
黙ってみているだけで先進的な街がまるっと手に入るのですから。
面白かったです!
作者からの返信
榎原様、いつも応援頂きありがとうございます。
領主代行——王家臨時直轄地領主代官は、中々面白い立場な方だと思っています。
将来このまま(昇進のような形で)領主となった場合、それはそれで出世の形ではあるのでしょうが、すぐ側に力の強い辺境伯家の領があり、その上で中央とのパイプは無くなってしまう訳で。
中央での利権争いからは脱落と言えるでしょう。そもそも、手元に置いておきたい類いの優秀な内政官であれば辺境にほど近い寸土の代官などを命じられるかという疑問も残ります。
しかし同時に、ただの無能であれば土地の管理を任されるような功績も上げられないでしょう。
となると、一連の事件は本当に彼の私情で引き起こされた物なのか。
はたまた彼の背後には親の七光りのような、面倒な事情でもあったのか。
とりあえず、主人公の視点では俗物な貴族にしか見えない、というところで一旦幕にしたいと思います。
6−7 権力と正義への応援コメント
お疲れ様です紅月さま。
『6−7 権力と正義』拝読しました。
さて――
多分、アデル君みたいなタイプの人間は想定外だったのでしょうね。伯爵としても、彼の私兵にしても。
権力と武力で脅せば素直に頭を垂れると思ったのでしょう。
彼の敗因はアデル君を甘く見ていた事。
そう言えばアデル君に敵対するもしくは利害が反する立場の人間は彼を甘く見る傾向がありますね。
外見でしょうか、冒険者という地位でしょうか。
――案外両方かもしれません。
そういう意味ではアデル君は有利ですよね。
さて、カレン嬢はまだ街にいたんですね? まだなにかやること有るのでしょうか。
面白かったです!
続きを楽しみにしています!
作者からの返信
榎原様、いつもコメントありがとうございます。
自己の容姿や立場を最大限利用するは、交渉の基礎ですからね。
真っ正面から当たれば不利となる要素を如何に活かすのか、その辺りに彼の苦渋と諦めがある様に思います。
そしてそれは、同じような苦労を知っている人間から見ると、また別の意味を持つのですが……。
現時点で、町に戻ってから10日と少しですから、描写は簡略化されているものの『高速馬車でなお片道10日掛かる辺境伯家へ速馬をとばし、返答があるまでアデルの側に居る』事を5−4で宣言した彼女は、あと10日近くは少なくとも町に留まるでしょうね。
6−5 衝突への応援コメント
楽しく読ませていただいております。
毎度密度の濃い内容に感銘を受けます。
奴隷商人相手にいきなり演説まがいの交渉を始めて何事かと思ったら、こういう深謀があったのですね。
このようなアイデアをひねり出す主人公が周囲からどのように見られているのか、他者視点の話も読んでみたいです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
あまり密度が濃いと逆に読んでいて疲れてしまうかと思われます。
この辺り、執筆力の未熟を痛感する次第です。
奴隷商相手に啖呵を切った頃は、口ばっかりの「詐欺だ」と強く自覚した上で、それでも目の前の事象にどうすれば手を出せるかと、精一杯足掻いていた主人公です。
しかし、協力者や理解者を得るにつれ、「引き返せない」という認識とともに、以前より強く、「なんとかしたい」という漠然な願いでは無く具体的な目標として意識する様になった……。
そんな彼のちょっとした成長を、楽しんで頂けたなら幸いです。
他者視点は『形無き宝石』で書かせて頂いておりますが、あちらはまだ一章回りをゆっくりと綴っている所ですね。
筆が遅くて申し訳ありません。
編集済
6−7 権力と正義への応援コメント
辺境伯の騎士に地方領主の私兵が正面から喧嘩売るの?今の立ち位置がわからない
作者からの返信
コメントありがとうございます。
準貴族位騎士爵持ちとなった主人公ですが、職業騎士ではありません。
どう違うのかと言いますと、医師の免許を持っている人と実際医療の現場に居る医師くらい違います。
一応「その活躍は職業騎士のそれに準じる」と見做されているため、国から貴族年金は支払われますが、雇用による給与は発生しません。その意味では、『推薦証』とか『認定証』を貰ったと見ても良いかもしれませんね。
しかし、公的立場としては何度か作中に出ている様に、ブラブラしてるだけの一介の冒険者です。
騎士爵を持っていない職業騎士(見習い・下っ端)と並べた時、どちらが格上と見るかは人それぞれでしょうが……。
これに対し、臨時とはいえ『王家直轄地領主代行』の私兵が特に萎縮する理由はないですね。この私兵の主は王の代理であると見做す事ができますから……人の心理には様々な影響がある事でしょう。
編集済
6−6 対決への応援コメント
お疲れ様です紅月さま!
『6−6 対決』拝読しました。
さて――
この世界にやって来た『先人』はなかなかのやり手だったようですね。もしかしたらかなり早くに王権による国家の絶対的支配(ルイ14世時代のフランスのような)が確立され、王権に対する貴族の影響力が失われていたのかも知れません。
でなければ、領主の専権事項である裁判権に『上告』なんて制度は作れません。つまり、この世界には国家共通の刑法なり民法なりが存在しているということです。
しかも、その法は一般庶民にも適用される(やろうと思えば庶民でも領主の下した判決に異議を唱え、より高位の司法機関に訴えることができる)。
異世界人による介入があってこそなんでしょうが、絶体王政と民主主義の奇妙な融合が面白いと感じました。
もうひとつ――
~以下、本文より引用~
「逮捕状はあるの?」
私兵隊隊長とリーダーの睨み合いに、リリーが冷静な調子で状況を確認する言葉を投げる。
「さっき、貴方は「バルモンド卿の令だ」とは言ったけど、逮捕状は出さなかったわね? 現行犯以外では領主貴族にも逮捕権はないはずよ。まず、衛兵に通報して、事件性が認められれば逮捕状が発行されて……
~引用終わり~
逮捕状があるのか、という台詞があります。
ここで言う逮捕状とは、文面からして領主による捕縛命令書ではなく、『逮捕令状』のようです(市民らによる通報→衛兵による捜査→犯罪性の確認→令状の請求→衛兵、貴族私兵による逮捕という流れが説明されている)。
令状主義を取る場合、日本では令状を発行するのは裁判所です(因みにアメリカは警察官が『十分犯罪性がある』と判断すれば、令状なし逮捕に踏み切れる)が、この世界は多分領主が裁判官を兼ねる(地方の司法機関があるという描写がないため)のでしょう。
本来の令状主義は、警察権による権限乱用を抑止し、市民の権利を守る目的がありますが、警察権と司法権を併せ持つ領主が令状を発行できてしまったら、あまり意味がない気がします。
それにしても、冒険者パーティーの皆さんは法に詳しいんですね。冒険者なんて荒事をやっていれば法律すれすれを行くこともあるでしょうし、冤罪で不当逮捕されることもあるでしょうから、ギルドが教育しているのかもしれません。
いずれにしても、今回は私兵側の準備不足、勇み足でしょうね。伯自身が動いていれば矛盾や齟齬なくやれるでしょうから。
面白かったです!
次回が楽しみです。
作者からの返信
榎原様、いつもコメントありがとうございます。
絶対王政から封建統治への以降に際して、何らかの干渉があったのでしょうね。こういった『歪さ』が個人的には好きです。
さて、そのような干渉があっても、存在しない物は存在しない。干渉があったからこそ、逆に王家の立場は強いまま。三権分立なんて物は、残念ながら中途半端な形に落ち着いている様です。
無理矢理当てはめるなら、王が立法、領主が司法、行政。そんな領主の暴走を止める為に派遣されているのが、衛士というストッパーです。
しかし、王家直轄地では三権全て統治者が握ってるんですよね。そんな強権の代理に臨時で着いてしまったら……。
これは作者の願望ですが、誰が何を主張しているのか、どこに着目しているのかも見て頂けると面白いかもしれません。
6−5 衝突への応援コメント
お疲れ様です紅月さま。
「6−5 衝突」拝読しました。
――さて。
アデルの野心が吐露されましたね。ちょっと唐突な気がしました。
彼の言う「庇護」はあくまで奴隷のオーナーとしての「庇護」なので、所謂奴隷解放とか、奴隷制度の否定では無いようですね。所謂、我々の社会で言うところのセーフティネットの構築が目標なんでしょうね。
この世界の奴隷とは、戦争奴隷や人種的奴隷(造語)ではなく、経済活動の行き詰まりによる貧困奴隷(造語)です。彼等を買い取り、教育を施し、職業を選択させて派遣する……その報酬の一部を会社の収益とする。所謂派遣会社ですね。
奴隷は自身の買い取り額その物が会社に対する借金であり、それを返済するまで会社の「庇護」のもと労働する。(完済の見込みがあるとは言っていない)
今の奴隷商は育てて売ったらそれ以上その奴隷から収益をあげることはできませんが、このシステムなら同じ奴隷から継続的に収入を得ることができる――スレイブビジネスの新しい形になりそうですね!
さて、支配階級から謂れのない横槍がきました。
思ったより事が大きくなっているので潰してしまおうという魂胆ですね。前に「できた街はあんたになんかやらない」と喧嘩売ってますし。
普通なら喧嘩は避けるところですが、アデル君は無茶するんだろうな……
面白かったです!
追伸。前回都市計画について語りすぎました。申し訳ございません。
作者からの返信
いつもコメントありがとうございます。
いよいよ事態が動くとあって引っ込みが付かなくなった。
そんな決意と覚悟の描写が不足していたかもしれませんね。失礼しました。
4章終盤や5章以降、特に6章に入ってから彼の行動と思考は地味ながら様々な変化があり、やっと、といった感覚が私の側にはあったのですが……。やはり、難しい物ですね。
しばらくは、このままの形にしておこうかと思います。
編集済
6−4 都市開発計画への応援コメント
お疲れ様です紅月様!
『6−4 都市開発計画』拝読しました。
さて――
かつて、現実世界のローマにおいて、あれほど高度に発達した上下水道システム(その一部は現代でも機能している!)がなぜ、その後のヨーロッパに全く受け継がれず、中近世ヨーロッパの都市が異臭と汚物にまみれ、黒死病の猛威にさらされることになったのか。
それは、ローマ帝国の滅亡に繋がる戦乱のなかで破壊され、その後ヨーロッパを支配したゲルマン人にローマ人が構築した高度な都市機能を理解し、維持管理する能力がなかったことが原因である。
この世界における上水道の構築は水源に跋扈する魔物による破壊、水源の汚染という外的要因により困難を極めているよう。
単純な魔法具による天候などの要因に影響されない給水設備は地元民には画期的てまはなかっただろうか。
あとの問題は下水である。
雨水だけでなく、生活排水、糞尿などの汚物処理は公衆衛生の観点から給水以上に重要事項。
古代ローマやかつて世界最大の都市であった江戸は大規模な下水道網を構築していたが、アデルが作ろうとしている街にこれを再現するのは資金的にも技術的にも難しいと思われ。
中層共同住宅については……日本みたいに地震が頻発するとは思えないし、ブロック積んだだけでも強度的に問題なさそうですね。既存の都市は中心となる城なり教会なりを中心に、勝手に家をつくってなし崩し的に広がった集落が街になった物でしょうから、今回のように最初から計画的に区画を整備した街は斬新でしょう。
いい街ができるといいですが、果たしてアデル君が青年のうちに出来上がるか?
面白かったです。続きが楽しみです!
作者からの返信
いつもコメントありがとうございます。
さて、やはり上水道橋のイメージは例の国の印象が強くなるでしょうか。高圧ポンプがない世界で、上水道を2階以上に配備しようとすると、凄く有り難い装置なんですけどね。水道橋。
個人的には、風情もあって地下配管+謎動力ポンプより好きです。
彼自身の能力は凡人そのものですが、発想や価値観はこの世界においては極めて異例。そんな異世界人らしさを4〜6章ではお楽しみ頂けると幸いです。
6−4 都市開発計画への応援コメント
中下水道はどんな計画なのかな?楽しみです!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
案は複数あるのですが、それを作中でいかに表現するか、作者としては難しい部分となっております。
6−3 隠れ蓑への応援コメント
お疲れ様です紅月さま。
都市計画……なかなか素人には難しい問題です。
しかもゼロからの開拓となると、莫大な資金と多くの専門職を要します。
先ずは水の確保から。給水の重要性はブラタモリを見ていなくても明らかですからね。
しかし、アデル君はいつの間にプレゼンとディベート能力を向上させたのでしょう?
プロジェクトに参加する商人だけでなく、恩人と思っている女性に対しても穿った見方をしてしまうのは、やはり今までの人生経験から強い人間不信になってしまっているからなんでしょうね……
これからどうなるのか、楽しみにしています!
作者からの返信
榎原様、いつもコメントありがとうございます。
作中では『都市』という表現になっていますが、衛星都市や近隣の村といった色の濃い計画ですね。すぐ隣に拠点の町があることは、彼等の計画において大きな部分を占めています。
『内心に関わらず堂々と』『相手の言葉の裏を探りながら』『機先を制して話題を誘導する』ような技術は情報を収集したり、説得したり、或は注意を別の所に向けさせるといった、冒険者として、斥候としての活動するうちに身につけた様です。
6−2 虚勢への応援コメント
お疲れ様です紅月さま。
『6−2 虚勢』 拝読しました。
さて。
リーダーなのに、リーダーとしか呼ばれないリーダーは不憫だとおもう今日この頃。
若くて経験の浅い冒険者に苦労しているようす。
血の気の多い若者は女性が自分より高いランクでリーダーをやっていることに嫉妬しているんですね。
虚勢が板についているなんて、『これでは道化だよ』なんて苦笑いするあの方のようです。
――案外似た者同士かも知れません。
皮鎧を赤く塗ってみますか?
面白かったです!
続きを楽しみにしています!
作者からの返信
榎原様、いつもコメントありがとうございます。
リーダーとしか呼ばれないリーダーは、度重なるセクハラで苦手意識をもたれているのか、パーティのまとめ役を尊敬する意味を込めてリーダーと呼ばれているのか。
この辺りは、伯爵嬢に通じる部分があるかもしれませんね。
5−11 始まりの場所への応援コメント
お疲れ様です!紅月さま
『5−11 始まりの場所』拝読しました。
誤字?でしょうか。張っておきます。
『――少しでも早く自体が改善する様動く事だけだった』
⏬
『――少しでも早く事態が改善する様動く事だけだった』
……
開拓事業に対する庶民の反応は上々なようで。
まさに世界恐慌の時代のニューディール政策のようなものですか(アデル君のは『公共事業』ではいのですが)?
所謂『力ない人々』が生活の糧――働き口を求めて集まって来ているようですね。
さて、アデル君のプランにギルドはどう答えるのか。
次回を楽しみにしています。
作者からの返信
榎原様、いつもコメントありがとうございます
口約を掲げて民衆の支援を仰いだという意味では類似していますが、もっと原始的な問題ですね。
この世界の人々には、そもそも、生きていく場所が足りていない……そんなお話です。
誤字の指摘、ありがとうございます。
5−10 協力と牽制への応援コメント
お疲れ様です紅月さま!
『5−10 協力と牽制』拝読しました。
――しかし、こうも思う通りに事が運ぶと思わず頬が緩むのを抑えられない――
何だか最近、アデル君が悪役らしくなってきた気がします(笑)。まあ、詐欺師をやろうと言うのだから多少なりとも悪役になって見せなければね。
いよいよ本格的にシムシティを始めることになるのか?
続きが楽しみです!
作者からの返信
いつもコメントありがとうございます。
誰かにとっての正義が他の誰かにとっての正義とは限らない。
——なんてそれっぽい事を一言置いておきますね。
5−8 網への応援コメント
お疲れ様です紅月さま。
『5−8 網』拝読しました。
――俺は目の前の女性ではなく彼女の家ばかりを見ていた様に思う。
アデル君が気付きましたね。これでお嬢様の一方通行も終わりでしょうか。
これからお嬢様のターンが始まる予感がします。
次回が楽しみです。
作者からの返信
榎原様、いつもコメントありがとうございます。
『伯爵嬢』呼びして彼女自身を見ていなかった。
そんな主人公ですが、人というのは指摘されたからと言ってすぐに変われる物でもなく。しかし、成長の切っ掛けになってくれるのではないか。
そんなシーンでした。
……作者的には、辺境伯家のお嬢様という立場が強過ぎて、扱い難いキャラクターなのが玉に傷だったり……。
5−7 印象操作への応援コメント
お疲れ様です!
「5−7 印象操作」拝読しました。
アデル君、上手い具合に仲間を使って、いつの間にかパーティーのリーダーシップを取っていますね。
本格的に開拓事業に乗り出そうとしている……のでしょうか。領主にまで噂が聞こえるくらい大きな噂になっているようですね。
しかし、アデル君、初期の頃と比べると随分印象が変わりました。
これからどうなっていくのか、楽しみです!
作者からの返信
榎原様、いつもコメントありがとうございます。
権力の影響か、状況の大きさ故か、信頼関係か、斥候としての実力故か、今の所、彼の『お願い』や『説得』にパーティの皆は賛同してくれている模様です。
この辺り、描写が不足していますね。『指示』や『命令』『指図』は一切ないのですが……。さて。
『開拓権』の行使となると、その土地の領主にとっては小さく無いニュースですので、噂が耳に届いている可能性は高いですね。しかし、押し掛けた当日に時間を用意する、なんて言うのは描写にある通り異例も異例。さて、この面談はどう転ぶ事やら。
主人公の印象が良い方に変わっていると良いのですが、書き手としては、彼は初期からすると少しだけ成長した、といった所です。
私の描写力の問題で上手く伝わっていない可能性が高く、申し訳ありません。
5−5 窮鼠への応援コメント
お疲れ様です!紅月さま。
「胎動」からの「窮鼠」拝読しました。
――辺境伯の依頼、蹴るんかい。
確かに根なし草で自由業の冒険者と開発事業者は真反対の立場にありますね。
もしアデル君が商人で、どっしり腰を据えて開発事業をやれるなら……ですが、そもそも『事業なんてやるつもりはない』のですから、蹴るのは当然の選択かと思います。
ただ、辺境伯は……というより令嬢は逃がしてはくれそうにありません。
このまま冒険者モノから内政チートモノにシフトするのか……?
続きが楽しみです!
面白かったです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
依頼、蹴っちゃいましたね。
ただ、『やるつもりがない』というよりは『操り人形に成り下がるつもりがない』という所が本質ですね。
例えば、事業が失敗しても冒険者として生計を立てつつ再起を狙える様な実力があれば、この話に乗っていたかもしれません。——皆を巻き込まない様、パーティを離脱して、という注釈が入りますが。
商会幹部相手に、ただ口からでまかせを言ったのではないという事は『報酬を先に貰っているのだから逃げるつもりなどはない』あたりの表現からも伺って頂けるかと思います。
さて、彼は今後どのような選択をするのか。
周囲はその選択をどのように受け止めるのか。
その辺りは、今後をお楽しみ下さい。
編集済
5−3 虚像への応援コメント
お疲れ様です!紅月さま。
5−3 虚像拝読しました。
今までにない主人公の大活躍!
面白かったです。
内容とは関係ないので恐縮ですが、今回の話、どうにも読みづく感じました。
何故か――何となくですが
・情報を詰め込みすぎ
・文章を切らずに一気に書いているため目が休めない
からではないでしょうか。
勿論、文体やレイアウトは作家それぞれのやり方があるので正解は無いのですし、私がスマホで読んでいるというのもあるのかもしれません。
――さて。
スケープゴートとは『身代わり』『生け贄』という意味ですね。
本章でいえば、新規事業で既得権益を脅かされた者の反発や憎悪、事業が失敗したときに責任を負わせるため『身代わり』という事になるのでは、と考察します。
ですが、文中には主人公がなんに対するスケープゴートなのか、表現されていないように思います。
――前回の話に説明されていたらごめんなさい。
あと、商会との交渉は成立したようですが、事業内容が長屋を改装するくらいしか書いていない気がします。改装して住みやすくして……人を雇ってなんの事業をするのでしょう?
商会側もサブプランを出したり色々事業内容を詰めているようですが。
――詐欺のためのフェイクプランなので描写は必要なしと敢えて切り捨てられた、もしくは次回描写する予定でしたらすいません。私の読解力不足です。
最後に、この交渉は余裕だったのでしょうか、綱渡りしながら鍔迫り合いを演じるようなギリギリの交渉だったのでしょうか。
商人がこちらを甘く見ていましたし、最初の一合でこちらの話に相手をのせることが出来たので(八割がたは辺境伯令嬢のおかげ?)、比較的危なげない交渉だったように思いますが、やはり緊迫感が薄味に感じます。
まあ、読者を引き付けるドキドキが止まらない交渉シーンが書けたら、かなりの文章力ですよね。
言葉だけのやり取りを文字で表現してその場の雰囲気を滲ませらる文章力……私もほしい!
上手く妹ちゃんを(ほぼタダで)身請けする言質をとった主人公ですが、これからどうなるのか。
詐欺の行方は?
続きが楽しみです!
作者からの返信
榎原様、いつもコメントありがとうございます。
>>何に対するスケープゴートか
5−2で「騙されたという大義名分」「商会から借りた金で商会の力を動かし事業を成す」といった所から、建前像の立案者(=責任者)を彼が担当する流れとなり、『庶民の鬱憤の矛先』『反対派の反感』などに対するスケープゴートとして機能する運びとなりました。
『反対派の反感』については具体的な描写はないですね。敢えてお互いが明言しなかった部分でもありますが。
>>詐欺はギリギリだったのか
詐欺師との商談は、そのテーブルに付いた時点で決着している……というお話ですね。『この場で主人公から聞いた案を無断転用しないという制約書』を書いた時点で、彼は8割方負けています。
後はいかに話に乗り気にさせるか、破談になる事を恐れさせるかという部分になる訳ですが——この辺りは描写にもある様に、主人公を只の代弁者としか見ていなかった商会幹部が、存在しない黒幕の立案者に向けて(アピールする意味を込めて)独り相撲したので、勝手に沼に嵌ったといった所です。本筋から外れるので中略となりました。
>>事業内容(現段階の目標・利益の出所など)
モンスターの蔓延る世界、土地を切り開く事は用意ではなく、(特に庶民の)住居問題は深刻な要素ですが、『収入を一時的に失い、既存の住人からの反感を買ってまで立て替えをする長屋支配人』はまずいません。「ある日突然追い出された」なんて悪評が着こうものなら、立て替えた後も利用者が集まる保証はない訳ですしね。
これを成功させる事で、既得権益にしがみつき続けるより利益を上げる——それが、現段階で最も重要な『事業そのものの実現性の証明』となっています。
また、大工やその他人員の斡旋などでマージンを得る機会が多数商会には発生し、最終的には『誰より先に建替え(=反感を抑えながらの改革)を成功させた』という実績とノウハウが事業者(一応主人公名義)の財産となります。
>>サブプランと詐欺の行方
今後をお楽しみ頂ければと思います。
5−2 詐欺師と哀れな羊への応援コメント
お疲れ様です!紅月さま。
『詐欺師と哀れな羊』拝読しました。
※考察大好きな性格なので、先の展開やらを勝手に予測したりしてしまうかも知れません。ご容赦ください。
――さて、一見、話の内容が今までと別のベクトルに進んでいるように見えるのですが、題名とそもそも奴隷商と交渉を始めた経緯を考えると、奴隷となった少女を『融資』という形でぶんどってしまおう、ということですね?
貴族が庶民に教育を施さないのは、民に対し必要以上の教育は不用だと考えていたからです。ヨーロッパにおいて識字率――義務教育の必要性が叫ばれ始めたのは、マルティン・ルターの宗教改革からでした(プロテスタントは聖書を信仰の基軸に据えているが、当時の聖書はラテン語で書かれており、庶民は読むことができなかった。ルターは聖書をその地域の言葉に翻訳し、併せて庶民を教育して聖書を皆が読めるようにした)。フランスやイギリスで義務教育が一般的になるのは産業革命以後になります(産業革命により、労働者が文字が読めなければ仕事ができなくなった為)
……勿論、この世界の貴族と庶民の文化格差を私たちの世界のそれと同列に語ることはできませんが、『庶民とは無知蒙昧なものであり、貴族は庶民の無知に対し教え導かねばならない』という矜持と、文化レベルでの支配者階級である貴族の優位性を保つためには庶民は無知である必要があるので、この世界の貴族も庶民の教育に興味を抱かなかったのだと推察します。
さらに人間以外の驚異が身近にある世界。命の価値が限りなく低く、『死』が『終わり』ではないこの世界で、庶民サイドも明日をも知れぬ日々に『教育』に意味を見出だしていない、または余裕がない。
庶民の貧困の理由のひとつが教育の不足であるのは間違いないですが、それを解消するには世界のあり方そのものを変えなければならないように思います。
さて、主人公は非常にスケールの大きな議論――一冒険者と奴隷商がするには――をふっかけて何やら社会福祉的な事業の片棒を担がせようとしているようですが、詐欺ですよね? これは。
商人も生き馬の目を抜く戦場を生き抜いてきた猛者。果たして狙い通りいくのか?
非常に興味深いです。
作者からの返信
榎原様、いつもコメント頂きありがとうございます。
5章の今後の展開や6章にも波及する話なので、余り深く触れる事は出来ないのが申し訳ないのですが、ご指摘の通り、所謂『愚民政策』が今回の焦点です。
土地を拡張できない(正しくは難しい、コストが嵩む)都合、様々な面で効率化を求められるため、教育の必要性は既に広く認知されている様です。
しかし、その教育が施された結果、既得権益を脅かされる者がいる。
それは例えば作中で登場した紙(辺境伯からの招待状)というオーバーテクノロジーを実現している魔法使いや、或は生産用魔導具の生産で利益を得ている者、労する事無く幹部の座に座っていた者などですが。総じて経済力があるため、影響力や発言力も伴います。
この支配者層と既得権益保持者の対立(多くの者は両方の性質を持っているため尚決着が難しい)に、商人の視点から打撃を与えて流れを確定してしまう。それが、主人公の主張となります。乗って来ない奴は放置して、利益を独占してしまおう、とばかりに。
(……資本主義社会の価値観に毒されきった思考ですね。)
▼以下余談
この5−2、実は2章序盤を公開している頃には既に書き始めていた話なのですが、この形になったのはほんの数日前です。
舌戦って難しいですね。
なお『哀れな羊』は『詐術に翻弄される被害者』『スケープゴートとなる主人公』『他者の交渉の結果で将来が決定される姉妹』という3要素を掛け合わせてみました。
1−3 特注武器と懐事情への応援コメント
稼いだ分を一気に使う人間が1日平均100-300使う
それに対してナイフ一本10万って高すぎるのでは...
見習い製作のナイフ一本買うのに生活費300日分だなんて、一般の冒険者は武器を自作せざるをえないレベル
作者からの返信
PACA様、コメント頂き、ありがとうございます。
>>稼いだ分を一気に使う人間が1日平均100-300使う
打ち上げなどで一気に使うため、『普段の生活費』は削れる限り削る冒険者がこの平均値を下げています。
その他は主人公が気付いていないため、描写が一切無く、またこの場でお応えするのも悩ましい部分なのですが……。
以下、ネタバレとなりますのでご注意下さい。
>>ナイフ一本10万って高すぎるのでは
独り立ちした鍛冶師であれば、安い位ですね。他の仕事の手を止めての特注になる為。なお、作り置きの戦闘用ナイフはもっとずっと安いです。
>>見習い製作のナイフ一本買うのに生活費300日分
一流鍛冶師に素材持ち込みもせず特注武器を頼むのであれば、実力比でそれぐらいは珍しい事ではない世界です。それが出来ないなら、量産品の既製品で我慢する物。そんな常識を知らずに話を持って行った男がどんな扱いを受けるかは、ご覧の通りです。
5−1 商会幹部との交渉への応援コメント
お疲れ様です紅月さま。
「5−1 商会幹部との交渉」拝読しました。
ベリゴール商会は「子育ては愚か生活も安定しない家庭から食い扶持を買い取り、教育を施して労働力に転換する」と(本人が言っているわけではないが、主人公の言葉を否定していない)言っているのですが、商会が扱う奴隷は古代ローマの家庭内奴隷や高度専門職奴隷(古代ローマでは、教師や会計士など専門知識を要する職業は奴隷の仕事)が中心なのでしょうね。
農奴などの肉体労働用の奴隷は教育の必要はないし、前の回で商会は性奴を扱っていない様なことが書いてあった気がするので。
さて、主人公が示す一歩踏み込んだ解決策とは。
続きが楽しみです。
作者からの返信
榎原様、いつもコメント頂きありがとうございます。
ご指摘の通り、専門教育を施された高級奴隷は日々の生活に追われる庶民より余裕のある生活を送る事も珍しく無い、専門職となり得ます。
しかし、だからといって肉体労働を行なう奴隷に教育が全くの不要と言うわけでもありません。主人の命令を理解できなかったり、主人に無礼を振る舞う様な奴隷を卸しては、商会の名に傷が付くからです。
また、性奴については特に否定されておりません。この商会が扱わないのは、『犯罪奴隷』ですね。
余談ですが、奴隷の鎖自慢的に、完全に娯楽の為だけに奴隷を持てる主人に繋がれるというのは、むしろ誇らしい事の様です。我々的には、中小企業の幹部より大企業の平社員、という所でしょうか。
まぁ、余り掘り下げるとサイトの規約に引っかかりかねないので、展開上必要にならない限りその辺りの話は出てきません。ご了承下さい。
0−1 ありふれた悪夢への応援コメント
お疲れ様です!紅月さま。榎原です。
0−1 ありふれた悪夢拝読しました。
主人公の低い自己評価と人間不審の原因となったエピソードですね。
パーティーを騙して『仲間』と闇討ちするのですが、簡単に蘇生してしまうこの世界では「全員殺せば訴えるやつなんて居ない。死人に口なしだせ! がはは」的な鎌倉武士マインドが通用しないので、騙し殺すのも一苦労。その慎重さと能力を別な方向で生かせば、このリーダーは冒険者として(そうでなくても)もっと活躍できそうですが
……手っ取り早く稼ぎたい人間は何処にでもいるもので。
それにしても、死亡して蘇生したとして、前の死体はそこに残るのですね?(賊が死んだ女冒険者を死姦しようとしていたようですが)
下手したら自分の死体にご対面なんてトラウマもあり得ると……嫌だなぁ
面白かったです。
作者からの返信
榎原様、いつもコメント頂きありがとうございます。
仰る通り、この世界における主人公の言動を大きく帰る事になる——事態を解決して大団円とならない展開に加え、人の悪意に踏み込むお話でしたので、1話より前に持って来るのは憚られた第0話です。
この世界は『死人に口無し』が有り得ない反面、『蘇生がある以上、まず裏切りはない』そんな心理が、逆に裏を付かれる隙になっている訳ですね。
死から蘇生までの間には蘇生の奇跡が『代行されるまでの時間』というラグが存在し、それに伴い死体もある程度の時間その場に残り続けます。
この辺りの事情は別段告知されている訳ではありませんが、死を日常的に有り得る物と捉えている者達にとっては、経験則的に知られている事です。
主人公は死の事情に付いて興味を持ち調べているので、単純に描写不足ですね。何らかの追記を行ないたいと思います。
ご指摘ありがとうございます。
0−1 ありふれた悪夢への応援コメント
火達磨になったとなってるけど盗賊たちは死ななかったんですか?
死んだら蘇生で捕まって一人づつ別々に真実を吐くまで拷問されそうだけど。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
盗賊も、リーダーも、火では死んでいません。
死体を焼く為の火に、『近過ぎて巻き込まれた』だけに過ぎないので、消化は間に合った模様です。
そして、死んでいた所で近場の教会を蘇生地点とするほど迂闊ではないでしょうね。言動は猿の様な賊達ですが、計画性を持った犯行を見事実行しておりますので、それなりの下準備はしている模様。
なお、主人公が燃やす対象を賊達ではなく死体にした理由は単純で、取り囲むなどして動きを封じている訳でもない相手を燃やすのは困難と判断したからですね。
0−1 ありふれた悪夢への応援コメント
>その傷をは蘇生による治療の対象外の筈だ
その傷は蘇生
>お前がいかに非道な振る舞いを舌か皆に知らしめる為だ
振る舞いをしたか
作者からの返信
衍字・誤字のご指摘頂きありがとうございます。
シリアスシーンが台無しですね、申し訳ない。
4−11 願いへの応援コメント
なんか軽いし助ける気おきないなこの女。そして無理矢理主人公に奴隷を持たせようという流れになってるのがちょっと……。
というか自分が引き取ることにした3人娘すら1人じゃちゃんと育てられてないのに奴隷なんて買ってられないでしょ。主人公だって装備に金使わなきゃいけないし言うように稼ぎもまだ安定してないのに妹買ってくれ自分のことも買えってふざけすぎ。正式な仲間でもないしね。妹が助かるならリーダーにちょっとオモチャされるくらいいいだろうに何選ぶ立場になってるのか。この女からは本気で妹助けたいってのが伝わってこないですね。
作者からの返信
コメント頂き、ありがとうございます。
価値観の相違の問題や、彼女の強がり、願望などが入り交じっているので、我々から見ると同情しづらい振る舞いになっているのは間違いのない事実ですね。
なお、主人公は3姉妹を引き取った訳ではありません。
『生活の面倒を見ている』だけです。育ての親になった訳ではなく、生きていくには十分程度の金銭的援助を約束したに過ぎません。
責任を持って育てるなんて約束を、独り身の冒険者が出来るはずがないのですから。
そして、彼女達の生活に必要な資金は常に主人公の財布から出ているので、その約束は履行されています。(主人公の当初の想定では、宿屋暮らしの予定でした)
魔法薬工房で下働きをさせて貰えているのは単なる幸運で、それがなければ彼女達3姉妹は冒険者として登録し、(能力的に)低賃金の人足として働きながら独り立ちを目指す事になったでしょうが……。
3姉妹と主人公の関係上、『十分すぎる程に手を尽くしている』のが客観的評価に落ち着きます。本来仕事を斡旋する義理なんてないのですから。
(ちなみに補足として。つい最近主人公が得た『辺境伯の後ろ盾がある準貴族位騎士爵』というのは、農民の視点から見ると十分すぎる程に安定した地位・権威です。たったランク4や5の冒険者(=リーダー)に家族を任せるのとは雲泥の差と見做せる程度には)
4−9 新しい収入源への応援コメント
お疲れ様です!紅月さま。
榎原です!
いつの間にかアデル君の幻惑魔法が職人技になってますね。そして踊り子フェーリン。どんな踊りを踊るのでしょうか?
出番が終わったあとの雰囲気ではドラクエ4の『ジプシーダンス』が似合いそうな情熱的な踊りなんでしょう(妄想)。
舞台演出は結構頭を使うので、アデル君にはクリエイティブな才能もあるのかもしれません。
何だかんだでリア充なんですよね、彼は。
奴隷が出てきました。
個人的には奴隷陥ちはセーフティーネットにはなり得ない気もしますが……この世界の(刑罰ではない)奴隷というのがどのような待遇なのか、興味があるところです。
面白かったです!
続きを楽しみにしています。
作者からの返信
榎原様、いつもよく読み込んだコメントをありがとうございます。
ただ1点、訂正させて頂きますと。
アデルが演出に使っているのは、六属性魔法の1つに位置する光魔法であって、幻惑魔法を他者に直接掛ける程の干渉能力は持っていません。(それがもしできたら、極めて有用な攻撃手段になり得ますが……)
主人公の魔法の精密操作が職人技——臨時師匠のリリー曰く「達人級の曲芸」——になったのは、4−5のことですね。道中が暇過ぎて変なベクトルの修行を無意識に重ねてしまった次第です。
もとより、異世界人の主人公は、この世界基準の知識量や想像力で見ると中堅どころの貴族と同程度かそれ以上はあるでしょう。その為、1話時点でリリーに魔法を教わっていた際「センスがある(=理解力・想像力がある)」と当時まだ交流の浅かったにも関わらず評された程です。
……日常的に目にしない文字は読めない、という庶民など、珍しくも無い世界ですので。
ちなみに、各種ギルドでは商人の子供などが小遣い稼ぎに『代読屋』をやっていたりしますが、彼等が描写される事は果たしてあるのか……。
奴隷周りの話は、その内掘り下げていきたいですねぇ。
名目上セーフティネットなんて言われてますけど、実際は(奴隷落ちしなければならない程追い込まれた人間が生きていく手段は限られる訳で)治安維持装置の側面の方が強いですし。
ここまでお楽しみ頂き、ありがとうございます。
『野望編』を引き続きお楽しみ頂けます様、プロットとの睨めっこに戻ります……。
4−8 新たな波紋への応援コメント
お疲れ様です!紅月さま。
踊り子さん、結局仲間に入ったのですね?
……なぜか帰り道にも辺境伯令嬢(モブ)がくっついていますが、彼女は何故居るのでしょう。
しかし、踊りでパーティを支援するダンスマジック……ロードス島の『戦いの歌』的な魔法でしょうが、リアルで戦場の真ん中で踊るのは、乱れ飛ぶミサイルを避けながら戦場でロックを唄う某『熱⚪バサラ』なみにハードそうですね……
面白かったです!
作者からの返信
榎原様、いつもコメントありがとうございます。
踊り子さんは、4-8終了時点での形式上はリーダー達のパーティに臨時加入という形ですね。(=主人公と同じ立場)
辺境伯令嬢も彼女の人生では主人公なので、個人として思う所があるのか、何らかの命令を受けているのか、といった所でしょうねぇ。何の意味も無く着いてくるという事は、流石にないと思います。
さて、踊り子さんの特技『ダンス・マジック』についてですが、リズムと相手の視覚効果を介して発動する魔法ですので、戦闘中の発動は極めて困難な技術です。作中に描写があった様に、体力の消耗や発動に時間がかかるという弱点まで持つ為、基本的には休憩時に使う魔法ですね。
——もし発動できれば、極めて強力な支援魔法として活用できるのですが、それはそれとしまして(ごにょごにょ)。
極めれば戦闘中にも『最前線で歌って踊ってぶん殴る』なんて真似が出来ない訳ではないんですが……。もしそこまで極める努力を惜しまなかった人が純粋に戦士として修行を積んでいたら、間違いなく英雄クラスの偉人ですね。明らかに効率が悪いので、やるとしたら余程酔狂な方でしょうか。残念ながら、『ある程度鍛えたから冒険者を引退した』今の彼女に可能な域ではありません。
これからも楽しんで頂ける様、筆を執らせて頂きます。
4−7 逃走不能への応援コメント
紅月さま、お疲れ様です。榎原です。
4−7 逃走不能読みました。さて――
題名を見たときに、また何かやらかして辺境伯に追われる身になったのかと思いましたが、騎士爵授与が逃げられなかった、という意味でしたか。
まあ、そうですよね。上級貴族が平民に『やる』というものを平民が『いらん』とは絶対に言えませんよね。
この場合は辺境伯の権威を否定し侮辱する行為ですから、間違いなく首が飛びます。
爵位とか領地とか、露骨な取り込み工作ですが、気になるのは、辺境伯が言うほどアデル君は力を示していないこと。今回の事件についてもやったのは情報操作と馬車の破壊工作(!)で、辺境伯クラスの貴族ならその気になればもっとうまく、効率的にやれるものばかり。
辺境伯の言った『君の力』って何でしょうね?
『結果的にであれ偶然にであれ』って言ってますから『あれ』の事だとは思うのですが……
っと、誰か来たようだ――
後半、『辺境伯』が『辺境白』になっています。
作者からの返信
榎原様、いつもコメント、ご指摘ありがとうございます。
この辺りの編集にもうどれほど『辺境伯』という文字列を入力したか、消した数も入れると計り知れませんが——予測変換に頼ると見落としますね。ご指摘、ありがとうございます。
2、3誤解無き様補足を。
長いので、「そんなもんは作中で語れ」と切り捨てて頂いて構いません。
きっとその内出てきます。
▼▼▼▼▼▼▼▼
1.この世界の貴族制度・身分制度は我々の歴史上のそれとはやや事情が異なります。外敵が他の国ではなく、『モンスター』である事が多い為、という部分が強いのですが、まぁ、そもそも発展の歴史が違うので、全くの同質となる事はないでしょう。
庶民は貴族にとって庇護の対象であり、同時に無知で当然とされています。庶民の無知(無礼を含む)を指摘し、これを強く糾弾する事は、翻ってその人物自身の狭量さを知らしめる事に繋がります。よって、庶民の出の者に対しては上手く『諭す』ことが上位者には求められる訳です。
(——勘違い貴族がいないとは言いませんが、それは追々)
主人公は余分な知識のおかげで物分かりが良いが故に、容易に、上手く転がされたという事ですね。
2.上記の庇護関係は、何も対庶民に限った話では無く、上級貴族は周囲の下級貴族に対し、忠誠や有事の際の武力、政治上の発言力等と引き換えに庇護する立場にもあります。
故に、『怪しいから潰した。勘違いで悪かったな』とはいきません。『怪しいというだけで動いた』という事実が、他の庇護下の貴族達の忠誠まで一気に離してしまいますので。
よって、上位者が動くには、『大義名分』か『絶対に証拠を残さない手段』が必要となります。これは、王の権威を背後に持つ一部の王国衛士とて変わりなく、故に彼等衛士・貴族共に公的組織は『証拠不足で動けなかった』というのが実情です。
噂を流す・情報を操作する所は主人公よりもずっと上手くやるでしょうが、実際に事を起こすとなると非常に困難を極めます。直接配下を使えば足がつくリスクが高く、人を使えば不自然な金の動きが見咎められますので。
作中でちらりと触れられましたが、貴族同士の関係性は調べようとしなければ庶民には伝わって来る物ではありませんので、この辺りが事細かに一人称描写で描かれるかは不明です。
水面下で準備や調査は着々と進められていましたが、その片鱗は『早すぎる連絡』等の形でちらちらと伺える……かも知れませんね。
3.主人公が今回得た『準貴族位騎士爵』と『開拓権』ですが、これを要約すると『交渉の後ろ盾(=取り込み)になってやるが、基本的には自力で道を切り開け』というメッセージです。
干渉を嫌う主人公に最大限寄り添った様な提案であり、同時に、飼い殺しにされるよりも空恐ろしい部分がある決着ではないかと私は考えております。
▲▲▲▲▲▲▲▲
拙い執筆力ではありますが、今後もお楽しみ頂ければ幸いです。
4−6 謁見への応援コメント
「よく死ぬ人間は寿命が短い」
教会は無償で死者を蘇生させる機関ですが……果たしてその「蘇生」はノーリスクか?という問題ですね。
辺境伯は150歳というエルフ並みの、本来あり得ない年齢ですが、これはレベル……つまり身体能力(基礎代謝、免疫力)向上の恩恵を受けているためと説明されています。
そして、辺境伯は恐らく『一回も死んでいない』。
その上で、たくさん死んだ人間は寿命が短いと描写されている。
つまり、教会による蘇生は肉体や精神に多大な負荷を与えるものである、と想像できます。一回蘇生すれば寿命が十年縮むとか、そんな感じなんでしょうね。
死に戻りができるからといって、死ぬ前提の無茶を続ければ、結局早死にするんです。世の中良くできていますね。
作者からの返信
いつもコメントありがとうございます。
作中で描写されている範囲内ですと、教会の蘇生の奇跡には「魂が壊れない限り」という制限が一般的認識としてあります。
寿命が縮まるのはその魂の崩壊が早まるのか、はたまた他のリスクが絡んでいるのか……。——果たしてメインストーリーで語られる日は来るのでしょうか。多分、語られるとしたら2部以降でしょう。
レベルに関しては現段階において詳しい描写が殆どされていません。これは6章以降に触れていこうと考えているので、今しばらくお待ち下さい。
『一度や二度の事件や事故での死は大きな影響はないが、同時に無制限でもない』というのが、今後鍵になっていくかも知れません。
引き続きお楽しみ頂ければ幸いです。
編集済
4−6 謁見への応援コメント
>>逆によく死ぬ人は寿命が短いのだとか。
文脈的には「逆にレベルが低い人は寿命が短いのだとか。」では?
この世界、教会で復活できる系だったのかいまいち記憶が頼りにならないので、そういったニュアンスがあった場合はすいません。
「逆に何度も復活する人は寿命が短い傾向があるらしい」など、蘇生をするというニュアンスがあったほうが分かりやすいかと思います。
指摘、失礼致しました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
この世界は教会で蘇生の奇跡を受ける事が出来るので、一度一度の命が軽い系作品です。命がライトなファンタジーです。
誘拐事件の救出の際や探索の際などに、主人公が自分の持つ価値観とこの世界の命の重さのズレを意識している描写が(多少)あります。
しかし、たしかに4章(というか野望編)に入ってからはその手の命に関わる描写が無く、忘れている方がいるかも知れない事には考慮するべきでした。今一度、捻ってみようかと思います。
ご指摘ありがとうございました。
引き続き、お楽しみ頂けると幸いです。
編集済
4−5 招かれるままにへの応援コメント
お疲れ様です!
御作の最新話、拝読しました。
辺境伯が動くとは、先の貴族、かなりの上級貴族だったようですね。伯爵かな?
辺境伯……この世界の辺境伯が国王と比べてどれ程偉いかはなかなか想像できませんが、我々の世界の辺境伯で考えれば、まあその地方の最高権力者、日本で言えば譜代の大名クラスでしょうか。
そんなSSRクラスのVIPから『本人の署名つき召還状』『貴族待遇の馬車によるお出迎え』『踊り子&娼婦&護衛つき』『辺境伯令嬢が直々に迎えに来る』『同行者についても無制限』と国王並みの待遇で呼ばれるなんて、あとが怖すぎる!
主人公は辺境伯が敵かわからないと言ってます。本物の娘……自分の血族は貴族にとって最大のウイークポイント。それを寄越すなんて、言わば、お腹を見せて降参している犬みたいなものです。
だからこそ主人公は警戒しているのでしょう。もし、道中主人公が辺境伯令嬢に無礼を働けば……あわよくば、なんて考えているのかもしれません。
……ただ、件の令嬢は馬車が定員オーバーで外に追い出された模様。辺境伯令嬢って何だろう。
お嬢様がかなりのお転婆で、主人公の顔を見たいと駄々をこね、辺境伯がかなりの親バカだったなら……ただのギャグになってしまいますね。
さて、真相は如何に。
ところで、この令嬢、立場や重要性に関わらず名無しのモブと同じ扱いなんですが、そんなに重要なキャラじゃないんでしょうか?
主人公が覚えるつもりがない、眼中にないということの表現なんでしょうが……
楽しかったです!
続きを楽しみにしています!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
辺境伯爵はご指摘の通り、大貴族も大貴族。
この世界でも、この地方の最高権力者です。
今回、彼が統治する領の近隣の領にて国内貴族の威信を脅かす事件が起きたことで、彼の人物はその責任を問われる非常に微妙な立場にあります。
影響力が大きい分、責任を問われる範囲も大きい訳ですね。政敵も多く、この失態(という評価)は小さく無い隙となりました。
加えて近場の領主貴族となると、非常時には彼の手札の1つでもあります。それを失った彼は、果たしてどう動くのでしょうか。
なお、伯爵嬢(と主人公が読んでいる女性)が外に追い出されていたのは、「家主が招いた客」と「家の娘」のパワーバランスの結果です。
4−1 異世界人への応援コメント
お疲れ様です!
御作を楽しく拝読させて貰っています。
さて……
異世界転移、転生もので対象が日本人以外というのも珍しいですね。
しかも、名前と銃を扱えること、サバイバル講習(恐らくボーイスカウトか)を受けていることから、彼はアメリカ国籍と思われます。
……アメリカのティーンエイジャーがジャパニーズ異世界に飛ばされたらどうなるか、興味は尽きませんが、どうやらマイク氏は日本在住のアメリカ人のようで。
戸籍や国民皆保険のような篤い社会保障制度があるのは日本(『家』を登録する戸籍があるのは日本や中国くらい。他の国は個人の情報を登録する住民基本台帳的なもの)くらいなものですから、本場のアメリカ人は意外と異世界に馴染むのかもしれません。個人主義、実力主義の国ですからね……
まあ、『個人の自由こそ至上にして正義(個人的な偏見)』なアメリカ人が封建的貴族社会に馴染めるか?という疑問は残ります。
しかし、マイク氏、このまま労役刑で飛ばされて退場でしょうか。面白いキャラなので、再登場願いたいものです。
面白かったです。
作者からの返信
度々のコメント、ありがとうございます。
私の考えの及んでいない場所など、新しい気付きに繋がり、非常に助かっております。
新たにであった異世界人自称「マイク」ですが、彼が私達と同じ世界線の人間かは不明なのですが、似た様な世界から飛ばされたらしい事は伺えますね。
なお、この世界でも元の世界の諺が通じている事から、言葉には意訳が入って伝わっているものと主人公は理解しています。
なお、以下若干ネタバレになりますが
//////////////////////////////
彼の再登場の予定は6〜7章です。それまでは彼が絡む余地がないので……。
なお、彼が何人である、といった明言は出来かねます。最近民族問題とかややこしいので。
3−11 転への応援コメント
お疲れ様です。紅月さま。毎回御作、楽しく拝読しております。
さて……
今まで比較的身近な探索任務や薬草採集をやって来た主人公ですが、今回の事件はまさしく『事件』と呼べるほどの大きなものでしたね。
とても興味深く読ませていただきました。
しかしながら……
これは作者様のスタイルに関わることなので他人がどうこういう事は憚られるのですが。
よく言えば無駄な描写を省いた簡潔な描写、悪く言えば事後報告のレポートのような、淡白で味気ない文章に終始しているので、かなり重大な局面で、情況次第では命の危険がある緊迫した事態にも関わらず、するすると指の間を溢れる砂のように事態が推移し、終わってしまっているのが勿体無く、残念に思いました。
得体の知れない組織に自分に関わりも恩もある女性や子供たちが狙われ、自身の身にも危険が迫っている情況。相手はかなりの有力者の可能性があり、下手を打てば全てを失いかねない(命は蘇生があるのですが、社会的信用なんかはいくら死に戻りしても取り返すことはできない)。それでも逃げるより立ち向かうことを選び、絆を結んだ?仲間たちに助けを求める……主人公が今までの安心安全安定路線をひっくり返した、まさしく『転』のシナリオ、間違いなく序盤の山場。
もう少し主人公の目線まで降りて描写すればもっともっと面白くなると思います。
どのキャラクターにも感情移入できないまま、いつのまにか終るのは勿体無いです。
長々とつまらないことを書いてしまいました。
引き続き、楽しませていただきます。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
3−10、11はご指摘の通り、ここから物語を繰り広げていく起点となる部分で、書いている当初は何度も何度もこれで良い物か迷いました。
主人公達の手札(展開)をこの話の最後まで伏せておきたく、このような書き方になっていましたが、流石に、誰の表情も判らない程の淡白さでしたね。
偏に私の執筆能力の至らなさです。
主に冒頭に手直しを行ないました。
……これで少しは改善すると良いのですが。
2−5 チェックメイトへの応援コメント
何故衛兵は地下を確認することなく店主を取り押さえたのか。
一階に見張りを置かなかったのは、犯人側の見られていないという油断と慢心?
作者からの返信
主人公の主張の真偽はあの時点では不明ですが、「逃亡しようとすれば」取り押さえる必要があると衛士は判断しました。逆に主人公がでまかせを言う不審者であった場合も、ですが。
(主人公は衛士(特に門番)と普段から情報交換をしているので、ある程度顔が利くというのもポイントです。)
加えて、目の前で起きようとしている暴力事件は衛士の本分として、静観できる物ではありません。
よって、この時点でまず取り押さえる事となり、後に、地下の捜索が行なわれ、罪が確定する運びとなりました。
描写不足だったようで、申し訳ありません。近いうちに、何らかの追記でテコ入れをしようかと思います。
見張りがいなかった理由は、完全に油断と慢心ですね。見られていないという理由だけではないのですが、罪を犯す事に成れてしまったという面が少なからずあるのは事実です。
2−6 癒しの一時への応援コメント
置いてきぼりにした上、様子も見に行かないのかこの男は!