応援コメント

6−4 都市開発計画」への応援コメント


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    お疲れ様です紅月様!

    『6−4 都市開発計画』拝読しました。

    さて――

    かつて、現実世界のローマにおいて、あれほど高度に発達した上下水道システム(その一部は現代でも機能している!)がなぜ、その後のヨーロッパに全く受け継がれず、中近世ヨーロッパの都市が異臭と汚物にまみれ、黒死病の猛威にさらされることになったのか。

    それは、ローマ帝国の滅亡に繋がる戦乱のなかで破壊され、その後ヨーロッパを支配したゲルマン人にローマ人が構築した高度な都市機能を理解し、維持管理する能力がなかったことが原因である。

    この世界における上水道の構築は水源に跋扈する魔物による破壊、水源の汚染という外的要因により困難を極めているよう。
    単純な魔法具による天候などの要因に影響されない給水設備は地元民には画期的てまはなかっただろうか。

    あとの問題は下水である。
    雨水だけでなく、生活排水、糞尿などの汚物処理は公衆衛生の観点から給水以上に重要事項。
    古代ローマやかつて世界最大の都市であった江戸は大規模な下水道網を構築していたが、アデルが作ろうとしている街にこれを再現するのは資金的にも技術的にも難しいと思われ。

    中層共同住宅については……日本みたいに地震が頻発するとは思えないし、ブロック積んだだけでも強度的に問題なさそうですね。既存の都市は中心となる城なり教会なりを中心に、勝手に家をつくってなし崩し的に広がった集落が街になった物でしょうから、今回のように最初から計画的に区画を整備した街は斬新でしょう。

    いい街ができるといいですが、果たしてアデル君が青年のうちに出来上がるか?

    面白かったです。続きが楽しみです!

    作者からの返信

    いつもコメントありがとうございます。

    さて、やはり上水道橋のイメージは例の国の印象が強くなるでしょうか。高圧ポンプがない世界で、上水道を2階以上に配備しようとすると、凄く有り難い装置なんですけどね。水道橋。
    個人的には、風情もあって地下配管+謎動力ポンプより好きです。

    彼自身の能力は凡人そのものですが、発想や価値観はこの世界においては極めて異例。そんな異世界人らしさを4〜6章ではお楽しみ頂けると幸いです。

  • 中下水道はどんな計画なのかな?楽しみです!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    案は複数あるのですが、それを作中でいかに表現するか、作者としては難しい部分となっております。