お疲れ様です紅月さま。
「5−1 商会幹部との交渉」拝読しました。
ベリゴール商会は「子育ては愚か生活も安定しない家庭から食い扶持を買い取り、教育を施して労働力に転換する」と(本人が言っているわけではないが、主人公の言葉を否定していない)言っているのですが、商会が扱う奴隷は古代ローマの家庭内奴隷や高度専門職奴隷(古代ローマでは、教師や会計士など専門知識を要する職業は奴隷の仕事)が中心なのでしょうね。
農奴などの肉体労働用の奴隷は教育の必要はないし、前の回で商会は性奴を扱っていない様なことが書いてあった気がするので。
さて、主人公が示す一歩踏み込んだ解決策とは。
続きが楽しみです。
作者からの返信
榎原様、いつもコメント頂きありがとうございます。
ご指摘の通り、専門教育を施された高級奴隷は日々の生活に追われる庶民より余裕のある生活を送る事も珍しく無い、専門職となり得ます。
しかし、だからといって肉体労働を行なう奴隷に教育が全くの不要と言うわけでもありません。主人の命令を理解できなかったり、主人に無礼を振る舞う様な奴隷を卸しては、商会の名に傷が付くからです。
また、性奴については特に否定されておりません。この商会が扱わないのは、『犯罪奴隷』ですね。
余談ですが、奴隷の鎖自慢的に、完全に娯楽の為だけに奴隷を持てる主人に繋がれるというのは、むしろ誇らしい事の様です。我々的には、中小企業の幹部より大企業の平社員、という所でしょうか。
まぁ、余り掘り下げるとサイトの規約に引っかかりかねないので、展開上必要にならない限りその辺りの話は出てきません。ご了承下さい。
子育ては愚か→おろか