横恋慕は洒落にならないマッチポンプを呼ぶ

 翌々日、妖部の回復力のおかげで塀二は日常生活では問題ないほど復調していた。学校の休み時間に机上に雑誌を広げてクラスメイトとワイワイ話していたところ、急に猫美がやって来て話しかけた。

「室倉くん、凄いねえ!」

「お、おう? 何のことだか話が見えない」

 軒下猫美。塀二から見てよく知った顔ではあるものの、大して交友が深いわけではなく「框の友達」という認識が強い。先週どういう話の流れか唐突に「好き」と告白され断ったことがあるので、以来どう接していいかわからない――という意味では苦手にしている。

「学校の怪談の話だよ。また室倉くんが何かしたんでしょ? 昨日全然出なかったんだって部活のひとが言ってた」

 確かに一昨日聞かされた怪談話を調査はしたが、実際は闇の狩人を気取っていた顔見知りの先輩だったというオチが待っていた。

(『昨日出なかった』って、あの人そんなに頻繁にやってたのか……)

 夜の学校を徘徊する不審人物の正体を突き止めたという意味では問題を解決している。一応は超常の存在も絡んでいるのでオカルト事件と呼べなくもない。

 町の結界が生み出した浄気の結晶を妄想で染め上げ、連れ回していた学校の怪人こと大引夢玖は塀二にとって学校の先輩にあたる。怪談の真相が彼女であることを知られたら可哀想なので何もかも秘密にしてあった。

 ゆえに伝えていないのだが、猫美は噂の終息を聞いて勝手に塀二の手柄だと思い込んでいるようだった。よほど怪談が好きなのか、とても興奮している。

「そんな室倉くんにぜひ行ってもらいたいオカルトスポットがあるの! 次のミッションだよ!」

「いや別に俺そんな不思議少年じゃないんだけどな」

 室倉家の特殊性とは切り離して学校ではプライベートのつもりなので「ようし任せとけ!」という心境にはならない。

 結界が機能している以上、少なくとも町の中にオカルトスポットはありえない。敢えて一つ上げるとするなら呪具と妖魔を保管する室倉家がそれにあたる。事実昔はお化け屋敷扱いされていて、度胸試しに框が乗り込んできた実績もあるほどだ。

「私の親戚の家――っていうかお寺なんだけど、そこの鐘が呪われてるとかなんとか――おっとっと」

「はい邪魔しないの。っていうか面倒な頼み事するのやめて」

 勢い込んで話し続ける猫美の手を引いて、框が連行していった。塀二はホッとしつつも、框の足元を見る。

(オカルトならそこにいるんだけどなあ……)

 框の影に封じられた妖魔、闇渡。名前と力を取り上げられて、それを唯一返せる宿主の框にはとりあえず従順に振る舞う変わった化物だ。今日も人目に付く学校ではこうして大人しくしている。

「なんでよ? 室倉くんと出かけるのに框の許可がいるの?」

「あたしはただ、塀二はまだケガが治ったばっかりだからムリさせたくないだけ」

「あのさあ、急に名前で呼び始めたりしてるけど、別に付き合ってるわけじゃないんでしょ?」

 ふたりが離れていっても、なにしろ同じ教室なので声は意識しなくても聞こえてしまう。塀二はクラスメイトにからかわれて苦笑するしかなかった。

「決めた。ねえ室倉くん、デートしよう! 框だって止める権利ないんだからね」

 聞き耳どころか思い切り自分へ向けられた宣言を聞き、塀二はやはり頭を抱えた。

「なんでそうなるんだ」


「やりゃあいいじゃないの、デートくらい」

 いつもの昼休み踊り場で、框はあからさまに不機嫌だった。

 夜間の瘴気見回りも日課から外れて体の調子は以前よりも良くなりつつある。学校でも特別休む必要は無かったものの、框と話したかった塀二は今日もここを訪れた。

「えーと、あの……框さん?」

「別にクラスメイトと出かけるなんて普通のことだし、〝呪い〟っていうキーワードはあんたも気になってるんでしょ? 結界があるからもう何も起きないって言うけど、それでもおかしなことは続いてるんだし」

 先回りされて何も言うことが無い。すべて事実だ。

(呪われてるのは框も同じようなもんなのに、他を優先させるから怒ってんのか?)

 それはそれは怒っている。にも関わらず太腿を枕に貸してくれる辺りはよくわからない。「自分はこんなにも気遣っているのに」という立場でいる為だろうか。

(そうだよなあ……こいつだって闇渡さえいなきゃ、普通にデートしたりして青春楽しんでるんだろうからなあ……)

 自分がその機会を奪っているのだからとてつもなく申し訳ない。

「……そうだ! お前が軒下とデートをして、気になる場所を見て来たらいいんじゃないか? ほら、こないだ言ってた伝言係だ。これで三方丸く収まる」

 框はデートを楽しめて、猫美はオカルトスポットの確認ができ、塀二は框の怒りを回避できる。そう思っての提案だったが、額に軽く手刀が落ちた。

「ナイスアイディアみたいに言うな。それで誰が喜ぶっての。それに……『お前』じゃないでしょ?」

「……框」

「うん、それ」

 その一言だけでとりあえず一方だけは丸く収まったようなので、塀二にはますますよくわからなくなった。


 結局、塀二は猫美の誘いを断ることにした。

「悪いけど、ふたりでは出かけられない。どうしても気になるなら俺ひとりで行ってくるから場所だけ教えてくれ。それじゃ駄目か?」

 放課後教室に残って話をすると猫美は残念そうに眉を曲げた。

「それじゃ臨場感が……。室倉くんが何をするのかも見たいのに……」

 室倉の秘密が暴かれようとしている。そういう危機ではあるのだが、動機は単なるオカルト好きなのであまり緊迫はしない。

「非日常でおかしなものが見たいんなら、打ってつけの先輩が――ああいや、なんでもない」

 一瞬夢玖を売り飛ばそうと思ったが、彼女はもう室倉家の事情に近い位置にいる。変に歯車が噛み合って真面目に話を聞かれると困ることになりそうだ。猫美に紹介はできない。

「ならクラスのみんなで行こう。それなら何もなくて空振りに終わってもシラケないだろうし」

「親戚のところだから、あんまり大勢で行くのはちょっと」

「じゃあ框も入れて三人ならいいよな」

「私とふたりがそんなに嫌なの……?」

「わっ、ゴメンナサイ!」

 猫美が急に涙ぐんだので塀二は反射的に謝った。気弱な態度に苛立ってか、猫美は勢いを増す。

「室倉くんさあ、この教室で私が告白したこと憶えてる? そりゃあれはなんでか框に急かされて無理矢理なことだったけど、私まんざらでもなかったんだよ」

「えー……」

 そう言われても反応に困る。

「断られたのは仕方がないことだけど、だけど框とは付き合ってないって言うじゃない? じゃあ『なんでダメだったんだろう』ってあれからずっと悩んでて、なんだかんだでずっとずっと室倉くんのこと考えてるの。そして私は本気で室倉くんのことが好きだと気づいたのでした」

「いや『でした』とか言われましても……」

 一気に思いの丈を打ち明けられて、塀二は動揺する。

「落ち着け軒下、思い詰め過ぎて考えが変なことになっちゃってるだけだ」

 しかし猫美は止まらない。

「私だってそう思ったよ? だから気持ちをリセットしたくて親戚のお寺に行ってみたの。とりあえず座禅組んで無の境地に至ろうと思って」

「安易だけど行動力があるのか、安易だから行動力があるのか」

「おかげでスッキリできて帰ろうとしたらそのお寺のオカルト話を聞いて、早速『あ、これ室倉くんに知らせよう』って思っちゃったの。お寺まで行ったのにまだ私の頭の中にあなたが出て来る! もうノイローゼになりそう!」

「もうなってるんじゃないかな?」

 思念が渦巻いているせいで感情が読めない。例のピンク色も混じっていることはわかる。クラスメイトに欲情されるのは居心地が悪くてたまらない。

「室倉くんが私と出かけたくないのはさ、やっぱり框が原因? 本当は付き合ってるんじゃないの?」

 自分を見つめる瞳が切なげで、塀二は歯切れ悪く言い渋る。

「付き合ってるわけじゃないけど……。それ以上の義理があると言いますか……」

 クラスメイトとふたりで出かけるのはそれほど不自然なこととは思えない。だが、その間框のことが気になって申し訳ない気持ちがずっと続くことは目に見えていた。楽しめない外出はプライベートを充実して過ごそうという塀二の信条にも反する。

 当の框は教室を出ていた。闇渡の気配を探せば玄関の昇降口辺りにいる。動く様子が無いので待っているらしい。

 猫美は涙目を拭って、呆れた風にため息をついた。思念が失望に揺らぐのが見える。

「わかった。じゃあオカルトスポットには框に付き合ってもらう。……このあと框借りるけどいいよね?」

「別に俺の許可は要らないって。えっとあの、そうだ、ハンカチ……?」

「振っといて気遣わないで。それよりこれ以上みっともないところ見られたくないから、先に出て行ってもらえると助かる」

「あ、そうですね。……失礼しました」

 そそくさと、塀二は教室を出て行く。

 その背中に向けて猫美は物欲しそうな視線をぶつけ、拗ねた風に呟いた。

「別に諦めたわけじゃないんだから」


 昇降口に着くと、框は下駄箱に背中を預け困り顔でスマホを操作していた。塀二に気付いて顔を上げる。

「ねえ、大引先輩なんだけどサ、コンタクトでもプルートのこと見えるようにしてほしいらしいよ」

 プルートはまだ一般には視認できないので、夢玖の眼鏡に術を施しておいた。その不満が框にメッセージとして送られてきているらしい。

「メガネかけたままじゃ着替えられないんだって。何言ってんだろうね? 着替えなきゃいいのに」

「あの人には必要な儀式なんだよ。相応しい格好をしたほうが没頭できるだろ」

「エプロン付けないと料理できない、みたいな?」

「そうそう、そういうこと」

 プルートを制御するうえでもきっと意味があることなので、協力は惜しまない。ただし学校以外で深夜徘徊を続けているのなら注意をした方が良さそうだ。

「……うん? なに、帰らないの?」

 バッグを揺らして下校を急かす框を、塀二はじっと見つめた。

「……俺はさ、家業の宿命だけじゃなくてプライベートで自分の青春も楽しもうと思って生きてるわけじゃないですか」

「『ですか』とか言われても」

「でも俺はもう長生きできるようになったから、『短い人生を精一杯楽しもう』とか考える理由もなくなったんだよ。まあ、わざわざつまらなく生きるつもりもないけどな」

 なので猫美の空振りオカルトスポット訪問に付き合うつもりはない。

「改めて『何をしようか』ってなったら……お前を幸せにすることしか考えられない」

 ギョッとする顔を見ながら、塀二は続ける。口を挟まれたら二度と言えなくなる気がして焦った。

「何を今更、って思うよな? そりゃそうだ。今までお前のことあんまり構ってなかったんだ。だってどう頑張ったって俺はお前の一生の面倒を見るなんてできなかったから、闇渡のことさえ解決したら『あとのことは地球守りにお任せ』って思ってた。でも事情が変わったから、それで済ませてちゃもうダメなんだ」

 というわけで、と間を挟んで、塀二は改めて姿勢を正す。

「俺はお前を幸せにする。どうしてほしい? お前の為なら割となんでもするぞ。うちには金はないけど願いを叶える手段なら色々あるからな」

 つい先日「お礼をしたい」と申し出た時は断られた。性格的に無体な要求は言い出さないとわかっている。だからこそ不用意なことを言えた。それを寂しく感じた塀二は少しムキになる。

「例えばやたらと幸運が舞い込む呪具を貸してやってもいい。その代わり身の周りの人間が物凄い勢いで萎れてくという副作用があるけど」

 框のこれまでを考えれば多少他に迷惑をかけてもバチは当たらないと、半ば以上本気で塀二が提案すると、框は珍しく目尻を下げてニヤニヤ笑った。

「別にそんなことしなくても、あたし今結構幸せだけど」

「嘘こけ。いくらなんでも無欲過ぎるだろ」

 妖魔に取り憑かせたままで、任せた家事は居候が増えて、昨夜は春日居も泊まったのでその世話もした。そこまでこき使われて幸せなはずがない。

「なあ、何か頼んでくれよ。框」

 恩を返せないことがもどかしい塀二がつい声を大きくすると、框は瞼を閉じ唇を横へ広げた。それは確かに余裕を、満足を感じさせる笑みだった。

「ほら、幸せ」

「……お前は本当によくわからない奴だよ」

 どうやら嘘ではないようで、普段から瘴気まみれの框から珍しく浄気が吹き上がっていた。少なくとも現状が苦痛でないことは本当らしい。どうにも信じがたいが。

「じゃあ『あたしが幸せなのをわかってほしい』っていうのを、あたしのお願いにしてもいいかな」

「……そりゃまた難題だな」

「できるでしょ? だってあんたは見抜いてナンボの室倉なんだから」

 二の句が継げなくなって苦笑する。

 室倉としてはあるまじきことに、あまり自信はなかった。それでも目の前の彼女のことを考えるというのは、塀二にとってなかなか楽しい空想になる。


他人ひとの気も知らずに、出入り口でイチャつくんじゃないわよチクショウ……」

 下駄箱にギリギリと爪を立て、猫美が塀二と框のふたりを見ていた。塀二は慌てて見つめ合う視線を外し框から距離を取る。

「いやイチャついていたわけでは……」

 塀二としてはいたたまれないが、事情を知らない框は不満を返す。

「なんで怒ってんの? あたしあんたに睨まれるような覚えないんだけど」

「チクショウ恨んでやる。あんたが『おっぱいを大きくしよう』って私とおっぱい揉み合ってたこと、室倉くんにバラしてやる」

 猫美がとんでもないことを言い出すのを聞いて、框はすかさず塀二の頭を両手で挟み耳を塞いだ。次いで紅潮した顔で叫ぶ。

「あれはあんたが可哀想なくらい気にしてたから付き合ってあげたんでしょうが! っていうか小学生でそんなことで泣くほど悩むな!」

 耳を塞いでも動揺して大声になっているので塀二には丸聴こえであった。

(軒下の奴、何かと思い詰めやすい奴なんだなあ)

 クラスメイトの新たな一面を知ったということだけにして、塀二は表情を動かさず聞きに徹した。この話題に口を挟めば災いありと室倉の知覚が囁いている。何もかも聞き流すべきだ。

「なにさ! 自分だけ大きくなって、この裏切り者!」

「あたしは別に――何見てんのっ!」

 唐突に耳元から平手が滑って頬を張り飛ばされた塀二は横転して、下駄箱に激突する。身を起こすなり不平を叫んだ。

「なにすんだ! 話に入っていけないから下向いてただけで、別にお前の胸を見てたわけじゃねえよ!」

 なにしろ耳を塞がれる近さの距離にいたので、真正面の顔を見るか上下に視線を逸らすかしかなかった。それで殴られては納得できない。

「大体お前の胸の大きさくらいとっくにお見通しなんだよ。洗濯物をノーニャに任せたろ? 堂々縁側にお前の下着がぶら下がってるんだよ。そりゃあ気付くわな! 『へー』って見ちゃうわな!」

「あっ」

「『あっ』じゃねえよ! 気遣えよ、こちとら思春期だぞ? お前が選んだ乾燥機は飾りか!?」

「だってノーニャ落ち込んでるから、何かさせて気を紛らわせたほうがいいと思って」

「……その会話、どういう意味?」

 ふたりは猫美に凝視されて固まった。その存在を忘れ、慣れた調子で言い争ってしまったことを後悔しても遅い。

「干してある下着を見る状況ってどういう? まさか……一緒に暮らしてるの?」

「マサカそんなわけないじゃないですか! お願いだから学校とかには言わないでください!」

 動転する塀二とは対照的に、框はむしろ挑発的に猫美を見返した。

「親の許可なら貰ってるっつーの。告げ口されたからってなんだって言うのサ」

「お前はヤケになるのが早過ぎる!」

「ああもう、オカルトスポットどころじゃないわコレ……」

 猫美は青ざめてフラフラとよろめきながら校舎の外へと歩き出す。その後ろ姿に向かって框が呼びかけた。

「ちょっと靴! 履き替えなさいよ! ちょっとってば、ねえ! ああもう――」

 上靴を持ってついていく背中を見ながら、塀二は迷った。

 フォローを框に任せると余計酷いことになりそうだが、かと言って自分が出て行けばそれはそれで揉める気がする。

(頭の中俺のことばっかりって言ってるんだ。距離を置かないとマズいよなあ……)

 闇渡に取り憑かれた框や同じ妖部のノーニャ、それと元々関わる宿命にある春日居やプルートを引き寄せた夢玖と猫美では事情が異なる。間違いなく一般の人間で、室倉に近付き過ぎることは歓迎できない。

(……やっぱり框に任せるか。友達なんだし、悪いようにはしないだろ)

 そう結論付けて背伸びをして、下校の道を歩き出す。

 この時点で塀二は幾つかのことを計りかねていることに気が付いていなかった。



 家に帰って着替えを済ますなり、着信音を聞いて嫌な予感がした。手に取って通話を繋げると珍しく不安そうな框の声が飛び込んできた。

『今すぐ猫美の家まで来れない? なんか大変なことになってて』

「なんだよ。まさかオカルトスポットで当たり引いたか?」

『ううん。行く途中で猫美の具合が悪くなっちゃって、今猫美の家にいるの』

 なら医者に行け、と言おうとしたところで嫌な予感が強まった。

『むつきが塀二を呼べって言うから』

「……闇渡がか?」

 框に宿る妖魔の名前は記憶も記録もできないまじないがかけられている。框が略称で呼んでも塀二の記憶には残らないので、話題に出ると少々ややこしい。

「わかった。準備をしてすぐに行く。具体的に何が起きてるかはわかるか?」

『なんか……猫美の周りに黒いもやがグルグルしてる』

 間違いなく瘴気だ。これは医者には任せられない。

「……急ぐ。俺が着くまで誰も近付けずに、お前も離れてろ。間違っても闇渡は出すなよ? あと軒下には楽しいこと考えるように言っとけ」

 町に結界を張ったら平和になるはずだった。それがどうしてこうも立て続けに問題が起こるのか。

 それがわからないから自分は術士として不足なのだと、己に苛立ちながら塀二はバッグを手に取った。

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