概要
自分の中に、様々な『愛』のカタチが現れる……
理知的でありながら官能的でもある『涼音』。素直で穢れない『舞』。主人公の『一縷』はふたりの女性に惹かれてしまう。
ひとりの女性にすべてを期待しても裏切られるだけ。母親との苦い思い出が、一縷の気持ちにどこかしら影を落とす……
【あらすじ】
霧島一縷は、高校時代からの友人篠井未来、幼馴染の相原伊咲と海辺の街のキャンパスに通っている。
ある日、サークル紹介の会場で、一縷は色白でエキゾチックな雰囲気のある『現代史ジャーナル』の三上涼音に出会う。伊咲らの心配をよそに、そのサークルに参加すると、涼音は「キミがここに来る予感がしていた」と語り、ふたりの運命的な出会いを予感させる。理知的でありながら、時に激しく嫉妬する一面を見せ、またある時は思索的哲学的な発言をするかと思えば、無防備で官能的な笑顔
ひとりの女性にすべてを期待しても裏切られるだけ。母親との苦い思い出が、一縷の気持ちにどこかしら影を落とす……
【あらすじ】
霧島一縷は、高校時代からの友人篠井未来、幼馴染の相原伊咲と海辺の街のキャンパスに通っている。
ある日、サークル紹介の会場で、一縷は色白でエキゾチックな雰囲気のある『現代史ジャーナル』の三上涼音に出会う。伊咲らの心配をよそに、そのサークルに参加すると、涼音は「キミがここに来る予感がしていた」と語り、ふたりの運命的な出会いを予感させる。理知的でありながら、時に激しく嫉妬する一面を見せ、またある時は思索的哲学的な発言をするかと思えば、無防備で官能的な笑顔
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!読了後、たった二文字のタイトルが胸に刺さる
一縷という名の主人公をとりまく人間模様と、その心情。
移り変わり、形を変え、そうして流れていく時間を茫然と見守るしか出来ない読者である自分がもどかしくなるほど、丁寧に描かれた作品でした。
決して言葉は多くない。でも、それで充分でした。
文学作品の香りを漂わせながら、綺麗事ではない人と人、愛や友情を垣間見て、ただただ切ない。
細やかに描写される町並みなどの風景が脳内で繰り広げられる映像にリアリティを与えてくれるのも大きな魅力で、まるで映画を観ているかのよう、終盤に差し掛かるほど引き込まれ、一気に読み耽ってしまいました。
物語の世界に没頭したい方にオススメしたい作品です。
幸福の形も多種多様…続きを読む