概要
あぁ、僕は君さえいてくれれば、それだけで幸せだったのに。
雨竜天理、十七歳になる少年は特殊な家系において『欠陥品』として生まれた。
だが、現状に不満を抱かず、蔑まれても世界を価値あるものだと捉えている。
雨竜天音、常に天理の傍にいて手を引いてくれる存在。自分の代わりに世界を美しいと教えてくれる道導。彼女さえ居てくれれば、少年は幸せだったのだ。
ーーある日、安寧に過ぎていく現実は全て崩れ去る。
その時をもって、五感の内『視覚』と『聴覚』を欠損した不出来な『化け物』は、隠された事実と共に目覚めたのだった。
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一話一話が短めな更新予定です。
不定期ですが完結させる事を目的として更新していきますので、読んで頂ければ幸いです。
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