砂田計々

同棲初日、荷物から発掘したのは高校時代に父親に没収されたゲーム機だった。引っ越し作業中に思わずテレビに繋いで遊び始めた「私」が見つけたのは記憶にないリプレイ。父のゴーストだった。

妻を2020年の疫病で失った男が復讐を誓う。空港のベンチで男が座っている。これから日本へ向かうのだ。何をしに？　観光。

最後の大会がなくなった、 自分たちは何のために頑張ってきたのか、 涙を流す部員を前に、 顧問は一冊の漫画単行本を取り出した。 『ドラゴンボール』 その国民的人気漫画のキャラ…

片田舎で一人で暮らす「私」の元に、とある客人が訪れる。

俺と同棲していたカスミは出て行った。麦茶だけが後に残された。2020年夏-α。

どうしても一緒にご飯を食べたい餃子短編。

取り調べる相手はゴスロリ風美少女。子供のお守りか、と侮った瞬間、彼女が「我を射殺して欲しい」と取り出した拳銃は本物だった。俺はジュライがいた頃の思い出を失っていく。世界がその姿を…

俺は友達とバスケットボール部に入部した。そいつはとっとと消えたが、俺はどうしても試合に出るまではやめられないと思った。最後の試合会場へ始発で向かう。そこから始まる、ちょっとした青…

愚かで運動神経も悪く気が利かない女の子。ただ、彼女はひたすら美しかった。なにものにも代えがたい美と笑顔を持っていた。そして美は絶望の中でこそ輝いた。

「ぼくの住む街では、多くの猫が耳を失っていた。誰かに切り取られていた。」ぼくと、同じクラスの悠一くん。ふたりの不思議な関係を描いた短編小説。

大学を卒業した僕はその街を卒業して、東京に就職した。 東京に執着する僕を「わからない」となじった彼女は遠い地元に就職した。 そんな時、彼女から「また会いませんか？」と電話がかかっ…

『KAC2020 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2020～』用の短編、全5作をまとめました。いちおう連作になってますが、それぞれ単独でもお読みいただけると思いま…

サスペンスのようで違うかもしれない話

地方都市を牛耳る旧家の傍系に生まれた小次郎は、使用人の由莉香と恋に落ちるが――。 ※この作品はフィクションです。

結婚する女性と約束をしたのは、“閏年の2月29日は俺を自由にする事”だけだった

　一万年前に魔王を退けた勇者連合は、その力を封じるために世界に七つの塔を建てた。以来、光の塔と呼ばれ、平和の象徴として、またイトラ教のシンボルとして人々を見守っていた。 　しかし…

課題です

　幼馴染の燿子と一緒に、体育倉庫に閉じ込められてしまった雅史。 　もどかしい二人の距離が一気に縮まる――かと思いきや、案外何も起こらず――？ 『カクヨム3周年記念選手権～Ka…

気分で思いついたまま書いてますっ。 一気に上げたり、しばらく上げなかったりあると思います。 童話っぽい、すぐ読める、そんな感じで 書いていきたいと思います。

忙しい母が貴重な時間をさいて作ってくれる 甘くてふわふわのフレンチトースト 年に数回のこの時間が大好きだった――――

男だけの感情なのでしょうか。昔の恋人が忘れられないということがありますよね。昔の恋人に囚われた男の哀れな人生を描きました。

ティッシュ・ペーパーを食べる祖母を思い出す「私」。 美味しく食べる方法を祖母と私は模索する。 食卓に現れる議長と牧師。 富士山の追跡を私は逃れられるか？ 日常と虚構が潜むティッシ…

18歳を迎えると得られる「ドリームチェンジ権」。 自分の身体の一部と、他人の欲しい身体の一部を引き換えられるという。 どんどん暴走していく主人公。 「私、あなたの全てが欲しいの…

精密義肢師のフィリップとその弟子のクリフは、元ピアニストのジャクリーンを訪れる。事故で片腕を失った彼女は、義肢によって復帰したものの、生身と機械の演奏を比べて取り沙汰する世間の噂…

何が目的かも分からないが、猫が私の帰宅を阻止しようとしてきている。 かわいい猫に振り回されちゃう猫嫌いの女の子の話です。 サクッと読める。

東京のファッション業界に務めるOLの伊藤美奈。語学留学の為アメリカへ行くことに…。そのアメリカ行きの飛行機で事件は起こって…？！

午後八時半、僕は目的も無く雑踏を眺めていた。せわしない街の中で立ち止まっているのは、僕と『ビックチャレンジ』のおっさんだけだった。

やあやあ、そこのお方。小説書きませんか。 みんなでプロットを作りました。 誰でも利用できるプロット。 プロットがあれば、お手軽に小説が書けます。 オープン・プロット・ノベルみたい…

ラーメン禁止法が施行され、 富裕層しか手にできないラーメン免許なしには ラーメンを食べられなくなった日本。 ※現代ドラマといいつつ、30年後くらいの日本を想定しています。 全1…

昨日。僕は長い、長い恋の終わりを迎えた。 僕は書き連ねていく。どこにも出せない手紙を。過去を一つずつ思い返しながら。 ★2019 カクヨム甲子園「きのう、失恋した」参加作品です。

地球人と宇宙人の日常大スペクタクル短編

あらすじも要らないくらいの掌編です。ラブコメと言えるかはよくわかりません。 せっかくなのでWeb小説でしかできないだろうことをやってみました。 「なんだこれ」と思っていただけたら…

小説が書きたい。でも、PVもブクマも伸び悩む。 それでもエタりたくない。ぜひ書き続けたい。 最高じゃないですか！一緒に頑張りましょう！！ 小説を書く元気が欲しい人の背中を押す…

この小説は、トイレで読む、トイレのためのトイレ小説です。 トイレでする小さいのと大きいのに合わせて、1分程度で読める小さいお話と5分程度で読める大きいお話が詰まっている短編集です…

主人公「僕」は留年大学生。結構な勢いでブンガクを憎んでいるが、片端から文学性の有無を判定する後輩の同学年スギモトに「あなたには文学性がある」と認定され、しぶしぶ小説に触れる事に。…

1章　投稿を始めるに当たって受賞は「運」＝「確率」で決まる。確率である以上試行回数を増やせば受賞できるはず、と考えました。なので内容をそっちのけでいかにたくさん効率的に書いて投稿…

勉強をしてみたら、ハマりました。 どうやら頭が良かったようで。 「女は愛嬌」と教えられて、男たらし（特におじさん）受けが良かったようで。 頭が良いことが、それに拍車をかけたよう…