概要
四年に一度俺は独身になる
結婚する女性と約束をしたのは、“閏年の2月29日は俺を自由にする事”だけだった
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!男が『自由』でいられる日
わたしは先日、江戸川台さんの小説を「ひどい」といい意味で評価した。
しかし今回はその評価を覆さなければならない。
It's so cool!!
めちゃくちゃハードボイルド感かましてる男の、四年に一度の自由の日。その過ごし方が笑える。
一部、最初の年はどうかなと思ったが(手近なところで済ませるなんて最低だ)。
彼は四年に一度、妻との約束で自由を得ていた。
しかし、よく考えてみよう。
「自由を得た」のだろうか? 「自由を与えられた」のではなかろうか?
この辺が主人公の甘さを感じさせられずにいられない。
と、詳細はネタバレになるのでここまで。
わずか4,000文字で『江戸川台ルーペワール…続きを読む