男が『自由』でいられる日

わたしは先日、江戸川台さんの小説を「ひどい」といい意味で評価した。
しかし今回はその評価を覆さなければならない。

It's so cool!!

めちゃくちゃハードボイルド感かましてる男の、四年に一度の自由の日。その過ごし方が笑える。
一部、最初の年はどうかなと思ったが(手近なところで済ませるなんて最低だ)。

彼は四年に一度、妻との約束で自由を得ていた。
しかし、よく考えてみよう。
「自由を得た」のだろうか? 「自由を与えられた」のではなかろうか?
この辺が主人公の甘さを感じさせられずにいられない。

と、詳細はネタバレになるのでここまで。

わずか4,000文字で『江戸川台ルーペワールド』が楽しめるなんて安い世の中だ。
ぜひ、残りのKAC4作に期待したい。
いや、期待が高まっているのでフラグ回収お願いします!