思い出は大事だ。人生の糧にもなる。
父の残したGHOSTと戦い、それを乗り越えた男は、思い出の扱いに逡巡する。
そして……
男の恋は「名前をつけて保存」、女の恋は「上書き保存」という例えを聞いたことがある。今の時代では異論もあろうが、僕はこの例えはかなり的を射ていると思う。
ただ、恋だけでなく、そして男女問わず、時として自分の過去を上書き保存しないと前に進めないことがある。
すんなりと進めない時、思い出の外にいる誰かの後押しが必要なのかもしれない。
乗り越えるべきは勝つことではない。
”私“の新しい門出を祝福したい。