★★★ Excellent!!! いくつもの驚き SHU キャラクターの関係が面白く描かれていて、みんないきいきしている。 ジャクリーンの腕にまつわる話も興味深い。 いくつも驚きがあって、最後まで飽きさせずに読ませていただきました。 レビューいいね! 1 2021年1月8日 18:21
★★★ Excellent!!! え、そんな結末が・・・!? 松竹梅 人と機械を題材に、自分とは何かについてのお話。 誰かに否定されたこと、人間なら誰しもあると思います。 他人からの批評ばかり気にしていたらキリがありません。息苦しいだけです。 現実での息苦しさを、主人公のクリフも味わっています。 自分の居場所のはずなのに、他の人はなかなか認めてくれない。 でも気づきは案外近くにあるもの。 自分にとって大切なのは何なのか、いま一度見直してみたくなる、そんなお話です。 師匠とその弟子クリフのコミカルなやり取りも簡潔で読みやすかったです。 短い中でどんでん返しがあって、最後まで駆け抜けられます。 驚きの隠されたお話、思わず「ええっ!?」と言いたくなる。 衝撃の事実、発見、みたいな、そんなお話を求めている人は読んでみてください! レビューいいね! 0 2020年10月13日 04:29
★★★ Excellent!!! 自分の体は誰のもの 濱野乱 事故がきっかけで腕を負傷し、その後、義肢をつけた美貌のピアニスト。 しかし、その腕は生来のものではないという理由で演奏を酷評され、引退を余儀なくされる。 偏見や差別を考える上で、自分たちとは違うからという理由が挙げられる。 本当にそうだろうか。という問題提起は常になされるべきだと思う。 レビューいいね! 1 2020年1月15日 12:37
★★★ Excellent!!! 機械のように……いや、機械なのかも フィリー 周到に用意された仕掛けは精巧にして精緻。 なんてことの無いやり取りも全てを知ったあとなら、違うように見えるかも知れない。 出来れば何回か反復して読むのが望ましいと思える。 レビューいいね! 1 2020年1月5日 17:41
★★★ Excellent!!! まんまとやられました! やまもン 上手い! 巧み! 貴方は2回驚かされます! 2回、そう2回、この長さで2回も驚かされるのです! こんなどんでん返し、貴方は予想することが出来るかな? レビューいいね! 1 2020年1月5日 17:17
★★★ Excellent!!! してやられた 佐藤深槻 読んでいる過程で何度「してやられた」と思ったことか。 文章も素敵で、展開も素敵で、読んでよかったです。 私が言えるのは「すごい!」の一言。 読み終わって、できるだけ多くの人に読んで欲しい!そして、感想を共有したい!って思いに駆られました。 レビューいいね! 1 2019年6月14日 17:07
★★★ Excellent!!! これは天才ピアニストの義肢の話だろう? なあ、クリフ 凪司工房 不幸な事故で腕を失った天才ピアニストのジャクリーン・シャーウッド。 彼女の義肢を造る工房で働くクリフは、師匠フィリップと共に彼女の許を訪れる。 ピアニストの義肢を造る話、かと思って読み始めた。 題材は面白いし、冒頭の一文からとても良い。 面白い、あるいはしっかりとした作品を読む時に、 私はそこに特有の「空気」というものを感じる。 それがあれば安心してその作品世界に浸ることができるのだ。 気にせずに読み進めれば良い。 話のバランスも良く、人物もそれぞれ癖がある。 最後まで読み進めれば驚きと感嘆を得られるだろう。 しかし本作を最後まで読み終えた時、あなたはこれが人間と近未来の技術、あるいは機械についての物語だと知ることになるだろう。 そして尋ねるのだ。 「なあ、クリフ。君は最初から――」 レビューいいね! 2 2019年2月6日 21:09
★★★ Excellent!!! 『ジャクリーンの腕』が、機械への偏見を打ち砕く 橘ユマ まず、題材がめちゃくちゃいい! 機械への偏見。まだあまり掘り下げられていませんが、それでいてホットな話題です。 最近だと、AIが描いた裸婦画が5000万近い値で落札されたニュースがありましたね。その絵を「冷たくて暗くていかにも機械的に感じる」なんて言う人を見たことがあります。高性能義手で演奏するピアニストのジャクリーンの演奏に対する「面白みがない」という批判の声に、似たものを感じました。 だからこのSFは「自分たちとは縁のないフィクション」とは言い切れない気がします。だからこそ、あのラストは鮮烈ですね。自分も他人のことは言えませんわ。 この作品は、機械への偏見を揺さぶる力を見せつけてきます。それは、最後の瞬間まで。 レビューいいね! 5 2019年1月5日 15:09