カクヨム4周年記念 KAC2020連作短編集

　病的な浮気者の父親に、それを黙認していた流され系母親。
　その母親に的確なアドバイスをしたのは12歳の娘だった!?

　野々ちえ先生作品は、名前だけを見れば、『適当に作ったでしょ？』感満載のキャラクターたちですが、どのキャラクターも魅力的なのがすごい！
🔪藤津馴人氏→不実な人
🍎長利多恵子さん→長年耐え子
🎂長利希実ちゃん→長年の希望の結実の略？
　また新たなるヒロインの誕生に、期待が膨らみます。

　本作の父親、藤津馴人氏は、野々ちえ先生の代表作『今日に捨てていく』(通称『今日捨て』)の登場人物。
　その次世代の登場人物を描いた続編が、今年のカクヨムコン６に投入されるとファンの間では噂さ…続きを読む

複雑な関係そうでそこまで複雑な関係でもないかも？　な親子のお話。娘ちゃんのしっかりぷりがまたたまりません(*´ч`*)
ひとつの親子に交わるそれぞれの気持ち、深く考えさせられます(*´ ｀)

エピソードタイトルの『譲歩の誕生日会』に納得です(笑)

主人公の娘、大人でカッコ良いです☆

子どもに親が育てられるって、よく聞きますが正にそれッ(笑)

別れたいのに、別れられないそこのアナタ！
読んでみて！！

フジツは「今日捨て」シリーズの人です。
今回はフジツの奥さん目線での物語。
奥さんにとってもフジツなのですね。
娘がいて、もう立派な女です。
いつか年貢を納める日がやってくるのでしょうか。
棺に収まる日が先にくるのか。
南無阿弥陀仏。

作者様の別作品のキャラ、藤津が登場します。
藤津の性格と4年に一度のテーマを合わせたのは見事ですー

　昔、明川哲也氏の『明川哲也の俺が聞いちゃる』という人生相談で『自分の出処進退の判断にまつわる責任に子供をかかわらせるな』という回答があった。
　むろん、本作と当該回答には一切関連はない。ただ、本作に登場するお嬢さんは非常にかしこい。
　詳細本作。