頑張るのって、何のため?

作者 物書き・K

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★★★ Excellent!!!

学校や塾など学ぶ場所は多く、本やネットもあって「知識」を増やせる機会は多い。
でもなかには漫画を読んで大切なことを教えてもらった人もいるのでは?―― 

漫画は登場人物たちと一緒に冒険を楽しむだけでなく、時には感動で涙し、落ちこんでいるときには気分を復活させてくれるなど、ココロに栄養を与えてくれます。

この小説を読んで、改めて日本の漫画はすごいと感動させられました。

★★★ Excellent!!!

とても読みやすく、分かりやすかったです。また、これだけあっさりした文章で4,000字(原稿用紙10枚分)も文字  (又はスペース?)を使うということにも驚きました。ここまであっさりした小説だと、初めて小説を読む人にも読みやすいと思います              (導入に最適な分量だと思います)。ありがとうございました。

★★★ Excellent!!!

思わずうるうるっと……

自分も中学の時ですが剣道をやっていて、サボり魔ですから小学校からまったく芽が出なかったのに中3から急に調子がよくなり、最後の夏の大会は顧問も期待してくれていました。なのに急性難聴で入院して夏はおわり。
その後練習試合で強豪校の主将を倒したりすることがあっても、何の意味があるのかわからない、ふわふわとした虚しさがあって……

ましてや今、インターハイが、しかも流行病で中止となったら“胸に穴が空く”では済まない痛みがあるはずです。そんな彼らに、しっかりと向き合って次の目標、もっと言えば人生の目標を示す顧問。
教育者の鏡です。

創作物はしばしば現実からの逃避先であるように言われます。しかしながら、この作品の顧問は現実の未来へと繋がる道筋を創作物から示しました。それはちょうどこの作品自体がそうであるように。

今の混乱した世の中で、傷付いた子ども達に必要な物語だと思いました。この顧問こそ亀仙人そのものであるのかもしれません。黄金の価値に気付ける人もまた黄金と同じような値打ちがありますよね。そんな物語を書ける人もまた然りです。

長くなってしまいすみません。素敵なお話をありがとうございました。

★★★ Excellent!!!

短い中にもギュッとメッセージがつまっている。
渦中の運動部のみんな、いや文化部も、目標を見失っているかもしれない。そんな人達に何を言っても、気休めにもならない。けど、こんな世の中だけど、未来のために今できることを。乗りきった先の、未来のために。