詩一

暇だから適当に書くよと言う意味です。 なるべくライトに、口語体なんかも含めて、考えを書いて行きます。

「お疲れ」 「え？」 　ジュースを差し出すと、一瞬キョトンとした顔をしてから、パッと目を輝かせた。 「やさしいじゃん！　ありがとな！」 　バイトをすることも彼が選んだことだから、…

かつて砂上の戦神と謳われた無限の紡流を持つ男、イクサ。 彼が戦いの場から離れて６年。 商人として平穏な日々を送っていた。 しかし特異な能力を持つ少女、リェリィとの出会いが、彼を再…

以下の星歌が出来上がるに至るまでのプロセスが描かれた作品となります。 え？　星歌ってなにって？ これだから“笑って食事する者”は……。 SDGs！！ Kyse on kestä…

エンターキーの連続だった。 琴寺想（ことでらそう）は、芽立里璃愛（めりつりりあ）が描いたデジタルアートに目を奪われ、心を掴まれた。 誰の目にも同じように映る究極の二次元。全方位…

勇者パーティのあまりの強さに自分の存在意義を感じられなくなったヤキトは自ら戦力外通告をし、パーティを抜けた。 “強火の魔術師”と言われたヤキトは得意の炎の魔法を生かして焼鳥屋を始…

第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト短歌の部に参加させていただきました。

第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト俳句の部に応募させていただきました。

不況の影響で閉業することになった会社を辞め、再就職をすることになった僕。同時に転居も余儀なくされ、わずかな時間の中で物件を探していく。“さくら通り”という桜の名所に惹かれ、近くの…

あらゆるものから色彩を奪う『色彩監極（カラフルヘブン）』を持ち、温室で無色透明の植物に囲まれて過ごす少女——ヒミ。 移動したい場所までの距離を奪う『硝子監束（ガラスチェック）』を…

最初はただ埃を集めていただけ。けれどこの部屋にはチリトリがなく、気付けば埃の山が築かれてしまっていた。その埃の山が原因で部屋の住人たちは病気になってしまう。解決策のないまま、緩慢…

アコライト・ロック・イン・ザ・ハウスの主人公の多利末睦歩（たりすえむつぶ）が殴り書いた、詩のような詞のようなもの。

地震、火災、洪水、疫病などのあらゆる災害に一度も遭ったことのない村がある。 ジャーナリストの木田宮(きたみや)は、そのネタが真実かどうかを確かめるために、車を走らせてその村に向か…

夏ピッタリという理由だけで告白されてしまった夏志。 初対面なのにグイグイ距離を縮められるが、それでも悪い気はしなかった。 今までの自分の恋愛観をひっくり返してくる舞季の破天荒な恋…

　わたしは酸化している。 　自分が酸化しているだなんて、恥ずかしくて誰にも言えなかった。 　家族も、友達の誰だって酸化していない。担任の教師だって、部活動のコーチだって酸化してい…

３年前に死んだはずの綾条あやのが目の前に現れて転生を勧めてきた。 え、いや、「死ね」ってこと？ でもどうやら彼女は俺に恩を感じていて、その恩返しをしたいだけらしい。 一度死んだ彼…

ゴミ箱生まれの少女は、その出自から蔑まされて生きて来た。 努力しても報われず、同じ立場の人間からは努力を嫉妬され、行き場もなく這いまわるような生活。 そんな中でお互いを認め合える…

音符が漂う海の上には、白と黒の鍵盤が並んでいた。 透明な青と濁った青が交わる線まで、鍵盤は続いている。この上を走って行ったら、どこに辿り着けるのだろう。 海の上にピアノの鍵盤が…

これは、親子間の愛情や子育てや介護などを否定するものではありません。 本作品に書かれていることはすべて私自身の価値観です。誰かにこの価値観を強要したいわけではありません。 ご理解…

わたしはブルージュで出会った風景に心を惹かれた。そして写真を撮った。 その写真とまったく同じ絵葉書が、なぜかお土産屋さんで売っていた。 衝動買いして買った絵葉書を、いろんな人に向…

初心者が俳句を上げていくコーナーです。 細かいルールなど、分からないところがありますので、指摘等ありましたら、是非ともよろしくお願いします。 一句ごとに自分が句に込めた情景を説明…

　暴けば世界を覆すことができると言われている概念体(がいねんたい)——“世界の隠し事”。それは“運命を定める七人の魔女(アヌンナキ)”たちによって守られていた。人間には過ぎたもの…

詩です。

しょげた夏草。ふくらかな芒。倦怠感を放つオレンジにくたびれた線路。それと輝くTシャツ。 太陽が停止線を越えてから、僕らがするべきこと。 【テーマソング(願望)】 『夏を待ってい…

湯納円治（ゆのうえんじ）は、恋人の梨水利千佳（なしみずりちか）との結婚を許してもらうために、彼女の実家を訪れた。しかしそこで遭遇した彼女の母は、想像を絶するほどのクズだった。 愛…

500文字程度のショートショートです。

『コバルト短編小説新人賞』【もう一歩の作品】 超巨大ショベルカーが街に出現して穴を掘り始めたのは今から24年前のこと。俺——士陶竜樹（しとうたつき）が生まれる10年も前のことら…

四つの花壇があった。それぞれの所有者は蒔かれた種を育てなければいけなかった。 きれいな花を咲かせたい。願いはただそれだけだったはずなのに……。

【問１】買い物【引き算】 　太郎くんはお母さんから１５００円手渡され、おつかいを頼まれました。 　八百屋で１２８０円分の野菜を買ってお釣りをもらおうとすると八百屋のおじさんに 「…

僕が愛を放てば、受け止めてくれる人だ。 僕の愛の形を、この世で唯一知っている人だ。 だけれど僕らは、セックスをしたこともキスをしたことも、どころか手を繋いだことすらない。 はたか…

これはね、アタシ『直喩ちゃん』が『暗喩ちゃん』とエッチなことをしまくる百合百合な物語なんだよー！　えへへへ。うへへへ。ぐへへへへへへへ。 ……えー？　めっちゃ嘘っぽい？　そうかな…

「死にたい」と言う彼女の、心の中をのぞくことはできない。それでも僕は日々の言葉を受け止めて行く。

『コバルト短編小説新人賞』【もう一歩の作品】 「三桜公園にヘッドフォンのお化けが出るって知ってる？」 　昼休み。バスケットのリングにボールをポスッと入れながら仁一（じんいち）は…

キャラ、ストーリーを廃して書いてみました。1700文字と短いです。

リバウンドの天才が、ボクシング界に嵐を巻き起こす……！！

『コバルト短編小説新人賞』【もう一歩の作品】 帰って来た恋人の良菜（らな）は雨に打たれてぺしょぺしょになっていた。粉雪のようだったはずの肌が、今は牛乳寒天のようなぷるぷるさで。…

スレジは、効率化よりも人のことを忘れないことを選んだ。だからなのか、それとも先天的なのかは自分自身でもわからないが、スレジは思い出すことの天才だった。そうして彼は記憶屋になったの…

「わたしたちがこんなにもくるしいのは、だれかのせいにちがいない」 「ぼくもそうおもう。きっとそいつはおにだよ」 鯱九度レイ（しゃちくどれい）ちゃんと郎朗カイゴ（ろうろうかいご）く…

『コバルト短編小説新人賞』【もう一歩の作品】 エイトビートの雨が降る。 鈍色の雲から漏れ出した粒が、教室の窓を——ポツン、——ポツン、——ポ、ポツンと叩いている。そう言う時分だ…

魔王を倒してからこのかた。人々は安全安心の生活を手に入れていた。しかしそんなとき、私も魔王を倒しましたと言う勇者が現れて——本日までに現れたその勇者の数、なんと518人……！

『コバルト短編小説新人賞』【もう一歩の作品】 家庭教師として招かれたのに、彼には勉強ではなく小説の書き方を教え、ただ愚痴を零し続けただけだった。だと言うのに彼はまったく恨みもし…

左手に持ったペットボトルくらいの大きさの赤ちゃんは、顔に点で支えるベッドの中身みたいに凹凸はあるんだけれど、それでも表情を読み取れないほどに細い目をしている 右手に持ったスティ…

幼い頃から気付けば藪の中に居た。 安住の地、閉鎖空間、秘密基地。 なにかから逃げるように行き着いたその場所は、いつからか彼女を待つための場所になっていた。もうそこに、彼女は居ない…

文房具屋でそれとわからないままに買ってきた日記。バカな買い物をしたなあと思いながらも、日記をつけ始めた僕。淡々と日常を記していくのだが、ためしに書き始めた【未来日記】が日常を歪め…

カクコン2020でレビューを付けた作品をまとめていきます。 レビュー内容と作品URLを貼らせて頂きます。 これが導線になり、私の推し作品が多くの人の目に触れますように！ もしも…

カクヨムWeb小説短編賞2020 特別賞受賞作 https://kakuyomu.jp/contests/kakuyomu_web_short_2020 柚笠輝斗（ゆかさてると…

ときを止めたい少年は、時計を冷凍庫に入れた。 母は「時間は凍らないのよ」と言った。 それまでにもいろいろ試したけれど、時間を止めることは叶わなかった。

自作の検索ページです。 長さ、ジャンルなどで分けたりしていきたいと思います。

　私は梟である。名前は、ない方が自由に羽ばたけるだろうと瞳の魔女が言っていた。 　瞳の魔女の家からほど近い木に私は止まっている。出窓に置かれた花瓶越しに、宵色のローブに踝まで包ま…