ゴミ箱生まれのムカデ少女

作者 詩一

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★★★ Excellent!!!

ゴミ箱出身。それだけで切り捨てられる世界。
どれだけ努力を重ねても、自分ではどうする事もできない要素で差別されて生き方を選べない屈辱、やるせなさ、まさに地獄。
要所、要所で現れるムカデの存在感……。
主人公の歩む道はどうなるのか、ぜひご一読ください。色んな問題について考えさせられて、ぞわっとします。

★★★ Excellent!!!

極端な話をした方がわかりやすいのでそういう話をします

わたしが死なずに生きているということは
ほかの誰かが死んでいるということです

それが戦争で亡くなった方なのか

災害で亡くなった方なのか

犯罪で亡くなった方なのか

いじめで自殺した子なのか

逆に言うと

いじめをしている子はどこか遠くの自殺したその子を殺して生きているも同然

生ける屍

お勧めいたします

お読みください

★★★ Excellent!!!

血の滲む努力をしても自らの生まれを覆すことはできず、生まれたときから恵まれた者と持たざる者にわかれる世界はあまりに理不尽。人間としての服の下に、血の呪いと社会への憎悪を餌にしたムカデを飼っている人は多くいるでしょう。
だとしても、醜いムカデを留めておけなければどうなるか?
これは理不尽な世界で生かされる者たちへの、理不尽な戒めとなる物語です。