「連作短編小説」を含む小説

水乃戸亜以は今日も双子姉妹――姉の吾子嗣ミキミキとその妹吾子嗣ミキと机を並べてお昼ごはんを食べていた。花咲かすのは小説談義。小説家を目指す亜以はいつも二人に意見を求む。が、話はだ…

※この作品は『連理の契りを君と知る』episode4「思いは時を越えて」(https://kakuyomu.jp/works/1177354054891994443）の続きにあた…

これはアイドルグループ「虹のコンキスタドール」のメンバーを題材にした夢小説です。 全ては妄想で、事実とは異なります。全てがフィクションです。 「はてなインターネット文学賞」のため…

科学技術が異様発達したフラスコ・シティで活動する人探し専門の探偵、『犬面』。 全身義体の彼は、ある日脳を奪われた男からの「盗まれた自分の脳を取り戻して欲しい」という依頼を受ける。…

　とある小さな村の片隅に、サラ＝メルティアは暮らしていた。 　魔法の師であり、命の恩人でもあるアリア＝イースター。二人はこの世界で忌み嫌われた魔法使いである。 　戦争の終結とと…

人が孤独に死んでいくとき、その人の元に現れると噂される存在、「看取り手」 14歳の少女ハレイナは、その看取り手として多くの死に出会ってきました。花畑を目指す女性、剣を極めた…

１時間で書き上げるワンドロ短編集です。 2021年3月分。 基本的に一話完結で、登場人物は共通縛りです。 折野　祭人＜おれの・さいと＞――主人公 愛取　姫子＜あいどる・ひめこ…

交差点沿いのカフェ。窓際の席にオトコが座って居る。 オトコは交差点をずっと眺めている。

江戸、深川にある『貸本屋』があった。 貸本屋とはその名の通り本を貸す商売だ。本が高価な江戸時代では、本を貸すだけで商売になったのだ。 だがこの物語に出てくる『貸本屋』の主人は『愛…

You can get anything from socks to fairy's scales. (靴下から妖精の鱗粉まで何でも揃います) と不思議な看板を提げた雑貨店。ひょ…

　母を亡くした文也は日常が嫌いだった。ふとした時の美味しくないお茶。やかましい忘れ物チェック。少し前までは煩わしく感じていた日常が、失われて初めて素敵な物だったのだと気づいた。 …

表情から感情の一切が消え失せた売れない戯作者――佐倉（さくら） 雀の羽根のような色合いのフワフワの髪を持った少年――すずめ丸 そんな二人の長屋にやって来たのは、長雨が妹のせいか…

ほんの少しのズレで、見えるものも感じるものも今の状態も違う。 人生って、そんなものだと思うんです。

若者から老人まで、たくさんの人が行き交う渋谷の街。この街では昔からある噂話が消えることなく伝わっています。 悩みを持った人しか辿り着けない喫茶店があると。 多くの人がその店に行こ…

ここではないけど、ここに近いどこかでのお話 基本的にツイッターに投稿したものをもとにいろいろ書き足してたものをまとめたものです。 お話が1つの流れではなく、断片的に記述された中…

高校一年生の鳥谷映子は同級生から「間接的に」、真っ赤な格好をしたあやしいおじさんの写真を十枚撮れば恋の願いが叶うと言う都市伝説を聞かされた。 映子はサッカー部のあこがれの先輩を…

※この作品は『連理の契りを君と知る』episode3「夏の手紙」(https://kakuyomu.jp/works/1177354054891994425）の続きにあたるお話で…

台風が過ぎ去った朝、お役者目明しと異名をとる泪橋の浮多郎は、思い川に身投げした少女を救った。 少女を探して浮多郎の家へやってきた母親は、お礼をいうどころか、目明しだから人助けは当…

作詞家志望の僕・石見は、高校生になって理想のボーカル・灰田と巡り会う。しかし灰田は石見のポートフォリオを「薄っぺらい」と一蹴し――！？ 夫に逃げられた酔っ払い、元・小説家、シニア…

方々を渡り歩き、張るべき根を失った青年が作り出す、これは心象の風景である。