概要
全身義体の探偵『犬面』の活躍を描くサイバーパンクアクション連作短編小説
科学技術が異様発達したフラスコ・シティで活動する人探し専門の探偵、『犬面』。
全身義体の彼は、ある日脳を奪われた男からの「盗まれた自分の脳を取り戻して欲しい」という依頼を受ける。
それを皮切りに彼には奇妙な依頼ばかりが舞い込むようになるが……
サイバーパンクアクション連作短編小説
不定期更新です。
全身義体の彼は、ある日脳を奪われた男からの「盗まれた自分の脳を取り戻して欲しい」という依頼を受ける。
それを皮切りに彼には奇妙な依頼ばかりが舞い込むようになるが……
サイバーパンクアクション連作短編小説
不定期更新です。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!拡張された人体の、その先
もはやサイバーパンクが未来を見通す幻視でなくなってから、どれほどの時間が経ったのか。
犬面(ドッグフェイス)と自称する本名不明のサイボーグの探偵が主人公の短編集。ある種の懐古と言うべきか、技術への不安と期待がたしかにかつて存在した時代を思い起こさせる作風。
ルビを多用した乾いた文体はいかにもサイバーパンク。
古式ゆかしい回転式拳銃を相棒に、一見してハードボイルド・ミステリに登場しそうな気配すら漂わせる主人公・犬面。彼が暮らす人工の灯りがあまねく照らす都市。
しかしそこに息衝く人々は、サイバネティクス技術により機械化され意識的にも肉体的にも拡張された人体を持ちながらも、どうしようもないほ…続きを読む