第5話 透明犬を探せ!

 俺は犬面ドッグフェイス。追跡用の拡張体サイバネ電脳鼻口部サイバー・マズルを駆使して人探しをするのが俺の仕事だ。だが今回は特別に飼い犬の捜索依頼を受けた。依頼人の熱意に折れたのだ。彼の名前はウィリアム・マクスウェル。自分の留守中に愛犬をさらわれたのだという。他人にとってはただの犬でも本人にとっては大切な家族だ。俺は、まず盗難現場の調査をするため依頼人の住んでいる高層集合住宅コナプトを訪れていた。


「956号室……ここだな」

 依頼人であるウィリアムの自室の前に着いた俺は、玄関の呼び鈴を鳴らした。

「どなたでしょう?」

 ブザー音の後、しばらくしてインターホン越しに答えたのは女性の声だった。依頼人は男性のはずだったが。

「犬面探偵事務所の犬面ドッグフェイスです。ウィリアム・マクスウェルさんはいらっしゃいますか?ご依頼の件で来ました」

「今彼は病院に行っていて……あっ、私は彼の婚約者のカレンといいます」

 病院?この時間を指定したのはウィリアムだったはずだ。急病だろうか?

「それで、依頼と言うのはもしかして犬のことですか?」

 カレンはいった。そういえば、ウィリアムは同居人が居るとメールで言っていた。彼女の事だろう。彼女にも話が通っているのならば問題なく依頼を進めることができるだろう。

「はい、飼い犬の盗難に遭われたということで、その捜索を依頼されたのですが」

「やっぱりそうですか……あの、私たちは犬の盗難には遭っていないんです」

 カレンは申し訳なさそうな声でいった。

「どういうことですか?」

 思わず聞き返してしまう。嫌な予感がしてきた。

「実は、彼が盗難されたと言っていた犬は彼の……なんというかただの妄想なんです。彼は以前から『透明犬愛好家倶楽部インビシブルドッグラバーズ・クラブ』という会に所属してまして、そこは想像上の犬を愛でる団体らしいんです。おかしいですよね?私も以前から奇妙だとは思っていましたが、彼の趣味の事ですから受け入れていました。ですが、先日急に『犬が居なくなった。盗まれたんだ』と騒ぎだしまして……」

「もしかして、それで病院に?」

「はい、何度その犬は実在しなかったのだと言ってもきかなくて……なにか重大な病気の症状としての精神疾患かもしれませんから。数日、検査入院を」

 依頼人が正気でないことはしばしばあることだ。実際、何度か架空の人物を捜索するように言われ、酷い目を見たこともある。

「わざわざ来ていただいてすみませんでした。私が依頼料も後ほど全額お支払い致しますから、お引き取り下さい」

 いや、それは悪い――と言おうとしたが、修理し終わったばかりの愛車のことを思い出した。また、故障するようなことがないとも限らない。蓄えは必要だ。

「……わかりました。失礼いたします」

 頭を下げ、その場を立ち去った。


 屋上駐車場に戻り、駐車してあった自分の浮遊自動車ホバー・カーに乗った。やっと修理し終えた愛車である。広告アドタクシーから解放された今、手を入れていない運転席のシートですら前よりも快適に思える。

 しかし、今回は全くとんだ無駄足を踏まされたものだ。いや、依頼料は振り込まれるらしいので一応得をしたのか。

 ウィリアムとのメールでのやり取りに不自然さはなかった。確かに、彼の言葉は大切な家族をさらわれた人間の真摯さと混乱があった。だが、もし空想のものだったとしても、愛犬を失ったとなれば、実際に本人にとって真に迫った体験になるのかもしれない。しかし、そう考えると――

 『透明犬愛好家倶楽部インビシブルドッグラバーズ・クラブ』本部の住所を検索し、浮遊自動車ホバー・カーの行先指定へと打ち込んだ。もうどうせ金は振り込まれることになっているのだ。自分の納得のために少し調べものをしても損ではないだろう。

 行先を指示された浮遊自動車ホバー・カーは、ゆっくりと浮かび上がり高層集合住宅コナプト群の谷間へと飛びたった。


「あっ、よくいらっしゃいましたね!犬面ドッグフェイスさん。もうすぐ、会長がいらっしゃいますから」

 『透明犬愛好家倶楽部インビシブルドッグラバーズ・クラブ』の本部があるという貸しオフィスの一室の呼び鈴を鳴らすと、紫のスーツを着た長身の男が扉を開けるなり、まくし立ててきた。

「ああ、どうも」

 いきなりの熱烈な歓迎に面食らってしまう。あらかじめ、電話でアポをとっておいたとはいえ、こちらが犬面ドッグフェイスと確信して話しかけてくるとは。あまり来客はないのかもしれない。いや、顔で判断したのかもしれない。

「失礼します」

 ハンチング帽を脱ぎ、とりあえず促されるままに室内に入ると、受付と思われるカウンターが目に入った。今のところ、カウンターの内部に人は居ないようだった。

 カウンターの上部にはカラフルなボードがぶら下がっていた。そのボードには『透明犬愛好家倶楽部インビシブルドッグラバーズ・クラブへようこそ』と手書きで書いてある。

 さらに、壁には『犬に優しく』『犬のしあわせ第一』『人生より犬生』といった言葉が描かれているワイヤークラフトが心狭しと飾られている。標語だろうか?

「そこに座ってください。飲み物は何にいたします?コーヒー?紅茶?コーラもありますよ」

 紫スーツの男がカウンターの向かいの壁に沿って並べて置いているパイプ椅子を指差した。

「あのすみません。あなたは……?」

「ああ!申し遅れました。わたくし、透明犬愛好家倶楽部インビシブルドッグラバーズ・クラブの広報担当クリストファー・ヴァイオレットと申します。お気軽にクリスとお呼びください」

 クリスは深々と頭を下げていった。

「私は犬面探偵事務所の犬面ドッグフェイスです。どうも。取材のご協力に感謝いたします」

 俺が右手を差し出すと、クリスは握手に応じた。

「いえいえ!一人でも多くの方に我々の活動について知っていただくのが、わたくしの使命ですから。今日は透明犬愛好家倶楽部インビシブルドッグラバーズ・クラブの活動内容について知りたいとのことでしたね?」

「はい、想像上の犬を愛でるという活動を行っているとか……」

「ええ。ですが厳密にいえばそういった活動は――」

「我々が掲げる犬の保護活動の一端に過ぎないのです」

 知らない男の声だ。俺とクリスは声の方向に振り返った。声の主は黒いスーツを着ている恰幅の良い大男だった。

「会長!犬面ドッグフェイスさん、こちらが透明犬愛好家倶楽部インビシブルドッグラバーズ・クラブ会長の――」

「イヌカイ・コテツです。よろしく。イヌカイと呼んでください」

 そういうとイヌカイが右手を差し出した。

「犬面探偵事務所の犬面ドッグフェイスです。どうも」

 力強い握手だ。だがイヌカイの視線が……少し奇妙であることに気がついた。こちらを見ているようで見ていない。こちらの背後の空間を見ているようだった。

犬面ドッグフェイスさん会えて光栄です。お噂はかねがね」

「私のことを知っているんですか?」

「ええ、犬のような拡張体サイバネを持った犬探しの得意な探偵が居ると、犬好き界隈では有名ですよ」

 道理で時折、犬探しの依頼がくる訳だ。どうせなら人探しの腕の良さで有名になりたかったが……まあ良い。

犬面ドッグフェイスさん、さっそく会長と一緒に、実際の活動を見てみながら我々の説明したいのですが……どうですか」

 クリスがいった。

「ぜひお願いします」

「ではこちらへ」


 クリスに従い、カウンター横の通路を通ると、パステルカラーのジョイントマットが床一面に敷き詰められた小部屋があった。子ども部屋のようにも見える。そこでは何人かの男女が床に座り込んで、何かに熱中しているようだった。

「彼らは一体何を?」

「彼らの透明犬と遊んでいるのです」

 クリスはいった。よく見ると、彼らは虚空を撫でまわしたり、小さなボールをひたすら壁に投げつけたりしているのがわかる。

「正気でない様に見えるでしょう?しかし、これは犬のしあわせを第一に考えた結果なのです」

 確かに虚空を見つめ、笑みを浮かべる彼らは正気には見えない。しかし、犬のしあわせを考えた結果というのはどういうことなのだろう?

犬面ドッグフェイスさん、失礼ですがご家族と一緒にお住まいですか?」

「いいえ?」

「なるほど、あなたは犬を飼ったことはありますか?」

 イヌカイは後ろ手に腕を組んでいった。

「はい、幼いころに一度」

「名前をお聞きしても?」

「ハンナでした」

「では、犬がどれほど私たちをしあわせにするのかはわかりますね?」

「ええまあ、はい」

「その分、あなたはハンナをしあわせにできたと思いますか?」

 イヌカイは僅かに体を前に傾け、こちらの顔を覗き込んできた。

 あいつはしあわせだっただろうか?耳をピンと立て、丸まった尻尾を引き千切らんばかりの勢いで振るハンナの姿が思い浮かぶ。だがそれは……わからない。ハンナ自身に聞いてみなくては。

「犬は私たちを必ずしあわせにしますが、私たちは必ずしも犬をしあわせにしません。家族の関係、経済状況、様々な理由で。無責任な犬の飼育は許されることではありません。犬をしあわせにできないのならば、犬を飼うべきではない。それが最低限の責任です。ですが、犬をしあわせにする能力を持たずとも、人生に犬が必要な人は居ます。彼らや私のようにね」

 イヌカイは少し寂しそうな顔でそういい、クリスは深く頷いた。

「そのために、会長は『透明犬』という存在を考え、透明犬愛好家倶楽部インビシブルドッグラバーズ・クラブを設立しなさったのです。『透明犬』とはその名の通り他人の目に見えざる犬です。催眠療法や自己暗示、微量の投薬を用いることで、自分だけに見える犬の幻覚を生じさせます。我々は希望者が自らの『透明犬』が得られるように協力しているという訳です。実際、『透明犬』が見えるようになるまで平均1ヶ月ほどかかりますが、犬型ロボットや立体映像ホログラムを用いるよりずっと経済的です」

 クリスはいった。

「なるほど……」

 方法は控えめに言って一般的ではないが、犬を飼いたいが経済的にも犬を飼えない人々には需要があるのだろう。

「確かに周りからは狂気的に見えるでしょうね。幻覚を見てるわけですから。ですが――」

 イヌカイは中空を見た。その時、不意に俺は気付いてしまった。

「犬のしあわせを考えたら、私たちの正気なんてどうでもいいことじゃあないですか」

 イヌカイがずっと見ていたのは、俺やクリスではなく、空中を駆け回る彼の透明犬だったことに。


 その後、会費を用いた捨て犬の保護活動や里親探しの活動について聞き、クリスによる「透明犬愛好家倶楽部インビシブルドッグラバーズ・クラブ」への誘いをやんわりと断りつつ、本題を切り出した。

「一つお聞きしたいのですが。いいですか?」

「ええ、もちろん」

 イヌカイは答えた。

「ウィリアム・マクスウェルという方をご存知ですか?ここの会員だと聞いたのですが」

「会員については情報秘匿義務がありますから。言えませんが――」

 確かにそうだろう。まあ、いい。彼の状態をイヌカイに伝えれば、何かいい対処法を考えてくれるかもしれない。

「彼はここの会員ではありませんね」

「なんですって!?」

「全会員は53名ですからね。全員の名前と顔は覚えているんですよ」

 イヌカイは自信ありげにいった。


 イヌカイとクリスに別れを告げたあと、透明犬愛好家倶楽部インビシブルドッグラバーズ・クラブのあるオフィスビルの屋上駐車場へ戻り、駐車してあった自分の浮遊自動車ホバー・カーに乗った。

 ウィリアム・マクスウェルは透明犬愛好家倶楽部インビシブルドッグラバーズ・クラブの会員ではなかった。それはつまり―――

 浮遊自動車ホバー・カーの端末を使い、電話をかけた。

九脳ナイン・ブレイン調べて欲しい事があるんだが……」


「956号室……よし」

 俺は部屋の玄関の前で大切なキャリーバックを肩にかけなおし、部屋番号を確認した。間違いなく依頼人であるウィリアムの自室だ。九脳ナイン・ブレインによると、ウィリアムは昨日退院し、自室に居るのだという。俺は玄関の呼び鈴を鳴らした。

「どなたですか?」

 ブザー音の後、しばらくしてインターホン越しに答えたのは男性の声だった。

「犬面探偵事務所の犬面ドッグフェイスです。ウィリアム・マクスウェルさんですか?ご依頼の件で来ました」

「はい、僕がウィリアム・マクスウェルです。犬面ドッグフェイスさん、この前はすみません。その、取り乱して。依頼もキャンセルしてしまって」

「いや良いんですよ。その件でご相談が。家に入れていただけませんか」

 しばらくすると、玄関の扉が開いた。部屋の中から細身の青年が顔を出した。

「入って下さい。ちょうど良かった。僕も謝罪がしたいと思ってたんですよ」

「失礼します」

 ウィリアムに招かれるままに956号室の中に入り、客間に通された。部屋は中々に広い。ウィリアムが製薬会社の研究員であり、経済的にも裕福であるという情報は間違っていなさそうだった。そして、電脳鼻口部サイバー・マズルを起動させると、やはり強力な消臭剤の臭いと家具に染みついた微かな犬の臭いがした。

「座って下さい」

 ハンチング帽を脱いだ後、ウィリアムに促されてソファに座った。ウィリアムは向かいのソファに座り、彼と対面する形となった。彼との間にあるガラステーブルは良く磨かれていた。

「今、カレンは買い物に行っていまして。この前来た時は彼女と話したんですよね?」

「ええ、そうです。ウィリアムさん、あなたはこの前まで入院されていたとか。調子はいかがですか?」

「ええ、大したことはありませんでした。医者によると過労による一時的な混乱だと。今は仕事を休んでいます。自分でも笑ってしまいますよ。居もしない犬をさらわれたなんて思うなんて」

 ウィリアムは力なく微笑んだ。

「でも……今でもマックス、いやその犬の感触を、臭いを覚えているんです。存在しなかったなんて、とても信じられない」

 ウィリアムの頬を涙が伝い、ガラステーブルの天板に落ちた。

「その話なんですが……マックスというのは彼のことでは?」

 俺は横においていた犬用キャリーバックから一匹のマルチーズ犬をとりだし、その脇と尻を支えてウィリアムに差し出した。

「マックス!」

 ウィリアムは電光石火の速さでマックスに手を伸ばし、受け取った。ウィリアムに抱かれたマックスは、ウィリアムの顔を削り取るような勢いで舐め始めた。

「なぜ、あなたが。何があったんです?」

「端的に言うとあなたの婚約者、カレンが売り飛ばしたマックスを探し出して、買い戻してきました。カレンから振り込まれた依頼料を使ってね」

 実を言うと、諸々の情報収集や、カレンがマックスを売り飛ばした業者を探すために九脳ナイン・ブレインに頼んだ分の費用を含むと大赤字なのだが言わない事にした。

「カレンが……一体なぜ」

「彼女は犬が嫌いなのでは?」

 俺が初めにカレンに違和感を感じたのは、犬という存在へのそっけなさだった。

「確かにカレンがマックスの世話をしたことはありませんが……」

「これ以上は憶測でしかないのですが……こうは考えられませんか?彼女はあなたと結婚するうえでマックスが邪魔であると考えた。だがあなたが自発的にマックスを手放すことは無いと知っていた。だからマックスを『消す』ことにした。マックスを売り払い、あなたが居ない間にマックスが居た痕跡を全て消し、マックスはあなたの妄想だったと思い込むように誘導した」

「それだけのためにこんな大がかりなことを?だって、僕が会社に行っている間に、マックスの犬小屋やおもちゃ、写真一枚に至るまで跡形もなくなっていたんですよ?確かに僕はめったに他人を家にはあげませんから、直接マックスを見た人は僕とカレンだけです。偽装は可能かもしれません。実際、僕も騙されかけていました。でも、最初から居なかったように見せかけるなんて……マックスをこっそり殺すとか。他にも方法はあったのでは?」

「確かにそうですね。ですが彼女はあなたを必要以上に傷つけたくなかったのかもしれません。マックスが死んだり、居なくなったりすれば、あなたは深く傷つく。だから初めから居なかったことにしたかったのかも」

「なぜそこまでして……」

「ここまでしてもマックスを直接傷つけることはなかったのは、それが彼女なりの……あなたへの愛だったのかもしれません」

 俯いたウィリアムの顔をマックスはまだ舐め続けていた。

「どちらにせよ、彼女とよく話し合うことですね。」

「……マックスを連れ戻していただいてありがとうございました。犬面ドッグフェイスさん、依頼料はまたお支払いします」

「いえ、結構。もういただいていますから」

 ハンチング帽を被りなおし、俺は立ち上がった。

「マックスをお大事に。犬は決して主人を裏切りません。では、失礼」

 ハンチング帽を抑えて軽く会釈し、俺は956号室を後にした。


「ただいま」

 自室の玄関を開け、玄関のハンガーラックへ防弾トレンチコートとハンチング帽を掛けて客間に置いてあるソファに座った。天井を見上げるといつもと変わらない染みだらけの壁紙がそこにはあった。机に置いてある空の合成ウイスキーの瓶をちらりと見る。

「もう一回依頼料受け取っとけばよかったかな」

 独り言は染みだらけの壁紙に吸われて誰にも届かない。カッコつけて損をするのは俺のサガだ。いまさら変えられないし、変えるつもりもない。ウィリアムは大切な家族を取り戻せたのだ。それで十分だろう。婚約者のカレンとは別れることになるかもしれないが。人生、そういうものだ。

 まあ、ライラが多めに送ってきた依頼料がまだ残っているからしばらくは問題ない。愛車も戻ってきた。方々へのツケは残っているが。


 なんとなく携帯端末を確認した。すると1件のメールが届いていた。

「また新しい依頼だ!もうしばらく犬はいいが……」

 やや疑心暗鬼になりつつ、メールの文面を確認した。

「ふむ、誘拐された娘の捜索?これだ」

 もしかしたら、最近の依頼の達成によって名が上がったのかもしれない。仕事は真面目に続けているものだ。久々にまともでハードな仕事になるかもしれない。そんな予感がする。気を引き締め、興奮を抑えつつ、もっと詳しい情報を求める文面のメールを打った。

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