「資料館」を含む小説

神奈川県の夜墨と呼ばれる地域では、過去に多数の行方不明者が出ていた。 依頼を受けて、行方不明となった女子大生を探す横浜の探偵の白木庸一。夜墨に浸透する山岳信仰に興味を抱いた、民俗…

北の文学一次選考に残していただいた作品。地元に残った逸話と神楽を組み合わせ、舞台化の脚本を意識して作成しました。巫女浮舟は噴火を鎮められるか……山光院、そして亀九郎が隠していた秘…

仕事に不満を持つ美晴は、気分転換のための旅行で紅花資料館を訪れた。真冬にもかかわらず、ガラスハウスの中で鮮やかに咲く紅花。紅花を通じて出会った青年・爽太が、美晴の疲れた心を温めて…

読書嫌いにも、通じるものがある。

あらすじ・ネタバレ注意 アリスは旧市街の「書籍文化資料館」で、不思議の国のアリスの展示を見つける。その後、資料館内から「探して」という謎のメッセージとともに、仮想世界へ転移して…

田口諭吉は世界を構築するのに悩んでいた。自分の世界はいつも空想のなかにあった。例えばそれを毎晩かかさずに日記に記す少女のように、言葉として記録に残すこともなければ、記憶を忘れて前…

幻想歴史資料館に眠る未編纂の文献資料の数々――その物語が嘘か真か、誰がいつ書いたのかも分からない。しかし歴史を紐解くヒントがそこにある！？ 歴史ファンタジー作品群『噴煙シリーズ…

幕末の神奈川・横濵。 開国開港を求める黒船ペリー艦隊が二度目の来航を果たし、日本の鎖国は終わった。 見たこともない西洋の文化と、新しい時代の到来だ。 右往左往する横濵村の人々だっ…

風雲急を告ぐる都は嗚呼、名にし負うその平安より何と縁遠きことであろう。かたや祇園林の鴉、林真玄（はやしのさねはる）、こなた賀茂は糺の森の白鷺、津守正素（つもりのまさもと）……両者…

奇跡の力を使える天草四郎。しかし彼はそれを忍術だという事を知らなかった。 幕府の弾圧が厳しさを増すなか、戦う事を決めた天草四郎は数々の苦難にぶつかる。 仲間に助けられながら苦難を…

高名な映画コレクターの佐山義之氏が亡くなった。日比野恵の働く国立映画資料館の元にその一報が入ったのは、彼のコレクションを極秘に保全してほしいという依頼が死去当日に届いたから。彼の…

折しもテレビでは広島・Ｇ７サミットにウクライナ大統領

この小説は四国と沖縄以外の全ての都道府県を鉄道で巡る旅行記である。その地域の博物館や資料館などを訪れて鉄道に絡めて旅先を紹介したり、如何に金を使わずに旅行を堪能するかを記すのがこ…

布製品が素材として回収されることになった後、資源豊富な惑星が見つかって素材回収が終わった未来。 資料館には、回収の難を逃れた布製品が展示されていた。

小悪魔のアケミとむっつりのトシユキは見学旅行で訪れた資料館で展示品の生贄の台座を破壊してしまい異世界へ飛ばされる。 その異世界は童貞をこじらせたものは魔物を召喚する力を手にし、暴…

室町時代後期に成立したとされる異類婚姻（怪婚）譚「かざしの姫君（菊の精物語）」の現代語訳を試みます。テクストは新日本古典文学大系54『室町物語集 上』所収の「かざしの姫君」（市古…

中世文学の代表とも言える葉楽日本紀から、桃太郎伝を現代語訳した。現代においていわゆる「桃太郎」として知られる物語の原型であるで、細部においては異なっている。テキストはピケール版（…

本人の備忘録として近況ノートに書いてきた取材の記録、こちらにもまとめてみることにしてみました。 写真が貼れる近況ノートの方が相も変わらずメインですが、そのほかのお知らせなどを差し…