概要
たとひ菊の精なりとも、いまひとたび、言の葉をかはさせ給へ
室町時代後期に成立したとされる異類婚姻(怪婚)譚「かざしの姫君(菊の精物語)」の現代語訳を試みます。テクストは新日本古典文学大系54『室町物語集 上』所収の「かざしの姫君」(市古貞次校注、岩波書店、1989)を底本とし、一定度の潤色を施した私訳となります(本篇全五回)。
参考文献:
・「かざしの姫君」(萩野由之編『新編御伽草子 上』〔誠之堂書店、1901〕所収)
・「かざしの姫」(山崎麓校註『校註日本文學大系』第十九〔國民圖書株式會社、1925〕所収)
・「かざしの姫」(横山重/松本隆信編『室町時代物語大成』第三〔角川書店、1989〕所収、※慶應義塾図書館蔵本)
・「かざしのひめ」(横山重/松本隆信編『室町時代物語大成』補遺一〔角川書店、1989〕所収、※小野幸氏蔵本)
・須永朝彦訳「か
参考文献:
・「かざしの姫君」(萩野由之編『新編御伽草子 上』〔誠之堂書店、1901〕所収)
・「かざしの姫」(山崎麓校註『校註日本文學大系』第十九〔國民圖書株式會社、1925〕所収)
・「かざしの姫」(横山重/松本隆信編『室町時代物語大成』第三〔角川書店、1989〕所収、※慶應義塾図書館蔵本)
・「かざしのひめ」(横山重/松本隆信編『室町時代物語大成』補遺一〔角川書店、1989〕所収、※小野幸氏蔵本)
・須永朝彦訳「か