「被食」を含む小説

　学ランを着たカタツムリと、セーラー服を着たマイマイカブリが、毎日ベッドでお食事会しつつ大人になっていく。 　今年から中学生の僕、貝被　塗道は、登校中に熱中症で動けなくなった。…

高校三年生の鳴無旋(おとなしめぐる)は妹のリツと共に、中高大一貫の名門校『皇掠(こうりゃく)学園』にスカウトされ、転入する事となる。 『皇掠学園』がある人工島・顛至(てんし)島…

【８月３０日　１巻発売決定！】 俺は酒や食べ物が好きで少し不健康な三十歳男だった。 だがいきなり異世界に魂だけ召喚されて、吸血鬼の身体にいれられたのだ。 人の魂に吸血鬼の身体…

人間は、かつて、弱肉強食の自然界の中では、劣等種だった。 人間は、その高い知能と器用な手先を使って『科学』を生み出すことに成功した。 人間は、地球を支配した。 人間は、今、…

丸呑みが普通に娯楽として楽しまれている世界… だが、つらい現実もあった。 奉仕するのは女性の特権。 男は…見て楽しむんですよ。女が食われるところを… そんな社会に嫌気を差した主…

　時は数百年後、世界は突如現れたカニバリズム思想を唱えるカルト教団、『天虎』（てんこ）によって支配されていた。長きにわたる戦いの末、人類の大半が文明を忘れ、天虎という捕食者側と、…

【人体被食描写注意】身長2mの口裂け舌裂け男が、人間をバリバリ食べるお話です。 草森ゆきさん主催『死別ブロマンスを書いて欲しいリターンズ』に寄せて執筆しました。 ほぼ出落ちの性癖…

バイト先の吸血鬼の先輩と家飲みをした夜の話です。

　シンギュラリティを迎え飛躍的な文明の発展を遂げた直後の世界に、それは現れた。人々の絶対的な信頼を受けた文明の力も瞬く間に跳ね除けられて、人類はその住処を地下へ移す事を余儀無くさ…

海から現れ人を喰らう『人魚』に人類は地上を追われた。 それから数十年。 人類の避難先である地下都市で生まれ育ったヴィクトルは、都市の崩壊か逃れ、地上で人魚の少女と出会う。 「…

「世界の終わりなき混乱は、エースパイロット達によって救われました。まる。」これはそんな教科書の歴史から無視されるとても小さな戦争の傷跡…… とある異世界。 異界の門が開いた。二…

それはある日突然やってきた。 「私を召し上がってくださいませ、捕食者さま！！」 仕事から帰って来た俺を玄関で出迎えたのは、メルグという不思議な生命体だった。俺の推し声優と同じ声を…

式井戸夢衣(しきいどむい)はちょっと変わった女の子。 無意識に巨大化しちゃったり、人や物を縮小しちゃったり。 でも夢衣ちゃんは全く気付きません。 何故なら彼女は無意識なので…

わたし、望月小百合！高校1年生の女の子！ 身長153センチ、色白華奢体型の鍵っ子なの。 ちっぱいなのが悩みのタネ。 特技は色んなものを縮小・転移する事♪ みんなも小百合と…

男女が劇的な出会いを果たし、ゆくゆくは生殖行為に近いことをするであろう流れを作ればそれは少なくとも私の中で恋愛小説です。 そして、これは「想いが通じる五分前(恋愛)」のシーンを描…

※この作品はフィクションです。実在の人物・地名とは関係ありません。 学生時代にアルバイトしていた街のこと、働いていたスーパーのことを思い出しながら書きました。 「即興小説トレー…

仄暗さを孕んだボーイミーツガール小説。

異常な僕らが所属するここは、『普通部』だ。 部長の浮月さんは今日も過剰に包帯を巻いていた。 告白をすっぽかした僕は、自殺したはずの白地さんに襲われ、彼女がすでに人外の域に至ってい…

「浩文の世界がいちばんすき。いちばんおいしい」 「……ちはやは、ひどい」 生まれつき常人ならぬちからを持つ〈異形持ち〉は、生きた人間の「あるもの」を食べる。 〈異形持ち〉は思春期…

「わたしのことを食べて下さい」 　魔王が助けた――、いや、正確には食べる為に奪った筈の盲の少女は、眼前で堂々とそう告げた。 　被食者と捕食者の間に芽生えた奇妙な関係は、やがて魔…