概要
これはラブストーリーなんだ。誰がなんと言おうとラブストーリーなんだ。
男女が劇的な出会いを果たし、ゆくゆくは生殖行為に近いことをするであろう流れを作ればそれは少なくとも私の中で恋愛小説です。
そして、これは「想いが通じる五分前(恋愛)」のシーンを描いた短編でもあります。
なぜなら、吸血鬼は不死身なのでだいたい数年ぐらいが5分の換算になると考えられるからです。
そして、これは「想いが通じる五分前(恋愛)」のシーンを描いた短編でもあります。
なぜなら、吸血鬼は不死身なのでだいたい数年ぐらいが5分の換算になると考えられるからです。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!退廃的な美的センスが徹底されている
一言に「血」と言っても、血液型の他に、本作では病気を患った者の血液などに、味覚的変化はあるのかと問う。
その答えは置いておくにしても、素朴な質問だからこそ、案外、答えが思いつかないというケースは多いことに改めて気づかされる。
「吸血鬼になりたい」と考える心理症例は世界各国で見受けられ、わが国ではおとぎ話に過ぎない吸血行為は、異常とされる事には違いないが、現実に起きている。
吸血病(ヴァンパイアフィリア)というものもあるという。
現実離れした設定ではあるが、現実に存在し得る世界観なのが魅力的。
本作は、非常に洗練された「吸血鬼の美」を描いているため、とてもゴシック的で面白かった。